『 商い話 』カテゴリーの投稿一覧

No.178_News Topic:栃木のNEWS

News Topic 03 栃木のNEWS
~県南支部2月例会~

2025年2月19日(木)小山市の「ゆめまち」会場にて県南支部例会が開催された。今回のテーマは「服屋さんの社長たちは何をみているか」である。

同友会 専務理事でもある(株)共立 石網知進代表による独自資料による報告を頂いた。参加者は16名(*今回は県南支部メンバー以外にも多数の参加あり)。

服屋さんとは…現在国内でアパレル業界を引っ張る、売上上位3社(ユニクロ・しまむら・西松屋)の話。同じ業界に居ながら三者三様であり、その比較を掘り下げて頂いた。

「西松屋=赤ちゃん・子供服販売に特化 低価格帯路線。」、「しまむら=顧客重視・最先端流通システムの導入 国内展開。」、「ユニクロ=服・常識・世界を変える経営 グローバルなブランド展開。」話しの中で、トップの考えである「経営理念」が全く違い、「経営手法」の違いにも説明を頂いた。皆様も3社の店舗内を見て頂くと、明らかな違い・独自性を感じると思う。

氏は報告の中で、経営者とは誰かに言われて行動を起こすのではなく、自分の頭で真剣に考え「経営理念」を従業員と分かち合い邁進することの大切さを言いたかったのではないか…。自分は「何が好きで何が嫌いか」「何が得意で何が不得意か」そして何ができるか…。改めて自分を見つめ直す良い機会を頂いた。

結びに、氏は今回資料作成にあたり、chatGPT(AI)の活用は便利であり、今後使いこなしていきたいの一言が印象に残った。

県南支部2月例会 開催の様子

[文](株)リヴェール東洋 代表取締役
村澤英明

No.178_News Topic:栃木のNEWS

News Topic 04 栃木のNEWS
~鹿沼・日光支部2月例会~

知るほど役立つ、全国大会をどのように活用するのか?
~人をいかす経営全国交流会・中小企業問題全国研究集会参加報告~

2025年2月17日(月)、板屋ビルヂング2階にて鹿沼・日光支部2月例会が開催された。

今回の例会はトカール労務サポートの齊藤加居氏(社会保険労務士)と(株)ウィステリアコンパスの斎藤秀樹氏(税理士)に「人をいかす経営全国交流会 in 長崎」「中小企業問題全国研究集会 in 愛媛」に参加してどのような事を学んだかを報告してもらった。

斎藤秀樹氏の報告は「みなさんは変態ですか?」の一言から始まった。これは自身が参加した分科会の野津積氏(モルツウェル(株)代表取締役/島根同友会 代表理事)の報告の冒頭にこの投げかけがあったとのことであった。

2024年問題・超人材不足の世の中を迎えるに当たり若者を採用するには大前提として会社の存在が知られていること、若者に選ばれる前に地域で選ばれること、親御さんに選ばれることが重要。

そのために社長は、①変態になる(没入する)②外に出る ③愛を持って若者を受け入れ、そして社長がやりたいことを発想して言葉で伝え行動すること必要であると話があった。

齊藤加居氏の報告はまず全国大会の2日間のスケジュールや開催地への移動手段、宿泊先の手配など基本的な事の話があり、合わせて「人をいかす経営全国交流会 in 長崎」では他の大会と違い分科会に分かれず1つのテーマに対して1会場で開催されその中でクループ討論が行われたと説明があった。

続いて「中小企業問題全国研究集会 in 愛媛」での岡田武史氏((株)今治.夢スポーツ 代表取締役会長)の特別講演の話があり、最後に参加した2日間の報告やグループ討議でのキーワードが示された。

その中で「Rice(自利)→ Like → Light(利他)」企業経営で地域を照らすと地域社会の課題を自社の課題として取り組むの2点が特に心に残った。

今回の例会は全国大会での報告や講演の内容だけではなく、初めて参加する時に迷わないで済むような話もして頂いた。

「今後全国大会に参加してみたい」との声も出たので「鹿沼・日光支部キャラバン」を組んで多くのメンバーで参加出来たら良いなと思いました。

[文]株式会社コメノイ 代表取締役
浅野敏一

No.178_News Topic:全国のNEWS

News Topic 05 全国のNEWS
~ダイバーシティ委員会報告~

「多様な人材を競争優位の源泉として活かしていく経営」

これから活動を再開する「ダイバーシティ委員会」から投稿させていただきます。

1.マイノリティとは

「社会的少数者」のことですが、その社会の力関係によって、少数者、少数派もしくは弱者の立場に属する者やその集団のことです。

ビジネスとの関係では、障害者やLGBT、外国人労働者などを含めた「弱者」のことを指しています。

2.ダイバーシティとは

「多様性」を意味する言葉で、人種や性別、宗教、価値観、障害といった様々な属性をもった人達が、組織の中で共存している状態のことです。

ビジネスとの関係では、この多様性を活かした組織づくりを行うことで、組織の成長や競争優位性を図ることです。

3.中小企業家同友会とマイノリティの問題

中同協の沿革をみると、1983年に「障害者問題委員会」が設置され、1984年に第1回障害者問題全国交流会 in 滋賀が開催されています。マイノリティの問題の出発点は障害者の雇用問題でした。その後の社会の変動の中で、ビジネスとの関係でマイノリティは障害者だけではなく外国人労働者や一部LGBTが議論されてきました。

そのような背景で、東京中小企業家同友会では「多様な働き方推進委員会」、神奈川県中小企業家同友会では「ダイバーシティ委員会」の名称でマイノリティの問題を検討しています。

4.栃木県中小企業家同友会のこれまでの経過

私が同友会に入会した2008年頃から、障害者問題委員会が少しずつ活動を開始していました。会員企業に社会福祉法人やNPO法人の参加がみられました。

その後、栃木県でもマイノリティの範囲を広げて、「障害者問題委員会」の名称を「ダイバーシティ委員会」に変更したようです。その後コロナ禍の時期に入り、具体的な活動は休止状態でした。

5.2025年度からの活動予定

  1. 委員会メンバーとの再活動のすり合わせ。
  2. マイノリティの対象を障害者に絞って、原点回避したい。
  3. 他県の活動を学びたい。
  4. 活動内容を会員に報告する意味でも、秋に勉強会を企画・実行したい。
  5. 障害者雇用に取り組んでいる企業(障害福祉サービス事業所)に入会を呼びかける。

以上のようなことで活動を再開しますのでご協力よろしくお願いいたします。

[文]認定NPO法人チャレンジド・コミュニティ 理事長
ダイバーシティ委員会 委員長 金井光一

No.178_コラム

コラム

経営のヒントになる本 その1

30代の頃に経営ってなんだかわからなくて困っていた。

そんなときに読んでいた経営本の中で紹介されていた本。この本は、20年以上たった今でもある種の自分自身の指標になっている。

「アイデアのつくり方」ジェームス・W・ヤング 著
(原著1940年出版、日本1988年初版)

書籍「アイデアのつくり方」写真

この本は、知的発想法のロングセラー。新規事業や考えるうえで長年にわたり使われてきた、「アイデア」を生産し続けるための手法を紹介している。

古い本だ。それだけに最もベーシックで、労力のかかる、人気のない、効果が絶大な手法を紹介している。

タイパ、コスパ重視の人は、ぜひ実践するとよいと思う。

同じ内容の現代風の本はたくさん出ているが、わずか80ページで、アイデアの作り方の本質を描いている本は他にはないのではないだろうか。

  1. データ集め
  2. データの咀嚼
  3. データの組み合わせ
  4. ユーレカ(発見した!)の瞬間
  5. アイデアのチェック

本の中で紹介されていた十数冊の中で、この本は未だに現役でわたしの書棚に収まっている。

[文]株式会社共立 代表取締役
専務理事 石綱知進

No.177_目次

発行日:2025年 2月28日
発行者:栃木県中小企業家同友会
〒321-0968 栃木県宇都宮市中今泉2-3-13
TEL 028-612-3826 FAX 028-612-3827
E-mail:t-doyu@ninus.ocn.ne.jp
URL:https://www.tochigi.doyu.jp/
企画編集:広報委員会 印刷:有限会社 赤札堂印刷所
※左の画像をクリックするとPDF版がご覧いただけます。

栃木県中小企業家同友会

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