Posted on 2026年10月6日(火) 11:30
Posted on 2026年10月6日(火) 11:21
News Topic 01 栃木のNEWS
ラウンジ県南~本音で語る経営交流の場~はじめました!
県南支部では、今年度から支部例会を毎月開催から隔月開催へ変更しました。「最近、県南支部の案内が少なくなったけど活動しているの?」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。ご安心ください。活動の場はこれまでと同じように原則毎月設けています。
隔月開催となった例会の間の月には、「ラウンジ県南~本音で語る経営交流の場~」を開催しています。
ラウンジ県南は、例会の準備を進める幹事会としての役割を持ちながら、その時間の多くを経営情報の交流に充てている場です。運営の打ち合わせは全体の一部で、残りの時間は近況や最近気になっていること、経営の悩みや取り組みなどを自由に語り合っています。
県南支部は以前から「自由に話せる雰囲気」が特徴でした。ラウンジ県南では、その良さをそのまま残しつつ、より気軽に参加できる場を目指しています。例会が「学ぶ場」だとすれば、ラウンジ県南は「今の経営を語り合う場」です。テーマを決めて学ぶ例会と、日々の実践を持ち寄るラウンジ県南。この二つを両輪として県南支部は活動していきます。
実際には、AIの活用、人手不足、物価高、事業承継、社員育成など、その時々の関心事から自然と本質的な経営談義へ発展することもしばしばあります。肩肘を張らずに参加できる一方で、経営に役立つ気づきやヒントを持ち帰れることが、この場の魅力です。

現在は社会や経営環境の変化がこれまで以上に速くなっています。一人で考え続けるよりも、仲間との何気ない会話から新しい視点や発想を得られる場の価値は、ますます高まっています。
ラウンジ県南では、特別な知識や準備は必要ありません。話題を持ってきても、皆さんの話を聞くだけでも大歓迎です。経営者は日々さまざまな判断を求められますが、自社だけでは見えない視点に触れることで、新たな発想や選択肢が見えてくることがあります。答えを求める場ではなく、自社に持ち帰るヒントや考える材料といった「多様な視点」を得る場として活用していただければ幸いです。忙しい毎日の中だからこそ、少し立ち止まり、仲間と語り合う時間をつくってみませんか。
また、ラウンジ県南で大切にしているのは、それぞれの経験や考えを持ち寄れることです。自分の会社で起きていることを話すことで、同じテーマでも見え方が違うことに気づけます。別の会社では違ったり、共通する課題だったりすることもあります。
こうした交流を重ねることで、普段の経営では得にくい気づきを持ち帰り、自社について考え直すきっかけにもなります。「そういう考え方もあるのか」と感じることから、新しい一歩が始まることもあります。
気軽に経営の話ができる場として、ラウンジ県南を育てていきたいと考えています。
ラウンジ県南は事前の参加申込み不要です。「少し話を聞いてみたい」「最近どうですか?」そんな気持ちで、ふらっとお越しください。開催日時は県南支部LINE連絡網でご案内していますので、本誌掲載のQRコードからぜひご登録ください。皆さまと気軽にお話しできることを、県南支部ー同楽しみにしています。

くお詫びと訂正>
①先月号にて8月県南支部例会の記事が「7月」と誤って掲載されておりました。また、同記事内にて「斎藤副代表理事」が「齋藤代表」と誤植されておりました点も訂正申し上げます。
②本来先月号に掲載予定だった本記事のご案内が今月号の掲載となり、9月16日(水)のラウンジ県南に間に合いませんでした。あわせてお詫び申し上げます。
[文責]山寄 俊也(県南支部長)]
タカマチ産業株式会社 代表取締役
Posted on 2026年10月6日(火) 11:00
News Topic 02 栃木のNEWS
県央支部主催「お月見ナイト懇親会」
新たな一面に出会えた特別な夜
日時:2026年9月18日(金)18:30~
参加者:11 名(県南支部長、鹿沼日光支部長含む)
場所:お料理とお酒Oto 栃木県宇都宮市東宿郷
会場となった「お料理とお酒Oto」さん。初めてお邪魔しましたが、旬の食材を使った手作り料理とお酒を堪能できる、落ち着いた雰囲気の素敵なお店でした。あたたかく迎えてくださったスタッフの皆様、本当にありがとうございました。
今回は県央支部(こいあい税務会計)の片平税理士チョイスのお店。

(株式会社フカサワ)深澤会長の乾杯でスタート!
今回は、新会員の(栃木のLINE屋さん)木場(こば)さんが“初参加”ということもあり、一人ひと言の自己紹介から始まりました。
また、9月で同友会を退会される(有)オフィス日光の入江正文さんから、最後のご挨拶をいただきました。寂しさもありますが、ご縁に感謝です。

この日のイベントは、「月夜に響き合う得意を知ろう!交流ビンゴ」。出た数字のお題に当てはまる人が、自分のエピソードを話してからカードに穴を開けるルールです。
穴を開けていいかどうか、少し厳しい判定が入る場面も。そのやり取りにも笑いが起こります。
皆さんの「好き」や「得意」、意外な一面が、次々と飛び出しました。
『車・バイクが好き』のお題では、明日、山形県鶴岡市までツーリングに行くと言うお話。そこからバイク談議へ。
大型免許の話なども加わり、その場でバイク部ができそうな勢いでした!
『地域活動をしている』では、消防団、お祭りのお囃子、神社の活動など、それぞれの地域との関わりが明らかに。
毎朝15分、会社の周りでごみ拾いをしているというお話には、思わず「素晴らしい!」の声が上がりました。
さらに「最近挑戦したこと」では、新会員の木場さんが栃木同友会に入会したことが挑戦だというお話も。
「栃木県出身ではない」というお題では、岩手、宮城、福島と東北出身の方が続き、出身地の話でも盛り上がりました。
おすすめの本も紹介され、話題は尽きません。

ビンゴがそろった方は、カードを手に記念撮影。「ビンゴ!」の掛け声で「カシャ」。経営者団体ですが、たまにはゲームをしながら仲間を知るのもいいのでは?

仕事の肩書だけではわからない人柄に触れられるのも、懇親会ならではだなと感じました。
今年、残念ながら日程があわなかった会員さんへ、「来年の参加お待ちしております。」
[文責]高橋 和子]
有限会社芯和
Posted on 2026年10月2日(金) 15:42
コラム
「メンテナンスと商い」
今年は、台風や長雨が非常に多いと惑じている人も多いだろう。そうした災害を見ていると、私たちは一つの当たり前の事実を忘れているのではないかと思う。
千葉県の印稲沼周辺は、古くから洪水に悩まされてきた地域である。江戸時代には何度も治水や千拓が試みられ、18世紀後半には田沼意次のもとでも大規模な工事が進められた。しかし、洪水や田沼の失脚などによって完成には至らなかった。戦後の1946年から本格的な干拓が始まり、1963年には印施沼開発事業として進められ、1968年に完成した。
ここで重要なのは、干拓とは水を排除して土地を利用できるようにすることであって、土地そのものを高くすることではないということだ。
「水は低いところに流れる」。あまりにも当たり前の話である。残念なことに人間は、堤防を造り、排水路を整え、ポンプを設置することによって、この当たり前の法則を克服したような惑覚を持ってしまう。
技術の力は大きい。現在の印施沼でも、印施機場や大和田機場などの排水施設によって洪水を利根川や東京湾へ排出し、水位を管理している。でも、これは水が低いところへ流れるという法則を変えたわけではない。設備を動かし続けることで、水を人為的に移動させているだけである。ポンプが止まったり、排水能力を超える水が流れ込んだりすれば、低い場所に水が集まるという原則が再び表面に出てくる。これは災害だけの話ではない。
例えば人口問題も同じではないだろうか。高齢者が増え、子どもの数が減っていけば、やがて社会を支える人の数は減っていく。統計上の数字は、私たちの願望とは関係なく積み上がる。いま、日本の人口の再生産数はR=1.2人口を維持したいのであれば、そのための条件を整えなければならない。何もしないまま結果だけを変えることはできない。
インフラの問題も物理法則が働く。道路、橋、水道、下水道、公共施設などは、造れば終わりではない。むしろ、造った後からが長いのである。その維持管理の時間のほうが長い。
これは、具体的に建物を考えると分かりやすい。家を建てるとき、多くの人は建築貨や住宅ローンをまず考える。しかし建物には、その後も屋根、外壁、防水、水回り、給湯器、空調設備などの補修や交換が必要になる。最後には解体費も必要になる。
これらを合わせたものを「ライフサイクルコスト」と呼んでいる。国土交通省も、建物の企画・建設から運用管理、改修、解体・処分までにかかる費用全体をライフサイクルコストとしている。また、国土交通省の資料では、建築物の生涯費用のうち、およそ70%から75%程度を運用・維持管理段階が占めるという考え方も示されている。
つまり、建物は「建てること」よりも、その後の「持たせること」に手間とお金がかかるのである。
塩野七生の『ローマ人の物語」でも、ローマの強さを支えたものとして街道、橋、水道などのインフラが取り上げられている。そこでは、メンテナンスの重要性も語られている。巨大なインフラは、造ることだけでなく、長い時間維持されて初めて価値を持つ。
でも、維持するという行為は地味で、成果が見えにくい。新しい道路、新しい建物、新しい設備は目に見える。しかし、壊れないように点検すること、故障する前に部品を交換すること、災害に備えて排水設備を動かせる状態に保つことは、普段はほとんど評価されない。それでも、社会を支えているのは、こうした日常の積み重ねである。
ここに商いにも通じるものがある。
会社も、商品も、設備も、顧客との関係も、つくった瞬間が完成ではない。会社をつくれば、その後は維持しなければならない。機械を入れれば、整備しなければならない。顧客を得れば、その関係を育てなければならない。
商売でも同じだ。新規顧客を一件取ることは目立つ。しかし、既存の顧客との関係を守り、社員を育て、機械を手入れし、資金を残すことは目立たない。だが、会社を長く続けるには、むしろこちらのほうが重要である。
問題が起きてから直すのではなく、起きる前に手を入れる。そのためには、将来必ず発生する費用や手間を「まだ起きていないこと」として無視せず、現在の経営判断に織り込んでおかなければならない。
人間は技術や制度によって問題を見えなくすることはできる。しかし、根本にある原理そのものを消すことはできない。
水は低いところへ流れる。物は古くなる。人は年を取る。人口は数字として積み上がる。造ったものには維持費がかかる。
どれも当たり前のことである。
しかし商いでも社会でも、本当に怖いのは、この「当たり前」を忘れることなのではないか。目の前で問題が起きていないから大丈夫なのではない。なぜ今うまくいっているのか、その状態を維持するために何が必要なのかを考え続ける。
商いとは、案外そういう「当たり前」を見失わないことなのかもしれない。
[文責]石綱 知進(専務理事)
株式会社共立 代表取締役
Posted on 2026年9月8日(火) 11:26