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No.66目次

No.66 東日本大震災の復興に向けて 同友会会員として支援の手を

代表理事 大澤 章利   代表理事 山中 重雄

3月11日の午後に起きた東日本大震災は史上最悪の被害をもたらしました。連日報道される被災映像は、目を覆うばかりで言葉に詰まるばかりです。また、福島第1原発の爆発事故による二次災害も東北関東一円に深刻な影響を与えています。

同友会会友の皆様の中にも被害に遭われ、避難所生活を余儀なくされている方、会社や社員の方々が被害に遭われた方等、大勢おられることと思います。心からお見舞い申し上げますと共に、一日でも早い復興をお祈り申し上げます。

また、県内においては、特に県央の東地域と県北地域に大きな被害がありました。自宅家屋や社屋の倒壊、屋根や外壁、塀の破損等、会友から20人を超える被害が報告されています。

中同協では、いち早く「東日本大震災復興対策本部」を設置し支援活動を開始しております。支援内容としては、

  1. 義援金の呼びかけ、収集と必要な資金・物資の投入
  2. 現地訪問・支援
  3. 被災地の情報収集と被災地の中小企業の状況の発信
  4. 復興のための国への政策要望・提言、
  5. 被災地以外の同友会会員企業への影響調査と必要
    な対応等

を行うとしております。

栃木同友会としては、3月25日の臨時常任理事会の決議により、中同協の義援金受入口座宛に義援金を送金したほか、多くの会友からご提供いただいた支援物資を、4回(3月末現在)に渡り発送いたしました。今後の支援については、個々の会員が個別に中同協の指定口座に募金していただくこととし、栃木同友会としての取りまとめは行わないことになりました。会員の皆様の温かいご支援をお願いいたします。

なお、会員の皆様から募金いただいた義援金は、被災地域の同友会会員や同友会関係者の皆さまの復興のために使われることになっております。

これから、10年単位の過酷な復興活動が始まりますが、この間日本経済に及ぼす影響は甚大なものがあります。私たちは、しっかりと自社の本業を全うし、自社の業績確保と地域経済の振興に努めるとともに、過度な反応と過度な自粛は慎み、委縮することなく、身丈に合った最善の支援をして行きましょう。今こそ、同友会の絆とネットワークの力を発揮する時ではないでしょうか。

【中同協の義援金受入預金口座】
(口座)みずほ銀行 四谷支店 (普)892655
(名義)中小企業家同友会全国協議会 国吉 昌晴

No.66 3.11 あの時、そしてこれから

3.11 p m 2:46 北茨城にいた。車が踊った。津波の第1波が引いた日立港を通過。命からがら逃げ帰る。

あれから1ヶ月、1,200万円の義捐金を出しただけ。我々に今何ができるのか。冥福を祈って自粛し互いの首を絞める。否、経営者はごく当り前に慶事以外はすべてやるべき事をやって企業存続を図り、日本経済復興の一翼を担う事なり。

(株)フカサワ 深澤 雄一

宇都宮駅東口近くを運転中大きな揺れの後停電。信号の消えた交差点を混乱もなく譲り合って通行した。日本人って冷静だなと感じた。

需要の激減・電力不足・資材調達難・経費増といった、経営環境激変の中、自社を守り日本の復興のお役立ちをするのがトップの責務。会員どうし協力し合って乗り越えよう。

(有)赤札堂印刷所 小山 研一

No.66 第27回 企業訪問 (下野農園)

栃木こだわり農家情報発信するレストラン
 下野農園

昨年12月、宇都宮市下戸祭、競輪場通りから南へ少し入ったあたりに「下野農園」という、少々変わった名前のレストランがオープンした。今回は、このレストランを運営する(株)ファームアンドファームカンパニーを訪問して、藤井社長の話を伺った。

訪問先がレストランと言うことで、迷惑を掛けないように平日の午後2時という約束で訪問したにもかかわらず店内はお客様で溢れ、活気に満ちていた。とりあえずランチとコーヒーを注文、出てきた料理を見て納得した。地元産のこだわり野菜を使ったサラダに、何と、メインは八溝山系の野生の「猪」料理!味はもちろん、おしゃれな盛りつけが美しく、店内が女性客で埋まっているのも頷けた。

藤井社長は若干35才、海外留学からホンダ技研勤務を経て農業関連の会社設立という異色の経歴の持ち主である。会社設立の志を尋ねると、会社員時代に不満が有ったわけではなく、ホンダ技研でも充分自己実現出来ていたが、さらに社会に貢献したい=人を喜ばせたいと考え、退社して独立開業の道を歩み始めたそうだ。

以前からより良い社会を作るためには、疲弊した地方の活性化が不可欠であり、地方の活性化のカギは農業にあると考えていた藤井社長は、中小企業診断士の資格をとり経営を学ぶと、トータル的な農業支援の会社(株)ファームアンドファームカンパニーを立ち上げた。地方でビジネスを立ち上げる中でそこの農産物を特産ブランド化し地方にお金が回る仕組みを作る。これこそが農業の活性化=地方の活性化だと考えた。行政や農協は、みんなに平等を原則とするため、かえってブランド化の妨げになる場合があると聞いたことがある。ブランド化とは差別化なので民間ビジネスを通じてこそ特産ブランド化が達成可能となるのだろう。

下野農園では、各テーブルにその素材(農産物)の生産者の写真と共に、生産者の思い・こだわりを詳しく記したパンフレットが置いてある。また、ファーマーズナイト(交流会)や見学会なども開催している。単なる料理の提供ではなく、消費者と生産者の接点とすることでここを通じてブランド農産物づくりに役立てようというものだ。

下野農園はまだ始まったばかりだが、とりあえず「食」に興味を持って頂いたお客様をその奥にある「農」にまでどうやって興味を深めて頂くか、また生産者に対しては消費者のニーズをいかに的確に伝え、それぞれの農産物を改良・開発しブランド化をすすめてもらうかが今後の課題だという。

同友会で良い仲間づくりをしたいという藤井社長の挑戦にエールを送ろう。

取材・小山 研一

(株)ファーム・アンド・ファーム・カンパニー
〒320-0055 栃木県宇都宮市下戸祭 2-3-2
TEL 028-678-3411 FAX 028-678-3412
http://www.farmfirm.co.jp

下野農園
TEL 028-678-6593 FAX 028-678-6594
lunch 11:30〜14:00
diner 17:30〜22:00(金・土〜23:00)
close 月曜日
http://www.shimotsukefarm.com

No.66 佐藤栄一 宇都宮市長に要望書を提出

2月2日(水曜日)宇都宮市役所3階応接室において要望書を大澤筆頭代表理事より 佐藤栄一宇都宮市長に提出いたしました。

その他の出席者は、宇都宮市側からは経済部商工振興課前原秀課長・同商工振興グループ室井君夫係長、同友会からは山中代表理事・佐山副代表・高井専務理事・政策委員会小林委員長・同藤井副委員長が出席。

要望書提出後、20分程度市長と意見交換をしました。

栃木県中小企業家同友会

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