『 No.167 』カテゴリーの投稿一覧

No.167_目次

発行日:2024年 4月30日
発行者:栃木県中小企業家同友会
〒321-0968 栃木県宇都宮市中今泉2-3-13
TEL 028-612-3826 FAX 028-612-3827
E-mail:t-doyu@ninus.ocn.ne.jp
URL:https://www.tochigi.doyu.jp/
企画編集:広報委員会 印刷:有限会社 赤札堂印刷所
※左の画像をクリックするとPDF版がご覧いただけます。

No.167_News Topic:栃木のNEWS

News Topic 01 栃木のNEWS
~2024栃木同友会合同入社式・研修会~

社員たちの喜々とした顔に経営者の責任を感じた

2024合同入社式・研修会による集合写真
2024合同入社式・研修会開催の様子

栃木県中小企業家同友会では第3回目となる合同入社式・研修会を、4月2日ライトキューブ宇都宮にて開催し、新入社員と中途採用者を含む8名と、付き添いの経営者・経営幹部他、総勢23名が参加した。

入社式では、参加企業各社が一人ずつ新入社員を紹介し、株式会社フカサワの櫻井悠貴氏が代表して「わからないところは積極的に質問し、少しでも早く仕事を覚えられるように頑張っていきます。」と決意表明を行った。

福田栃木県知事からは祝電が寄せられ、「栃木県では、全ての活動の原動力となる『人』の育成に全力で取り組んでいます。本日ともにこの日を迎えた仲間との交流や先輩からの温かい助言を契機に、御活躍されることを心から期待しています。」と激励の言葉が贈られた。

基調講演では、株式会社ウィステリアコンパスの斎藤秀樹社長が自身の入社から社長になるまでの経験を語り、同社の社員である高嶋洸太さんが「働くうえで大切なこと」を伝えた。失敗を通して学んだことなども交え、社員の成長と共に会社が変わってきた同社の取り組みから、それぞれの会社の中で主体者として生きていくことの大切さが語られた。

研修会では、働く目的について、時間・空間・人間関係・気持ち、そして「お金」について講義とディスカッションが行われ、その後4回にわたって行われたグループ討論では、自分とは異なる考え方に触れることで「参加前と参加後での考えが根本は変わらないが、そこに行くまでの過程など討論が出来、考えが短絡的ではなくなった。」といった感想にもあるように互いに学び合える機会になった。

栃木同友会の合同入社式・研修会は今回で3回目となるが、今回初めて参加した社長は「若手の中途社員にとってもキリが良いかと思ってこの会に参加したが、日頃見せない社員たちの喜々とした顔に嬉しくなった。」また、「あの子があんなに堂々と発表するなんて」と目を細めていた光景もあり、改めて若い社員の可能性を感じるとともに、経営者の責任を胸に刻む時間となった。

今年は新卒採用が難しかった企業が多く、参加者は減ったが、年を重ねるごとに研修内容が充実してきている。主催した経営労働委員会は、「採用が出来なかった企業もこの会に参加することで、改めて採用の意欲が高まる。継続することが同友会の力になる」と語り、次年度の継続開催に向け新たなスタートをきった。

[文責]事務局

No.167_News Topic:栃木のNEWS

News Topic 02 栃木のNEWS
~第4回経営基礎講座開講~

決算報告書は社長の成績表

「決算報告書は社長の成績表」という言葉は誰が言ったのか?
何となくどこかで聞いた言葉だが、確かに1年毎に作成される通知表みたいなものだなと感じていたが、いざ見てみると特に点数が書いてある訳でもなく、訳の分からない数字と言葉の羅列、そして異様に分厚い書類に壁壁してしまう。そもそも決算報告書は私のような一社員が普段見る機会などはなく、鍵の付いたロッカーに鎮座しているのが、通常のように思う。

では何故、私が決算報告書を見る機会を得たのか、それは…。

令和6年4月3日、17日と2日間に渡り、栃木県青年会館(コンセーレ)にて第4回経営基礎講座が行われた。

講師はこいあい税務会計の片平芳明 税理士 参加は限定6名であったが、うち1人は経営者で、残りの5名は私を含めて全員幹部社員であった。

1日目は「自社の数字の見方を知ろう」というテーマの元、財務会計と管理会計の違いから始まり、決算報告書の基本的な言葉の意味や数字の読み方、変動損益計算書の作成の仕方などをご教授頂いた。

貸借対照表や損益計算書では読み解きにくいリアルタイムな事柄を変動損益計算書を作成することで、より深く自社の収益構造を理解することが出来た。

2日目は「自社の数字の問題点を知ろう」というテーマで、貸借対照表をB/Sブロック図に落とし込み、自社の資金繰りや損益分岐点、必要な利益をどう数値化するのかを学んだ。

全体を通して、数字に強い経営者になることを目的に様々なワークなども活用して、基礎的な力だけでなく、数字を通してどう自社を分析し、現状を認識し判断していくかという経営者の目線を教えていただいたと思う。

ただただ日々の売上だけを追っていただけの毎日が様々な角度から視点を変えてみることで違った切り口を見つけられそうな、そんな貴重な時間を体験させていただいた。

第4回経営基礎講座開講の様子

[文責](有)オフィス日光
入江正文

No.167_News Topic:栃木のNEWS

News Topic 03 栃木のNEWS
~県南支部総会~

理事者は一般会員の3倍速く成長する

山嵜俊也氏 写真

山嵜俊也氏

3月26日、県南支部総会。2024年度役員人事と年間活動テーマについて議論を行った。

支部長は私が1年ぶり2度めの就任。副支部長に(株)アイテム 阿良山氏。支部幹事は(株)シンデン 八木(仁)氏と保険業 福田氏の2名。計4名体制。

本音を言えば支部幹事はもう少し欲しかったが無理強いや名誉登用なく現実に立脚しながら会を漸進させるにはこれで良かったと思う。

昨年より例会の中で県南支部の存在意義や目的、価値についての本質的な議論を行う機会を頂き、参加会員の皆様には既に役員級の貢献をしてもらったと思う。

さらにこの日「“役得”について体験報告をされてはどうか?」という貴重な意見も頂いた。今期中にぜひその場を設けたい。ここで少し伝えさせて頂くなら「会の問題解決プロセス」こそが役得だと思う。

初の役員就任時に大先輩から「理事者は一般会員の3倍速く成長する」と教えてもらった。3倍はともかく凡庸以下の私が自然環境以上の成長をできたことは間違いない。疑似経営体験の中で主体性という加速装置を頂けたのだと思う。役員6年を含む計7年を経て自社の代表交代も無事に済みなんとか経営する事ができている。

さて今期の年間テーマは「お役にたちます!」に決まった。私が頂いたのと同様、少しでも皆様の経営に役立つ会活動を展開していきたい。同友会の本質は会員個々人の主体性とその経験だと思う。

未熟な運営で恐縮ながら皆様のその知見をぜひ提供頂きたい! 字数都合による口調を謝罪し〆。

[文責]タカマチ産業(株)
山嵜俊也

No.167_News Topic:栃木のNEWS

News Topic 04 栃木のNEWS
~鹿沼・日光支部総会~

共に学び共に成長する

2024年3月28日に板屋ビルヂングにて鹿沼・日光支部総会が行われた。

総会に先立ち新入会員の一般社団法人三乗堂の3名(井村香澄さん、中愛さん、森崎玲子さん)より挨拶を頂きました。

総会では斎藤秀樹支部長より2023年度の活動報告があり、引き続き10年ビジョン、2024年度活動計画案が発表された。

2024年度は基本的に2023年度の活動を継続することになるが、
①他団体と連携し行政職員との意見交換の実施
②宇都宮大学生と経営労働委員会によるインターンマッチング事業への協力
③台東支部(東武線沿線)との連携
以上を重点的に取り組んでいくこと、合わせて来年度より、支部長に浅野敏一氏、副支部長に齊藤加居氏が就任することが決議されました。

総会に引き続き鹿沼市社会福祉協議会相談支援あおぞらの柴田雄太氏より『中間的就労形態』と中小企業の望ましい関係~生活困窮者支援の立場から~のテーマで報告を頂いた。

社協自体の活動内容の説明の後、「中間的就労事業」についての説明があった。生活困窮者支援についてはメディア等で耳にすることがあるが、実際に活動している方の話を聞けたのは良かった。

あおぞらでは年間1500件の相談を5名で対応しており、その数に驚かされたと同時に担当者個人の頑張りで支えられている部分も大きいことに気付かされた。

今回の報告は利用者の就労体験や支援付き雇用の提供先として会員企業が関われる可能性があり鹿沼日光支部のビジョンに合っており引き続き協力をしていきたいと思う。

最後に総会にてわたくし浅野が新支部長に就任しました。不慣れで私自身が学ばなくていけないことが多いのですが、「共に学び共に成長する」を実践していければと思っています。

2024年3月鹿沼・日光支部総会開催の様子

[文責]株式会社コメノイ
浅野敏一

栃木県中小企業家同友会

e.doyuバナー
バナー
バナー
アクセスカウンター

▲Pagetop

Powered by WordPress / CIC