『 News Topic 』カテゴリーの投稿一覧

No.186_News Topic:栃木のNEWS

News Topic 01 栃木のNEWS

2025合同入社式フオローアップ研修

11月10日、栃木県総合文化センターにて、今年4月の合同入社式に参加した新入社員を対象にフォローアップ研修を開催しました。

はじめに、事前課題として会社紹介をしてもらいました。入社約半年とは思えないほど、堂々とわかりやすく自社の事業内容や会社の魅力をまとめています。

その後の個人発表は、現在の仕事内容、よくできたこと、大変だったこと、それに対してどのように対応したか、半年間で身に付けたこと、仕事のやりがい、これからの目標についてです。先翡への確認方法、電話対応、報連相など、日頃の業務の中で工夫しながら身に付けてきたことや、今後の目標など、発表から社会人として成長した姿を感じることができました。

後半は、「働く目的を再考する」というテーマで講義を受け、「成長」の定義に関するワークを行いました。自分にとって成長とは何かを言葉にし、その後図式化し、そこから行動習慣を3 つ考えます。最後に「働く理由の振り返りシート」を記入し、改めて自分にとって働くことの目的や意味を確認することができました

NPO 法人CCV 神戸真弓

今回の研修の学びは、成長を意図的に行うためのコツだ。ただこなすのではなく、創意工夫や、とりあえず実行し振り返りを行い改良するということが成長をもたらすことが分かった。

同期から学んだことは、上司への質問の工夫だ。同期が、上司に質問をするときYESかNOかで答えられる質問を心掛けていると言っていた。私もそれを意識するために、調べ上げて推察してから質問することを心掛けたし)。

NPO 法人CCV 村山力斗

研修会を通して、これまでの仕事について振り返ることができ、自分の仕事への取り組み方や価値観について考えることができました。

また、同期や先輩方の意見を聞い

たことで、自分の仕事への考え方について課題や改善点が明確になりました。今後は研修会での学びを活かし、社会人としてより成長できるよう努めて参ります。

株式會社総研確認検査部 尾上日毬

研修会では、成長を起こす行動習慣について意見交換など実施しました。一人一人考えが違い、様々な視点からの成長方法がありました。私が仕事で行き詰った際に活用したいと思ったことは、まず振り返りをして考えると同時に行動。そして、ヒントを探し続けることが成長する上で大切であることを学び、大変参考になりました。

株式留社総研建設調査部 三瓶功登

本研修を通して、自身が考える成長の意義や働く目的について初心に返って改めて見つめ直し、仕事に対する考え方を再確認する良い機会となりました。また、多様な方々と意見を共有する中で、それぞれの価値観や仕事への姿勢に触れ、考え方の視野を広げることができ、大変有意義な時間を過ごすことができたと思っています。

株式會社総研環境分析部 芳田向日葵

昨今において我々中小企業は人の採用において非常に厳しい状況におかれています。どのようにしたら我々の会社を知ってもらい、選んでもらうことが出来るのか?そして、やっとの思いで採用した社員が定着して、活躍してもらうためにはどうしたらよいのか?そのヒントが、この合同入社式やフォローアップ研修に隠されています。

次年度もまた4月に合同入社式、10月にはフォローアップ研修の開催を予定しております。4月の合同入社式は新卒のみならず若手の中途採用者も参加可能で、一つの節目としてふさわしい場となっています。そして、フォーローアップ研修についても、日頃の業務に慣れてきた若手社員への大きな気づきを与えます。是非多くの方のご参加をお待ちしています。我々の手で地域の若者の可能性を広げていきましょう!

経営労働委員会 小岩圭一

No.186_News Topic:栃木のNEWS

News Topic 02 栃木のNEWS
県南支部10月度県例会

中小企業の採用を考える例会
〜現状とありたい姿から採用を考える〜

10月17日、宇都宮市民活動センターにて10月度県例会が開催された。

「人は石垣、人は城、人は堀」として「国造り」を語ったのは甲斐の戦国武将武田信玄であるが、現代においての「国造り」を「企業経営」とするならば、今回のテーマは経営の根幹を成す重要事項、昨今の人出不足状況においては緊急案件と言える。

この日の例会構成は、①実際に作業する「ワーク」、②情報入手の「プレゼン」、③その後再度「ワーク」、④互いの考えを話合う「グループ討議」、⑤発表「サークルアップ」。
この構成が実に秀逸と惑じた。

先ずは①、「自社の有りたい姿」と「自社の採用のありたい姿」を現状と行動ステップに分けて各々がシートを埋めていくというワーク。

この時点での現状認識を書いくという物、言い換えれば「今のまっさらな自社と経営者としての認識を記せ」である。

「書け!」と言われてもこの手の物は直ぐに書けるものではない、しかし心配は無用、主催者は準備周到、その為のサポート文言を用紙に記載してくれている→「自社は(採用は)目標に対して今どこにいるのか?」「事実のみに基づいて記入(推測、感情は入れない)」等々。

このお陰で順調にワークの記入が進んだ。

次に②、情報入手のプレゼン、担当は県南支部山器支部長、中小企業の人材確保に関係する調査結果を発表した。

先ず「人材不足に対して実施されている具体的内容」「中小企業の採用動向」「実際の募集の方法」「人材確保に成功した企業の特徴」等の事象を数字とグラフデータで紹介。次に好結果を残している企業が実施している有効事例の発表。

自社の縁故者による「リファラル採用」は新しい情報であった。

その後に③、再度のワーク。内容は最初のワークと同じシートを記入するという物だが、「プレゼンにより未知情報がインプットされた後に書いてみる事」が肝と感じた。

ほんの半時前に自身が書いたシートが違って見えるのである。

惜報と言う刺激を受けて自身の考えが動いた(更新された)のか、記入する内容が変わってくるのである。現状記入では「他社との比較」という新たな視点が加わり、行動ステップ記入では自社の取り組みにおいて「どの辺が足りないのか?」「どこに改善の道があるのか?」が見えてくるのである。

これが出来た後に④、同友会の特徴でもあるグループ討議、二つのテーマで実施、最初に「自身が作成したシートの発表」時間は3分、この時間内に思いの丈を発表しきるというのも非常に有効なトレーニングと感じた。

次に「他者の発表、例会全体を通して気付いた事」のテーマ、相互に惑想、気付きを述べ合うものと言うものである。

同友会と言う同じ志を持つもの同士だから実現する忌憚なき意見交換、相互提案は非常に賞重な物であり、毎回「時間を延長させて下さい!」となる。(しかし時間は有限、この日も予定時間で終了となったのであった…残念!)

最後に④、サークルアップ、全員がこの日の学び、感じたことを発表しシェアし合うという物。参加者全員から熱弁がふるわれる、しかしここにも「一人1分」と言う制限あり。

学んだ多くを短時間に凝縮するというのは非常に難しいが(また勿体なくも惑じるが) これも「トレーニング」である。

最後にこのシェアを室長の小岩代表理事が「採用は経営の生命線、その向上は自社を向上させる事」と、まとめた。

まさにその通りである。経営の神様は「事業は(企業は)人なり」の言葉を好んで使ったと言う。その神様とは松下幸之助。かの大企業も社員のカの積み重ね、採用はその端緒、何より大切な活動という事であろう。

[文責]福田 忠史
県南支部幹事

No.186_コラム

コラム

学び方を学ぷための本

みなさん、「準備・実行・後始末(あとしまつ)」という言葉を聞いたことがありますか?

これは、何かをやるときには、まず準備をして、そのあと実行して、最後に後片づけや振り返りをすることが大切だ、という意味です。

でも、実際には「準備」が苦手な人が多いようです。たとえば、同友会では「例会」で聞いた話を自分の会社に取り入れて実行することをおすすめしています。でも、ここでよくあるのが、「準備」という大事なステップを飛ばして、いきなり「実行」してしまうことです。

これは、「準備」の意味ややり方がよく考えられていないから起こることです。

今の時代、多くのことは前例(過去の事例)があったり、すでに誰かが経験していることをもとにしています。だから、過去の事例をよく調べて学べば、同じような失敗をしなくてすむはずです。「こうすると失敗する」という例はたくさんあるのです。

しっかり準備して学ぶことは、失敗を防ぐ一番の方法かもしれません。

では、「どうやって学べばいいのか?」が次のポイントです。

同友会では、経営体験報告は「変化球2回ひねり」の学び」と言われます。

これは、ただ話を聞いて終わるのではなく、
1.「経営者としての共通点」を引き出す。つまり、報告者の話から自分が学びやすい中身に変えて胸に落とし込む。
2 .報告者の話から何を学んだか、自社にどう取り入れるかなどをグループ討論で話し合う。その時、自分とは違う視点からとらえている方がいるので、なぜ、そういうとらえ方をしているのか。その方の立場に立った別の学びができる。
という‘‘学び方”の考え方です。

そして、この前提に「学び方を学ぶ」というあります。

そこで今回紹介したいのが、J・モーティマー・アドラーの『本を読む本(講談社学術文庫)』です。この本は、1940 年にアメリカで出版されたもので、「本をどうやって読むべきか」をわかりやすく教えてくれる名著です。

この本では、読書を以下の4 つのステップに分けています。
1. 初級読書(Basic Reading)
2. 点検読書(lnspectional Reading)
3. 分析読書(Analytical Reading)
4. シントピカル読書(同調的読書)

このうち、読書の「準備」にあたるのが「初級読書」「点検読書」、そして実際の応用にあたるのが「シントピカル読書」といえるでしょう。シントピカル読書は知りたい事柄についていくつもの本を横断的に読んで、詳しく読み解いていく方法です。はぜひ本を手に取ってみてください。

この本は、「教養書」や「仕事の本」を読むときにとても役立ちます。もちろん、小説やエッセイなど、楽しむための本には必ずしも当てはまりませんが、「仕事」や「学び」に活かす読書としてはとても有効です。

自分の仕事や学び方を考えるうえで、ヒントがある本だと思います。

「準備」を考えるのにとても参考になります。

以前にご紹介したジェームスw.ヤング「アイデアのつくり方」も合わせて読んでいただけるといいかと思います。両書とも原著は1940 年、アメリカにて出版されています。

[文責]石綱知進
株式会社共立 代表取締役

No.185_News Topic:栃木のNEWS

News Topic 01 栃木のNEWS
県央支部9月例会

「社員と一緒にまなぶ」をまなぶ

●合同入社式の参加企業が登壇

9月16日(火)、宇都宮市東市民活動センターを会場に県央支部9月例会が開催された。いつもの例会は報告者1名のケースが多いが今回は3名。しかしながら当日は諸般の事情で、株式会社シンデン:専務取締役八木匠氏と、株式會社総研:代表取締役小岩圭一氏の2名の報告となった。

企画の発端となったのは「合同入社式」。それぞれの会社に新人社員(新卒・中途)として入社した方々が一堂に介し、新しい門出を会員企業同士で祝い、また、多くの仲間とスタートするよろこびを分かち合う、そんな思いを込めた栃木同友会の恒例行事の一つである。

報告者は合同入社式に参加した会員企業で、内容を大きく①「新入社員が会社に与えた影響や変化」②「合同入社式がもたらした効果やメリット」③「経営者として『人を育てる』ことへの考え方や覚悟」の3 つに分けて報告があった。

●若手人材の個性と真摯に向き合う

報告の口火を切ったのは(掬シンデン:八木氏(以下敬称略)。十代~二十代までの若手の新卒・中途採用者、計3名のケースを紹介した。合同入社式は、既存社員が新入社員に話を振るときの話題になるなど、社内コミュニケーションの向上にひと役買っているという。

一方、本人の事情により退職または休職中の新卒者が出るなど、若手人材を長期的に雇用することの難しさを惑じる面もあるとか。人は趣味や個性、経歴や歩みも十人十色で、採用はそれらについて一人ひとり、緻密かつていねいに向き合うことが大切と話す。

また、採用後の手続きには各種書類が必要になるが、ある新人社員とのやりとりをきっかけに公的機関の発行手数料を自社で負担することにし、あわせて就業規則を一部変更した。実態に沿ってスピーディーに対応策を講じるなど、柔軟かつ機動的な同社の一端を知った。

●これから働く新入社員にエール

続いて(株)総研:小岩氏(以下敬称略)から報告があった。令和元年に創業50周年を迎えた同社は「共に次の50年、地域で輝く100 年輝業へ」を10年ビジョンに掲げ、全社員一丸となって新たなスタートを切った。

同社は、環境・建築・土木・測量・補償.鑑定などの総合コンサルタントとして、幅広い分野のスペシャリストが在籍する、いわば“専門職業家集団”である。

有資格者の社員の中には、自身のスキルを活かし、独立開業したり、同業他社へ転職する人も少なからずいるという。そのため継続的な専門人材の採用・育成は企業活動の生命線ともいえ、かねてより特定分野に絞り込む形で採用活動を行ってきた。

合同入社式への参加は、これから働く新入社員にエールを送る意味でも、また、長期雇用を念頭に中長期的な視点での組織づくりにも欠かせないという。実際に合同入社式は、自社の組織運営にプラスの効果をもたらしているそうだ。

また、同友会での学びを組織づくりに活かしている点にも注目したい。周年記念行事でグループ討論会を行い、社内委員会では多様な学びの機会を提供するなど、小岩氏は自らの学びを会社そして社員に還元している。

お二人の報告の後、それぞれの事例をテーマに話し合うグループ討論へ。人材や採用をキーワードに、中小企業ならではの悩みを本音で語り合い、学び合う、熱のこもった例会となった。

[文責]鈴木 正則]
アデラ・コンテンポラリー

No.185_News Topic:栃木のNEWS

News Topic 02 栃木のNEWS
県南支部9月例会

「拡大から承継へ」
一福田会員の問いかけから生まれた次の10年ビジョン

去る9月17日(水)、会場「あいとびあ」にて、参加者11名で県南支部例会が開催されました。

好評につき回を重ねている「営業ってどうしてます?」シリーズの第3弾となる例会です。

その例会において「5年後、どのように顧客を拡大したいですか?」と問われました。参加者の多くは拡大や現状維持など外部環境に基づく答えを語る中で、私が気づいたのは「内部環境」への視点でした。

弊社はベトナム・インドネシア・タイを中心とした人材紹介および派遣業、日本語学校の運営を手掛ける外国人材専門サービス業を行っています。

私自身も独立創業して来年で丸20年になろうとしています。これまでにはリーマンショック、東日本大震災、そしてコロナショックといった大きな危機もありましたが、何とか乗り越えて経営を維持してきました。

コロナ禍を経て5年が過ぎた今では、おかげさまで顧客は拡大しました。今後は自然消滅分を補う20%の拡大を見込みつつ、重点は人材育成と組織づくりに置いています。トップセールスが獲得した顧客を新しい人材に引き継ぎ、社長がいなくても自走できる体制を整える。これが私の描く5年後の姿です。

過去に中途採用を試みても失敗したのは、人材ではなく私自身の「現場への執着」が原因でした。そこで自問しました―どうすれば執着を手放せるのか。答えは「自分が不在になる状況を想定する」こと。もし2か月入院するなら、その間に会社が動く仕組みをつくる必要があります。この発想が覚悟を促しました。

さらに思索は10年先へ。2020年時点でのビジョンは「拡大」でしたが、50歳・経営20年の節目を迎えた今、必要なのは「承継」。次の10年は、社員に安心を残し、子どもに選択肢を残す10年だと悟りました。孔子の「五十にして天命を知る」と重なり、「仕事をつくり、人材が輝く場をつくり、未来を変える」というこれまでの経営理念も次のように、より具体化することができました。

・アジアの若者に「日本への希望の道」となる仕事をつくる。
・栃木県に住む人々が輝く「国際化と教育」の拠点をつくる。
・そしてアジアと栃木県の距離をなくし、明るい未来へと変える。

例会進行役の福田会員が説いた「営業とは相手の潜在的ニーズを掘り起こすこと」。今回の問いかけを通じ、自分自身の潜在的ニーズを発見できたことが最大の成果でした。

拡大から承継ヘ―これが次の10年の覚悟です。そんなことを考えるきっかけとなった9月県南支部例会でした。

[文責]行廣 智明]]
(株)行廣国際アカデミー 代表取締役

栃木県中小企業家同友会

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