『 No.96 』カテゴリーの投稿一覧

No.96_目次

発行日:2018年 3月1日
発行者:栃木県中小企業家同友会
〒321-0968 栃木県宇都宮市中今泉2-3-13
TEL 028-612-3826 FAX 028-612-3827
E-mail:t-doyu@ninus.ocn.ne.jp
URL:http://www.tochigi.doyu.jp/
企画編集:広報委員会 印刷:有限会社 赤札堂印刷所
※左の画像をクリックするとPDF版がご覧いただけます。

No.96_News Topic:栃木の話題

News Topic 01 栃木の話題
~11・12月例会報告~

中小企業における事業承継について考える

中小企業の廃業は加速度的に増えています。しかも廃業していく企業の5割以上が黒字企業という異常な事態です。経済産業省の調べによると、2025年問題(団塊の世代の高齢化・・経営者の6割が70歳を超える)を8年後に控え、現在127万社が後継者不在の状況です。一方、後継者を育成するのに10年はかかるといわれています。そこで栃木同友会では11月、12月の例会を事業承継例会と位置付け、専門家の目から見た現状と引き継ぎ手の取り組みから学びました。

11月例会は11月28日(火)中小企業の事業承継について①~事業引き継ぎ支援センターの事例から見る、事業継承のポイント~のテーマで栃木県事業引き継ぎ支援センター統括責任者の大森浩氏を報告者に迎え、複雑な事例も交えて報告いただきました。参加者からは「事業承継について体系的に理解できた」「事業承継では『誰にわたすか』が大切!」「10年ビジョンは事業継承に必要」などの感想をいただきました。
※11月例会のレジュメはe-doyu掲示板に掲示いたします。

12月例会は12月13日(水)中小企業の事業承継について②「社長、あなたは事業を譲り渡すのですか?受継いでもらうのですか?」~家族経営と企業経営と事業継承を考える~をテーマに(株)共立 代表取締役 石綱知進氏が報告に立ちました。
「自社の引き継ぎ時、会社の透明性を高めるために親族を減らしたことや、経理の在り方を抜本的に変えた改革を報告し、引き継ぎ時に家業から企業に脱皮していった経緯などを報告しました。またサザエさんの登場人物を例えて、「サザエさん」の年齢設定時に日本人の平均寿命が65歳だったことから、平均寿命が80歳を超えた現在に換算すれば、実年齢に0.8をかけた数字が新しいイメージ。60歳はまだ48歳で、まだまだこれからです。と先輩経営者の皆さんにエールを送りました。参加者からは「中小企業の家族経営は一般的であり、社員の生活を守るという視点から経営の指針が明確になっていく様を垣間見た。」「組織の改革には粘り強さ、たゆまぬ努力、ゆるぎない志が必要。」などの意見が寄せられました。

11月県例会 大森氏 講演

11月県例会 大森 浩氏

12月県例会 石綱氏 講演

12月県例会 石綱 知進氏

No.96_News Topic:栃木の話題

News Topic 02 栃木の話題
~栃木県中小企業家同友会2018新春講演会・賀詞交歓会開催~

栃木県中小企業家同友会新春講演会・賀詞交歓会開催
「若者が残る地域」づくりを我々中小企業家の手で

去る1月30日(火)宇都宮市のコンセーレにおいて新春講演会賀詞交歓会が行われ50名が参加しました。年頭の挨拶に立った山中重雄相談役理事は「去年後半からコンビニエンスストアにはEV車が配送していました。これから4~5年後にはEVトラックは当たり前になるかもしれません。時代は常に変化しています。だからこそ同友会で共に学び、この時代を生き抜いてまいりましょう。」と呼びかけ、年内200名会勢の回復を宣言しました。

その後、宮城同友会副代表理事である(株)ヴィ・クルー 佐藤全社長が「若者が残る地域づくりを我々中小企業家の手で」の題材にて講演をしました。氏は父が経営する会社を再建中していた専務時代に宮城同友会に入会します。「あの当時は『どうせ潰れるんだろ』と噂する地域に対しては恨みしかなかった。社員は借金を返済するための道具としか思っていなかった。」と思っていた佐藤社長にある転機が訪れます。それは先輩に誘われた「同友会を知る会」のグループ討論。「苦しいなか、一生懸命頑張ってきたね・・・何が支えになったの?」の言葉に、初めて「経営者は孤独ではない。一歩踏み出せば理解し合える仲間がいる」ことに気づきました。

そのあと積極的に「経営指針をつくる会」に参加し、10年ビジョンを作ります。そうすることで、自社のありたい姿から逆算して計画を立て、戦略的な社員の採用ができるようになり、仕事も「待ち」から「提案する」に変えていきます。まわりからは大ボラのように思われたビジョンも語り続けるうちに少しずつ具現化されて15年に渡って変化を重ね、修理業からメーカーに転身していきました。また地域で共同求人活動に取り組み、地元の人口動態を調べる中で、地元白石市はすでに町自体が消滅可能性自治体であり、高校卒業時に地元に残る生徒は約20%で、さらに大学を卒業した後に戻ってくる者はほぼいないということが分かり、「このままでは町がなくなる。」の共通認識を得て行政や町の人々との地方再生が始まりました。

「できたばかりの白石蔵王支部は“ポンコツ企業”だらけだったが、皆で経営指針をつくって、社員と向き合って、将来を語って15年やってきたら、各社が町のリーディングカンパニーになって地域再生を担う存在になっていた。」この言葉は栃木同友会のメンバーに火をつけ、同友会がここにあるということの喜びを共感しました。

引き続き行われた鹿沼・日光支部準備会発足宣言で壇上に立ったウィステリグループ代表の斎藤秀樹氏が「若者の失望感をどう受け止めていくか、私たちにかかっています。そのためにも学んで気付いて実践して還元していく場をつくらなくてはいけない。」と支部設立に向けた思いを語り、来年1月の新支部設立に向け準備会発足を宣言しました。その後行われた賀詞交歓会でも熱が冷めやらず、当日参加された3名のゲストがその場で入会いたしました。

斎藤氏 鹿沼・日光支部準備会発足宣言

鹿沼・日光支部準備会発足宣言
斎藤 秀樹氏

新春講演会・賀詞交歓会会場
佐藤氏 新春講演会での講演

2018新春講演会
佐藤 全氏

栃木県中小企業家同友会

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