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No.73 トップ会議 栃木同友会の目指すべき姿

トップ会議 栃木同友会の目指すべき姿

「地域密着で中小企業がより一層力を持つための活動が基本」

今年度締めくくりとして、山中代表、八木代表そして深澤相談役にお越しいただき、今年そして次年度の栃木県同友会の目指すべき目標そしてこれからの経済についてお話いただきました。

(八木澤)
今年そして次年度に向けての栃木県中小企業家同友会の目標はなんでしょうか?

山中重雄代表(以下「山中」)
「一番の目標は増強、これに尽きる。増強していかないといけない。」

八木澤
「目標の会員数としては250社ですか?」

山中
「250社!最低でも200社。同友会に入って全国での研修会に行って覚えたことや見たり感じたことを、例会を通じて分かり易く伝えたり、分かりやすく伝えるために例会を見直したりしていかなければならない。増強が目標にあれば、会員や会員でない方にも分かり易く伝えようとすることで、例会が充実していくし、例会をしっかりとやっていける。」

八木仁代表(以下「八木」)
「入会して3年5年以上たった人は辞めないというデータが出ている。私は入会して13年くらいになるが、自分の会社も少しずつ良くなっているし、全国を知ることによって得たことや感じるところもたくさんある。」

山中
「同友会というものを理解してもらわないと辞めていってしまうね。」
八木
「1回でも例会に出てもらって、例会で得たモノや感じたことを持ち帰ってもらうことが大切。」

山中
「例会でも委員会でも出てもらって同友会の良さを知ってもらうことだね。」

八木澤
「『例会の充実』が課題ということですか?」

八木
「栃木は他県に比べても例会は充実していると思う。ただ、例会のグループ討論等の場で意見があまり言えない。人が多ければ活気もあるし、いろんな人の意見が出たり聞けたりするからね。だから、例会に一人でも多く来てもらいたい。」

八木澤
「それでは、例会により多くの人に来てもらうにはどうすればよいとお考えですか?」

八木
「まず、同友会をどういうものにしたいかっていうと、地域に密着したものでないといけないと思う。感覚的には、向う三軒両隣が同友会であれば心強い。身近に相談に乗れる人がいてくれる。身近な体制を早く作ること。委員会をなぜやるかっていうと身近な在を増やすってことに繋がるわけなんです。同じ委員会だと同じ悩みを抱えている場合が多いから情報を得られたりする。」

深澤雄一相談役(以下「深澤」)
「ある異業種の会は、委員会が充実している。会員数も伸びているんだよね。」

八木
「三重県の桑名の同友会は、ここも同友会あそこも同友会という状態。何せ、人口10万人に対し100社いるんだから。人口10万人に対し100社っていうと、様々な情報交換ができる。分かったのは、地元に密着した活動でないとダメなんだろうなということ。今、栃木県の場合、全県レベルで動いている状態。栃木県同友会が目指すとしたらそういった地域密着でないといけない。」

深澤
「人口10万人に対し100社っていう状態にするにはどうしたらいいかっていうと、宇都宮だったら宇都宮、小山だったら小山、と町ごとに活動していくこと。その方法で会員数を伸ばしたのが、陸前高田。一つ一つ掘り起こしてやっていくしかない。」

八木澤
「その場合、同時多発的にやっていく方がいいのか、一か所ずつやっていく方がいいのか?」

深澤
「理想から言うと、力があれば同時多発的にやっていく方がいい。ただ、現状ではそれができない。一か所ずつ集中的にやっていくしかない。町単位、地区単位で細分化して一つを掘り下げていって、その地区にあったやりかたをしていくことなんじゃないかな。」

八木
「同友会も商売を考えないといけない。会社の名前を覚えてもらわないといけない。自分の会社を良くするっていう想いを強くしないといけないと思う。自分の会社を良くしようっていうことをもっと前面に出してもいいんじゃないかな。同友会に入る目的は自分の会社を良くしよう、ってためにやっているんだから。」

深澤
「我々は中小企業家であり、同友会は中小企業家同友会。中小企業がより一層力を持つためにはどうすればいいかを考えることが基本なんだから、そこに力点を置かないとみんな辞めていってしまうわけなんだよね。中小企業家が経済活動のなかでより力を持つ方法、より良くなる方法を前面に出していくことなんじゃないかな。『こうやってよくなったよ』という事例集を冊子で出版していってもいいかもしれないね。その事例集を見た人は同友会に興味を持って入って来てくれるんじゃないかな。」

山中、八木
「事例集って、いいですねぇ。」

山中
「悪い話はすぐ出回るけど、いい話は出回らないですからね。そういった良いことをどんどんアピールしていったほうがいいね。」

八木
「事例集やりましょう!例会って実はそう言った事例の報告なんですよね。」

深澤
「これからの増強のターゲットをどこにするかもあるね。」

八木
「全国的な動きをみると、青年経営者が活発なところは、会員数を増やしている。あいつがよくなっている、あいつには負けられないっていうライバル意識があって、それが原動力になっている。同友会は時間がかかると思うんですよ。私が10年前に、経営革新書と同時に経営指針書を作った。数字はメタメタなんだけど、それをやっていることで、今グーンと伸びている。最初の3年くらいは色々な人の話を聞いて勉強していかなくっちゃならない。」

深澤
「私の所の経営計画・経営指針は殆どがぱくり(笑)。ぱくって実践している、実践しているから現実味がある。」

八木
「同友会は模倣だからね。」

深澤
「昔、松下電器の松下さんは『真似した(マネシタ)さん』と呼ばれた。いつの間にか松下がトップになっていた。」

八木
「同友会に入る姿勢に影響してきますね。勉強してもらう姿勢。『教えてもらう』って考えで入ってくるときついと思いますね。『自分で吸収していきたい』って考えを持っている人に入ってきてもらいたいですね。」

山中
「そうだよね。料理の世界だって、師匠の真似から入る。師匠の技を見たり、味を再現したりして師匠を真似るわけなんで、それが現実じゃないかな。そこからオリジナルにしていく。基本は同じなんですからね。同友会は参考書みたいなものなのかな。」

八木
「学ぶっていう姿勢がないといけない。松下村塾みたいなものなのかな。人が集まってきて、議論をすることによってみんなが伸びていく。」

深澤
「共に育つっていうのが、共育だからね。一社だけが育つのではなく、みんなが育つこと。会社も社長だけ育つだけでは駄目なんで、社員も社長と共に育つことが重要。」

八木
「一緒に伸びていく集団を目指すことが目的の一つ。」

深澤
「景気に頼っているような会社ではダメだよ。今までこの20年間川の流れに逆らってやってきたんだから、これからも逆らってやっていく。これからの10年間をどうやっていくかをちゃんと考えなくっちゃならない。」

山中
「景気が良くなったって、やり方がまずければ商売は良くなりませんからね。」

深澤
「これからも景気は良くならないと思う。景気が良くならなくて『景況感』が大切。幸福感と一緒だね。『良くなるんじゃないか』と思うだけで、いいんだよね。円高から円安円安と言っているけど、日本の輸出入は全体のボリュームのたかだか15%にしか過ぎない。圧倒的に国内でのボリュームが大きいんだよね。だから円安円高と言って高々15%のボリュームしかないことで一喜一憂するより、内需を拡大していくことが重要。」

八木
「栃木は他県から比べると人口もそんなに減っていないんだよね。だから、『いいね』って思った方がいいんだよね。」

深澤
「栃木は恵まれているんだよ。東京まで1時間でしょ。全国で工業が10番目、農業は8番目だからね。こんな恵まれている県はないでしょ。」

八木澤
「災害も少ないですね。」

山中
「旅行業の会社は栃木がやりやすいって言いますよ。東北にも一泊で行けるし、関西にも行けちゃうからね。車で行ける範囲も結構あるしね。」

深澤
「栃木は観光をするのにもいい。世界で有名な日光がある。

山中
「道路状況もいいですしね。」

深澤
「東京から100km圏内で、高速鉄道もあるし、空港はないが、近くに福島空港があるし、茨城空港もある。」

八木
「ホント、他県から見ると栃木は恵まれてると思う。」

3年後5年後どう考えますか?

深澤
「3年後5年後というか、10年後、日本は工業国から鉱業国に変わっている。何故か、その根拠。日本は海(排他的経済水域)まで入れると世界6番目の広さを持つ国なんだよね。その海底には、すごい資源が眠っている、実は資源大国だからね。今レアメタルを掘り始めているんだけど、ただ、今のところコストが高い。」

山中
「温泉からも資源が採取できるようになりましたからね。」

深澤
「鉱業が発展して、それに関連して、日本の産業もよくなる。でもそれには10年ちょっとかかるかな。掘削技術が確立しないといけないからね。」

八木澤
「なるほど。10年先の鉱業立国。長期的な視点も重要なんですね。」

深澤
「10年15年先がどう変わっていくかってことを頭にいれながら経営していくことが必要なんじゃないかな。」

八木
「転ぶっていう発想を持って経営をすることが大切。同友会では、いろんなひとの話が聞ける。例えば、既に中国に行く人や帰ってきた人、現地でやっている人の話を聞けるし、20年先のことを考えてる人もいる。色々な人の話が聞ける。」

深澤
「鉱業国になることがいい方向になる一つじゃないかな。ただ、享受する人としない人がでるかもしれないけれど。夢を持ってないと面白くないからね。」

八木澤
「社会全体として景気が良くなるということなんですか?」

深澤
「日本はもともと技術を持っているんだから、自前で資源が採れて加工できれば強い、鬼に金棒でしょ。いい時代になると夢を見ないと、前向きになれない。」

山中
「そうですねぇ」

深澤
「いい事例をもった会社がたくさんいて、いい事例をたくさん聞いて実践すれば、必ずいい会社になる。だから同友会にいらっしゃい。これで、うまくまとまったかな(笑)」

深澤相談役、山中代表そして八木代表、貴重なお時間をいただいて、そして貴重なお話を聴くことができました。誠にありがとうございました。

No.73 第31回 企業訪問 (株式会社 アクティチャレンジ)

社員教育・経営方針の明確化・組織づくり
が急成長の秘訣

株式会社 アクティチャレンジ 代表取締役 中村 雄三

今日はお時間を頂き、ありがとうございます。いろいろ見学させていただいたり、お話をお伺いできればと思っております。まず、創業はいつ頃なんでしょうか。

「創業は平成13年4月1日。会社の設立は平成16年6月4日になりますね。」

創業したきっかけとか理由はなんでしょうか。

「私はもともと大手メーカーで営業職を行うサラリーマンをしていました。全国、転勤を重ねるうちに宇都宮に配属になりました。6年後再び転勤の辞令があったのですが、既に生活基盤が宇都宮で整っていましたので、脱サラを決意、創業しました。物流業界は、全くの未経験でしたが、知人の紹介で栃木県中小企業家同友会に入会させてもらいました。そして現代表理事の山中社長をはじめ同業諸先輩方に物流業界のノウハウを数多く教えて頂きました。みなさんに快く受け入れて頂き、良いところを沢山吸収でき、現在があると思います。」

快く受け入れられたのは中村社長のお人柄によるところも大きいんじゃないでしょうか。

今の業務内容をお教え願えますでしょうか。

「現在は、小型貨物から大型車両までお客様のニーズに合った車両・運送サービスを行っております。一般的な貸切便、航空便、冷凍食品、引越業務や自社倉庫を経由した通販商品の輸送も展開しております。今、特に強化を図っているのが『トラックレンタル便』。このサービスは、一般的なレンタカーのように車両だけ貸し出すのではなく、当社のドライバーが運転して、さらに荷物の積み降ろし作業まで手伝うというもの。時間、距離で料金が明確になっていますので、個人、企業、団体様に使いやすくなっております。総合物流企業として、よりお客様に効率的な物流を提案しております。また、自社の自動車整備工場もございますので、法人から一般の個人のお客様まで保険を含めて自動車に関しトータルでサポートさせて頂いております。」

運送や自動車に困ったらアクティチャレンジさんへ連絡すれば全て解決ですね。参考に売上高はどのくらいなのでしょうか。

「売上高は6億7000万円ですね。」

最近街中でアクティチャレンジさんのトラックをよく見かけますが、急成長したその秘訣はなんでしょうか。

「秘訣と言うわけではないのですが、何を実施したかと言いますと、

①社員教育の実施。

「品質で栃木県No.ワンを目指して」外部講師を招いて月1回一般社員向けと幹部社員を対象にした研修を3年間行っています。

ISO9001、CS、5Sなど、品質の向上、顧客満足をめざした。マナー研修。幹部社員は管理職としての心構え、リーダーシップ、部下育成などの研修の成果結果を顧客が評価してくれている事。

②経営方針の明確化。

3年ごとに作成する「3カ年:経営計画」売上高、利益目標の目標を明確にする。全社員に目標達成の手段、方策を明確にして実施している事。

③現状に合った組織づくり。

5部門の組織を作り各部門で数値目標を持ち、責任を持たすことで、良い意味での部門間の競争心が出ている事。の3つのことですね。」

「また、某大手運送会社との取引をきっかけに業容拡大が出来たと思っています。大変品質に厳しく、どうしたら品質を高め利益を出せるか社員一丸となって取り組みました。厳しい品質要求に対して、ISO9001、社員教育導入により品質レベルの向上を図りました。また、品質にクレームがついた場合PDCAサイクルを回し改善を図っています。それが自信になり現在、新しい分野である冷凍車による冷凍食品の配送が始まりました。荷主様に満足頂ける品質を提案していきます。」

きびきびと我々を案内して屈託のない笑顔を見せる中村常務。これから益々会社は発展していく予感を感じます。今回は貴重な時間をいただき、ありがとうございました。


株式会社 アクティチャレンジ
常務取締役
中村悟志会員

No.73_平成25年2月 県例会報告

平成25年2月県例会報告

経営指針書作成のバイブルはこれだ! !
企業変革支援プログラムの活用法

報告者

平田 美穂
中小企業家同友会全国協議会 事務局長

日 時

平成25年 2月21日(金)

会 場

とちぎ産業交流センター

参加者

13名

同友会独自の企業変革支援プログラムを使用することは、より良い「経営指針書」を作成するにあたって不可欠です。
同友会独自の真に実のある「経営指針書」を作成する術を知ることの為に、企業変革支援プログラムステップ1、ステップ2の活用を学びました。

No.73_平成25年1月 県例会報告

平成25年1月県例会報告

会社立ち上げ段階からの経営指針と人の問題

報告者

斎藤 秀樹
株式会社ウィステリアコンパス 代表取締役
栃木県中小企業家同友会会員

日 時

平成25年 1月26日(金)

会 場

とちぎ産業交流センター

参加者

24名(内オブザーバ2名)

経営指針のうち「人」に関する部分が、組織の立上げ・深化・継続(特に世間承継の問題)にどの様に絡んでくるか、共に学びます。

経営指針と企業における人の問題がどの様に繋がっているか、各人の体験・考えを共有しました。

栃木県中小企業家同友会

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