『 No.98 』カテゴリーの投稿一覧

No.98_目次

発行日:2018年 6月30日
発行者:栃木県中小企業家同友会
〒321-0968 栃木県宇都宮市中今泉2-3-13
TEL 028-612-3826 FAX 028-612-3827
E-mail:t-doyu@ninus.ocn.ne.jp
URL:http://www.tochigi.doyu.jp/
企画編集:広報委員会 印刷:有限会社 赤札堂印刷所
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No.98_News Topic:栃木の話題

News Topic 01 栃木の話題
~5月栃木県例会~

経営指針の作成で会社が変わる

2018年5月25日 於:宇都宮市東市民活動センター

報告者:(株)伸電 会長 原田誠氏
(宮城同友会 元代表理事)

去る5/25宮城同友会から(株)伸電の原田会長をお招きしてご報告をいただいた。原田氏は子供の頃に自分の家に電灯が点いた感動体験から電気工
事の会社を起こした。氏は感動体験をどうやって経営に結びつけるのかを考え、それには科学性・人間性・社会性の3つの整合性が必要であり、人を生かす経営が必要なのだということに気がつかれ、経営指針を作っていった。しかし、当初は社員に受け入れられず、拒否すらされてしまう。受け入れられるためにはどうしたらいいのか?原田会長は試行錯誤を繰り返し、社員が受け入れる体制作りから始めた。社員に理解してもらうため、「人を生かす経営」を具体的に数字化し、経営数値は言語化した。さらにお客様と自分たちの仕事とお金の関係を理解してもらえるまで社員に伝えた。

経常利益=お客様感謝高。その言葉通り、お客様に感謝される商材を深めた新規事業は「生体エネルギーの活用」にたどり着き、現在では(株)伸電の大きな柱となっている。

社員の気持ちも含めた現状分析から自社の再構築をしていったその行動力を見習い、私たちもそれぞれの会社で実践していきたい。

5月栃木県例会 画像
原田誠氏 画像

原田誠氏

[文](株)共立
石綱知進

No.98_News Topic:栃木の話題

News Topic 02 栃木の話題
~5月県南支部例会~

2代目のためのやさしい相続
〜会社の相続・いえの相続〜

2018年5月18日 於:小山市ゆめまち

報告者: 小野塚久枝氏
(一般社団法人グリーンシャワー総研代表理事)

5月18日(金) 小山市ゆめまちにて小野塚久枝氏を講師にお招きし「2代めのためのやさしい相続 ~会社の相続・いえの相続~ 」をテーマに県南支部例会が開催された。

戦後のマッカーサー主導による相続法立法の成り立ちなど研究者ならではの奥行きある報告に議論も大いに盛り上がった。

現代日本の相続は「文化的に根付いた世襲的価値観と欧米的相続法とのギャップ」「家族がバラバラになり元々あった縦のつながりが希薄化する」等の要因に加え、「お金の問題だけでなく非常に感情的な側面を含む」ことでとても揉めやすい。

最良の手は「もめない遺産分割&遺言書」そして「時間を味方にし、早めに専門家に相談する」の2つとのこと。相続法は税法とは法体系の異なる民法のため、専門の税理士でない対応が難しい事もわかった。会社を永続させる為にも計画的な相続は経営者の義務だと感じた。

5月県南支部例会 画像
小野塚久枝氏 画像

小野塚久枝氏

[文]タカマチ産業(株)
山嵜俊也

No.98_News Topic:栃木の話題

News Topic 03 栃木の話題
~鹿沼日光支部準備会~

鹿沼日光支部準備会の現状報告

2018年1月30日に鹿沼・日光支部準備会設立を宣言してから、6月末までに例会を6回、研究会を3回開催して、参加人数は延べ120人を超えている。

当準備会の特色として、経営に関する特定のテーマを深める「研究会」を開催しており、第1回目の研究会は他団体『DANNAVISION』との共催を、第2回目は「支部ビジョン」の検討を、第3回目は「外部環境分析」の実例発表を行っている。また、例会のテーマは「労使見解」や「経営理念」「経営ビジョン」といった「経営指針」に絡む内容を軸に設定している。

開催場所は、例会については鹿沼商工会議所を基本とし、研究会はNPO法人CCVの新事務所(鹿沼市鳥井跡町)を基本としているが、徐々に旧今市地区・旧日光地区へも活動を広め、今年の10月度例会は、今市での開催を計画している。

声掛けするオブザーバーの人数も徐々に増え、今後の会員拡大の兆しも見えつつある。例会に参加頂いたオブザーバーには、グループ討議の中で自社の悩みの解決に繋がる材料を持ち帰って頂いたり、後日企業訪問をして経営の悩みに応え得る会員を紹介したりすることで、オブザーバーに役立つ会であることをご理解いただき、ご入会頂くようにしている。大切にしたいのは『共感』と『本気の付き合い』である。

例会は、第1回から継続して15人以上の方々にご参加頂いているが、正直言えば、第1回目が開催されるまでは果たして10人以上集まるのか、また、グループ長をこなせる方が集まるかも不安だった。しかし、鹿沼・日光地区の方々だけでなく、栃木県全域から、更には群馬県太田支部からも大勢応援に来て頂き、報告者やグループ長を引き受けて頂き、正に、皆様から新支部を育てて頂いているという一体感がある。

新支部設立に向けて皆様から頂いた御恩は、将来他の新支部設立の際に積極的な応援をすることで、『恩送り』させて頂きたい。

5月県南支部例会 画像

[文](有)ウィステリアエステート
斎藤秀樹

栃木県中小企業家同友会

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