『 No.137 』カテゴリーの投稿一覧

No.137_目次

発行日:2021年 10月31日
発行者:栃木県中小企業家同友会
〒321-0968 栃木県宇都宮市中今泉2-3-13
TEL 028-612-3826 FAX 028-612-3827
E-mail:t-doyu@ninus.ocn.ne.jp
URL:http://www.tochigi.doyu.jp/
企画編集:広報委員会 印刷:有限会社 赤札堂印刷所
※左の画像をクリックするとPDF版がご覧いただけます。

No.137_News Topic:栃木のNEWS

News Topic 01 栃木のNEWS
~鹿沼・日光支部9月例会~

もやもや感を解消するには

2021年9月15日に鹿沼・日光支部例会が参加者24名でZOOMにて行われた。

鹿沼・日光支部では2020年1月より自分自身に向き合い経営を考える場として「経営羅針盤講座」を開講している。

今回はその講座を受講した仏像修復を行う(一社)三乗堂(中氏、井村氏、森崎氏)と東小屋湖地域おこし隊の高塚氏に「自分自身をみつめ、事業を考える(経営羅針盤講座で得たもの)をテーマに報告を頂いた。

まず、それぞれの活動について報告があった。詳細については各ホームページを確認して頂きたい。

(一社)三乗堂は3名そろって受講でそれぞれ違った観点での学びがあり、それがお互いのコミュニケーションのツールになりビジョンが明確になってきた。また、価格設定についても価値作りを通して高く売れる可能性に気付かされたとの話があった。

高塚氏からは同級生の相方と経営理念を共有し意思決定等価値判断の基準にしたことで決定がぶれなくなった。さらに会社は初めから完璧でなくてはいけないと思っていたが必ずしもそうではないと気付いたと話があった。理想のチームは「ワンピースの麦わらの一味」だそうだ(同感)。

 「自分の中の未来に対してもやもや感」を持っている人に対して2組とも悩みを一人で考えるのではなく人に話すことにより解決することが多い。そして経営羅針盤講座を受講したことや今回例会で報告することにより相談する仲間が増えて良かったと話していた。

グループ討議ではビジョンを言葉にして相手に伝えることが重要だという意見が多かった反面、うまくスタッフに伝えられなく苦労しているという話も多かった。

私自身も0期生として受講したが、コロナ禍で資金繰りばかりに目をとられ講座の本質を実践出来てなかった。それを気付かせてもらい私にとっても有意義な時間であった。

9月鹿沼・日光支部 ZOOMリモート開催の様子

[文責]浅野敏一
株式会社 コメノイ

No.137_News Topic:栃木のNEWS

News Topic 02 栃木のNEWS
~県央支部9月例会~

仕事を楽しみに

高橋裕子氏の写真

高橋裕子氏

杉山琴映氏の写真

杉山琴映氏

令和3年9月23日に県央支部例会がZOOMにて開催された。

この例会は、コロナ禍にあって経営者の想いをどうやって伝えるか、県央支部の女性経営者の一人から出た悩みから、6月の県央支部例会「今日からあなたもYouTuber!」を踏まえ、実際に作ってみようということで企画されたものである。

写真整理を業に人の心の豊かさを育むフォトアルバムハウスコトルブランの杉山琴映代表、お客様の想いに寄り添う地域密着型の花屋を営むフラワーショップ花いちもんめの高橋裕子代表、お二人の女性経営者の協力を頂き、対談の様子を収録・編集した結果、お二人の思いの丈が存分に詰まった動画が完成した。

お二人の動画を見て感じたことは、仕事を「楽しみ」にして奔走していると、様々な憂いや問題を忘れてしまうのではないだろうかということである。働くということが人生の一番の楽しみになると、経営者自身が活き活きとし、伝えたい想いが自然と溢れ、発信されることにより、自分にとって本当に必要な人と人とを結びつけるのではないかと気づかされる。そして何よりも、元気を分けていただけるので、見逃した方は是非栃木同友会のYouTubeチャンネルにアクセスしていただきたい。

最後に、忙しい中、出演して下さった杉山代表、高橋代表、取材から動画の編集に携わってくれた有限会社 芯和をはじめとする県央支部のメンバーに感謝しつつ、今回作成した動画はこの例会だけでなく、栃木同友会に残る貴重な財産となったと感じている。

今後、栃木同友会のYouTubeチャンネルに会社や企業家を紹介する動画が増えていくことにより、これを活用した栃木同友会の活動の幅の広がりが期待される。

9月県央支部 ZOOMリモート開催の様子

[文責]小岩圭一
株式會社 総研

No.137_News Topic:栃木のNEWS

News Topic 03 栃木のNEWS
~県南支部9月例会~

『事業継承を如何に「はかる」か』

八木仁氏の写真

八木仁氏

9月の県南支部例会は、前回の『後継者が知っておきたい「社長のエンディングノート」』を持ち越し、『事業継承を如何に「はかる」か』の例会であった。

まずは恒例の近況報告から。コロナ過における縮小する消費経済動向に変化は無し。人流と消費行動に影響がない業種は変化無く、消費行動が保たれる業種は好調であるが、将来の市場減少を見こし新規事業にも備える報告もあった。

そのなか、人流を止められた業種の方の廃業報告もされた。

続いて本題の議論内容より。今年度中に代表の座に就く後継者の話があった。

曰く自身で10年近く前から顧客開拓を一人で始め、失敗も経験し社内で一番若い営業でもあり白い目で見られる中との事。

10年間の顧客開拓による 売上増を評価された結果なのではないかと思う。

また逆に、人流が止まった事による売り上げ減少に悩む会社で事業継承を切り出すことが出来ずにいる社長もいる報告もされた。

同族経営は傍から見ればエスカレーターであるように感じるが、先代の社長から見れば現在の売上(顧客開拓)は自身の既得権。それを突破したのが前者。現社長が現売上(顧客開拓もしくは新規事業展開)の既得権を作れない状態が後者の事例と感じた。

冒頭文章にあえて「はかる」を使わせて頂き、八木代表理事の権謀術数発言および各自の発言からまとめると…

  1. 後継者になる為には、前任者による後継者への評価と理解が必要
  2. 強大な権力と既得権を持つ者から権力を取るにはどの様な実力を出せるか。特に親族以外は試される
  3. 前任者の取り巻きをいかに味方にするか「はかる」権謀術数を学び実行する必要性
  4. 後継者を支える年代層の新陳代謝も行う必要性
  5. 顧客の立場・目線で自社を見る視点の必要性。
    (鳥の目・虫の目・魚の目(=時間の流れを見る)

に、蝙蝠の目(=逆さに見る顧客の目))を追加し事業継承されるに足る相応き人物になるとの結論となった。

[文責]山本健二
関東物流有限会社

栃木県中小企業家同友会

e.doyuバナー
バナー
バナー
アクセスカウンター

▲Pagetop

Powered by WordPress / CIC