『 No.103 』カテゴリーの投稿一覧

No.103_目次

発行日:2018年 11月30日
発行者:栃木県中小企業家同友会
〒321-0968 栃木県宇都宮市中今泉2-3-13
TEL 028-612-3826 FAX 028-612-3827
E-mail:t-doyu@ninus.ocn.ne.jp
URL:http://www.tochigi.doyu.jp/
企画編集:広報委員会 印刷:有限会社 赤札堂印刷所
※左の画像をクリックするとPDF版がご覧いただけます。

No.103_News Topic:栃木のNEWS

News Topic 01 栃木のNEWS
~2018経営フォーラム~

「事業承継」テーマに2018経営フォーラム開催
基調報告 「理念がわかると未来が変わる!」

茨城同友会理事(青年部副委員長)
中協同青年部連絡会「日本一の学び」担当副代表
株式会社つくば食品 代表取締役 八巻大介氏

八巻大介氏
石川大樹会長

青年部準備会
石川大樹 会長

栃木同友会では、11月16日金経営フォーラムを開催し、近県同友会からの参加を含め、88名が集いました。

山嵜俊也実行委員長の、「一緒に学んで自社と地域の未来を良くしていきましょう」との力強い開会宣言と八木仁代表理事の挨拶で始まりました。

基調講演は茨城同友会の八卷大介氏による、「理念がわかると未来が変わる」~計画的承継で気づいた大切なこと~とのタイトルで、(株)つくば食品の2代目経営者として自身の経験が報告されました。

父親が起こした会社に戻り、後継者として承継を宣言するとともに、新卒者の計画的採用、社内の改革に積極的に取り組むも、退職者が続出。悩みぬいた末に知識や技術、戦術に偏って、生き方・考え方・人間性にかかわる理念をおろそかにしていた事に気づいたそうです。

そこで、ありたい姿、夢を描き共有するため「良い会社とは」をテーマに社内でグループ討論することから始めました。そうして理念について深める中で八卷氏自身が変わったところから会社も変わってきたとの事。大企業では見られない、中小企業ならではの苦労、等身大の報告に参加者一同共感する部分が多く、グループ討論では事業承継の上での理念共有の大切さについての率直な意見交換がなされました。

第一部の最後には、石川大樹青年部準備会会長により青年部
準備会の発足が力強く宣言され、栃木同友会でも若い力を取り込んでの新たな飛躍への期待が高まりました。

第2部のパーティーは、山中重雄代表理事の共に学び良い会社を作って行こうという呼びかけの挨拶で、参加者一同大いに懇親を深めるとともにオブザーバー参加者の中からその場で3名が新たに入会しました。

2018経営フォーラム開催中の写真
新入会員3名の写真

新入会員3名

[文]小山研一
(有)赤札堂印刷所

No.103_News Topic:栃木の話題

News Topic 02 栃木の話題
~10月県例会~

「経営指針をつくって俺たちは変わった!」

小岩圭一氏

小岩圭一氏

臼井 進氏

臼井 進氏

去る10月24日(水)、10月例会が開催され、「経営指針を作って俺たちは変わった!」と題し、2018年度経営指針を作る会の受講者であるU−TEC(株)の臼井氏と(株)総研の小岩氏から報告を頂いた。

生い立ちや現状は全く違う両名であるが、経営について悩み、そして何かの道標を探していることは共に感じられた。

互いに同友会活動及び経営指針づくりに取り組み、経営指針を作成することでやるべきことを見つけたようであった。

そして、何よりも経営指針作成後わずか3ヶ月程度にもかかわらず、当人たちと会社に変化が現れ、特に従業員の意識及び行動が目に見えて変わったことに驚いている。

中小企業において一番重要であり、難しい「経営者と従業員が同じ方向を見る」ことに進み出していると感じられた。両名とも、まだ始まったばかりであるが、同じ中小企業の経営者として勇気をもらい、かつ、見習わなければならないと学ばされた県例会となった。

[文]片平芳明
こいあい税務会計

No.103_News Topic:栃木の話題

News Topic 03 栃木の話題
~鹿沼・日光支部準備会11月例会~

「那須から世界へ」

大江正孝氏

大江正孝氏

11月14日(水)に鹿沼・日光支部準備会例会が鹿沼商工会議所で行われ、サンプラスチック株式会社代表取締役大江正孝氏より、「思いを形に、社員と共に、那須から世界への挑戦」とのテーマで報告が行われた。

取引先の協力を得て親族外承継を行った大江氏は、『自社の商品が好き、社員が好き』との思いを自身の軸に置き、経営者としての学びを深めながら経営指針を社員と共に深め合い、信頼関係を深めてきた。特に、「社長の価値観」と「社員の価値観・現状」とのギャップを受け止めて、それを埋めるための社員とのコミュニケーションに力を入れ、「理想の職場」に、いかに近づくかを、社員と共に考え続けてきた。その結果、平成30年9月には栃木県中核企業(ニッチトップ部門)の認定を受けるに至った。

この日は初めて参加頂くオブザーバー3名を含め、大江社長の報告及びグループ討論を通して、社長の学びの大切さの理解を深めることができた。

[文]斎藤秀樹
(有)ウィステリアエステート

No.103_News Topic:栃木の話題

News Topic 04 栃木の話題
~11月県南支部例会~

「高齢化時代の医療ビジネスに挑む!」

稲葉耕士氏

稲葉耕士氏

11月9日(金)小山市ゆめまちにおいて、昨年11月に設立された(株)ベラウスの稲葉耕士社長を報告者に招き県南支部例会が開催された。

同社は小山市を中心に、医師の処方に基づいた医療サービスを在宅で受けることができる訪問看護事業を手掛ける。

地域医療の現状と自社事業領域分析の切り口は非常に鋭く踏み込んだ印象で深い科学性を感じた。

「事業計画は10年ビジョンを参考に未来から逆算」、「同友会で知った市場情報評価ナビツール(Miena)を活用」など創業にあたって同友会を活用していた点が印象深かった。

「今後、市場は伸びるが労働人口減少や医療費肥大化も伴ない安泰ではない。担い手も不足しており、他社の参入を歓迎したい」と締めくくった。

地域医療への熱い使命感と本気の事業経営への姿勢が反映された深く濃密な報告だった。ぜひ全県例会でも取り上げたい。

[文]山嵜俊也
タカマチ産業(株)

栃木県中小企業家同友会

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