『 No.128 』カテゴリーの投稿一覧

No.128_目次

発行日:2021年 1月31日
発行者:栃木県中小企業家同友会
〒321-0968 栃木県宇都宮市中今泉2-3-13
TEL 028-612-3826 FAX 028-612-3827
E-mail:t-doyu@ninus.ocn.ne.jp
URL:http://www.tochigi.doyu.jp/
企画編集:広報委員会 印刷:有限会社 赤札堂印刷所
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No.128_News Topic:栃木のNEWS

News Topic 01 栃木のNEWS
~県央支部12月例会 12月9日(水)リアル開催~

宇都宮市東市民活動センター
~2020経営フォーラムが10倍わかる座談会~

12月支部例会は報告者を設けず、「2020経営フォーラム」が10倍分かる座談会と題してグループ討論方式で行われた。

先立って開催された経営フォーラムはZOOM形式で3日間に渡って行われたため、すべてに参加できない会員がいたものの、参加者それぞれに気づく点が違い、いろいろな視点から議論がされた。

その中でもフォーラムのキーワードとも言える「現状認識」については、多くの意見が出された。

現状認識といっても捉え方も様々で外的要因を強く意識したり、内的要因に傾聴したりと参加者によって大きく異なっていた。

例えば、自社の数字に関しても今まではあまり気にせず、税理士まかせでよく分からない状態であったが、改めて数字を見直すように意識が変わったといった意見もあった。

フォーラム第3回報告者の宮城同友会の玄地氏の報告にあった人事評価制度についても議論があり、そこまでは出来ていないが、参考になり目指す指標とすることができたといった意見も出た。

今回は同友会入会6年程の会員が最も古参になるという比較的入会暦の浅い会員が多かったにもかかわらず、いろいろな意見交換がなされた。

その中でも印象に残ったことは、入会間もない参加者が自己の現状を話す機会となり、そのことで本人も少し不安が解消されたように感じられ、他の参加者もお互いの状況を知ることで会員同士の距離感が近くなっていた。

年末の繁忙期であり、かつ、コロナの感染も気になる時期であったことから参加者は多くなかったが、改めてグループ討論の重要性を気づかされた会となった。

県央支部12月例会 座談会の様子

県央支部12月例会

[文責]片平芳明
こいあい税務会計

No.128_News Topic:栃木のNEWS

News Topic 02 栃木のNEWS
~県南支部12月例会 12月7日(月)ZOOM開催~

“経営フォーラム振り返り”と“未来を見通すには”

今回の県南支部例会では3回にわたって行われた経営フォーラムの感想と討論、会員各企業の現状報告と展望等が話し合われた。

経営フォーラムについては3回開催という長丁場とそれぞれの内容が全く違う構成なので支部例会においても色々な視点での討論が出来たと思う。

自分として3回のフォーラムを通じて一番印象に残ったのは初回林事務局長の「変化に目を閉ざす事がもっとも危険」という印刷業界の事例である。抗う意思、順応する意思、これらの意思を持って動いたところは残り、何もしないで静観していたグループが消えていったという。

これは今のコロナについて手立てが打てないと何もしないで座している現状を大いに反省させられる仕儀となった。

また支部例会において会員各企業の報告もコロナ対応で模索しながらも利益を出す企業もあり「周りが不況なのでうちも不況」は通用しないと反省しきりだった。ここにフォーラム2回目の小沼氏の世界状況分析の話で世界が同時に不況の訳ではなく国内においても変化の兆しがある事、ウィズからアフターを見込んだ予想は大いに参考になった。

そして方法論として3回目の玄地氏の自社と社員さんたちを巻き込んだ報告が来る、フォーラムの〔現状>未来>方法〕という流れは実に的を射た流れと思った。

言うまでもないが今は本当に大きな変化点であると思う、先の予測を行いどういう動きを取るか、その再認識が必要であることを突き付けられた。

[文責]三ツ村義康
(株)三ツ村製作所

No.128_News Topic:栃木のNEWS

News Topic 03 栃木のNEWS
~鹿沼・日光支部例会 12月15日(火)ハイブリッド開催~

南摩で“食育と地域づくり”
~畑を通して「食べる」を考える。里山百手プロジェクト~

鹿沼・日光支部例会

出身地の鹿沼市南摩で『一本杉農園』を営む福田大樹氏。彼の事業の中心は農薬、化学肥料を使わない農業。5反の畑を活用し小麦を育て、野菜を育てている。収穫された麦、小豆、ジャガイモ、野菜でパンをつくり販売し、さらに加工、調理しカフェ「蒔時」、おでん居酒屋「湯気」では6次化(一次産業+2.3次産業)して提供している。

コロナ禍の今年、彼の営みは中学生への「畑を通して考える授業」の中で伝えられた。里山百手プロジェクトである。時代が百手先まで進んでも通用するような、根源的な知恵や哲学を学んでほしいという彼の思いで始められ、これまで12回の授業(里山百手プロジェクトnote‥ブログに詳しい)が行われた。生徒たちが野菜を育て、とれたものを加工して販売する。畑に出て作業をし、教室に戻り考える、作業と思考の連続だ。農作物に無駄はない、稲わらは牛が食べ、そのフンは畑の土に戻る。大きくならなかった玉ねぎは刻んでドレッシングになる。

カフェを生徒たちが企画し営業する。地域の皆さんに感謝を伝えるカフェとはどんなカフェか?グループに分かれてテーマカフェをつくり、店名からサービスの仕方を生徒たちが検討し実践する。体験を積んでいく課外授業だが、その間に生徒たちは様々なものを獲得していく。自分たちで作ったものを地域の方々に提供する中で、働くことがこれほどに人を育て得るのかということに驚ろかされる。もともと労働の中で人は育ってきた“はたらく”ことの中で人が育つという営みが、鹿沼市の南摩で展開されている。修学旅行も運動会もなかった中三の彼らにとって、この体験は何ものにも代えがたい経験だ。座長を務めた(株)コメノイの浅野社長は「生きていくことの大切さが彼の価値観の本質では無いかと感じられた。同じ南摩地区に関わる者として共に活動できればと切に思わされた講演だった。」と語った。

※是非〔里山百手プロジェクト|note〕を検索してみてください。

[文責]事務局

No.128_訃報

訃報
栃木同友会代表理事(1992 ~ 1993年)日野川勇一氏

故 日野川勇一氏

故 日野川勇一氏

1992 ~ 1993年に栃木同友会代表理事を務められた日野川勇一氏(株式会社栃木合同計理センター)が昨年6月12日ご逝去されました。コロナ禍の折、通夜密葬の儀は近親者のみにて執り行われたとのことでした。故日野川氏は栃木同友会の創立メンバーでした。栃木同友会の設立にかかわり、生前交友があった中同協国吉昌晴顧問から「日野川さんは税理士ですから、人前に派手に出てくるタイプの方ではなかったのですが、その分裏方として栃木同友会を守り、育ててきた方です。生前のご活躍に感謝致します。」との言葉をいただいております。改めまして日野川元代表理事のご冥福をお祈りいたします。

栃木県中小企業家同友会

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