『 No.109 』カテゴリーの投稿一覧

No.109_目次

発行日:2019年 5月31日
発行者:栃木県中小企業家同友会
〒321-0968 栃木県宇都宮市中今泉2-3-13
TEL 028-612-3826 FAX 028-612-3827
E-mail:t-doyu@ninus.ocn.ne.jp
URL:http://www.tochigi.doyu.jp/
企画編集:広報委員会 印刷:有限会社 赤札堂印刷所
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No.109_News Topic:栃木の話題

News Topic 01 栃木の話題
~鹿沼・日光支部4月例会~

祖父・父・本人、鹿沼と共に時代を超えた3代の想い

小出拓也氏 鷹羽知子氏

大倉ホンタ販売(株)
小出拓也氏(左) 鷹羽知子氏(右)

4月20日に鹿沼商工会議所にて鹿沼・日光支部例会が開催された。報告者は大倉ホンダ販売株式会社取締役 鷹羽知子氏で、同社の3代目の事業承継予定者である。同社は約70年前に設立され、鹿沼市の発展と共に自転車など市民の足を供給し続け、現在は栃木県最大の自転車卸売会社となった。

初代そして二代目現社長とも、質素な生活をしながら従業員の福利厚生に力を入れ、自転車を通して鹿沼の生活面・文化面を高めてきた。三代目の鷹羽氏が受け継ぐ同社の経営理念は「地域に奉仕する乗り物の総合商社」。

鷹羽氏は地元の仲間達から勇気付けられ、経営理念を現在の鹿沼に当てはめた「新しい自社の役割」を始めようと決心し、レンタサイクル事業を始めた。が、鳴かず飛ばずの結果となる。しかし、友人の助言で、レンタサイクル事業の新しい形態を考案し、観光事業者に提案。が、大手からの提案が同時期になされ、新事業の受注を獲得できなかった。それでも鷹羽氏は諦めず、仲間のゲストハウス事業・グランピング事業と異業種連携を行い、大倉ホンダ販売はサイクリングツーリズム事業を行うようになった。鷹羽氏はこの「清水の舞
台から飛び降りる経験」を通して、自身で鹿沼を素材に「ツアー商品」を「仕掛ける」イメージを実感した。

鷹羽氏は、たまたま自転車の問屋に生まれ自転車を扱っていたが、レンタサイクルからサイクリングツーリズムに入り、小売店や農家、自然や文化を繋ぎ、地域を一つの「価値のある商品」として繋ぐ。その地域に注目が集まり、お客様が来て利益をもたらす。自社の経営理念を、今の時代が求める形で、鷹羽氏がやりたい形で、具体化した。

働き手を大切に思い、なかなか結果が出なくても地元の価値を高める商品づくりを諦めずに、地元を想う仲間たちと学び合いながら現実の形にする。地方都市の若手経営者にとって、大いに勇気付けられる報告となった。

鹿沼・日光支部4月例会 開催の様子

[文](有)ウィステリアエステート
斎藤秀樹

No.109_News Topic:栃木の話題

News Topic 02 栃木の話題
~2019年5月全県例会~

「令和」を生き抜くための自社分析
〜自社の今を見て、強み弱み、課題を明確にする〜

大江正孝氏

大江正孝氏

5月全県例会が5月21日(火)宇都宮市東市民活動センターにて、経営指針をつくる会の受講生、卒業生などを中心に20名の参加で行われた。企業変革プログラムを実際に書き込みながら参加企業の具体的な経営課題を浮き彫りにする例会は初の試みだったが、大江正孝経営労働委員長のナビゲートで、これまでになく気づきの多い例会となったようだ。今回の例会では(1)企業の自己診断→(2)診断結果の分析→(3)経営課題の抽出までを行い、グループ討論でさらに客観的に深めた。

参加者からは「変革プログラムを記入したうえでのグループ討論では参加者相互に問題意識が高まり、密度の濃いグループ討論になった。」「クレーム処理、新規事業への取り組みにおいて熟成度がひくいという結果が出たが、一つの要因として、事業部間の連携の足りなさが明確になった。」など、参加者の気づきはグループ討論を通してさらに明らかな経営課題を各社に生んだ。

「変革プログラムを自社の社員とやってみて、人間尊重の経営、経営指針の浸透度合いにギャップがあることに気づいた。大江さんの取り組みを聞いて自社も諦めずにチャレンジしていこうと思った。」「今回が3回目の書き込みとなったが、少しずつだがレベルが向上していることに気づいた。経営者の責任を果たすということの意味を改めて実感した。」などなど。

日々の忙しさの中で経営課題の整理に時間を使うことは難しい。しかしながら企業変革支援プログラムの記入に要する時間はたった30分。まだ未体験の方は是非一度取り組んでみていただきたい。

企業変革支援プログラム

※企業変革支援プログラムStep1は同友会
事務局にて販売しております。

No.109_News Topic:栃木の話題

News Topic 03 栃木の話題
~2019年度第2回(5月)理事会報告~

5月14日の理事会では、以下のことが主に話し合われました。

(1)2018年度定時総会について

大型連休を考慮し、総会を例年より10日ほど早く開催した結果、議案書発送に影響がでて、その分が予算を上回ってしまいました。また、音響設定が悪かったことで参加者の皆さんに聞き辛い思いをさせました。今後は注意と対策を考えて参ります。
来年度は上記を考慮し、次回総会は2020年4月21日(火)に予定し、内容等は9月末までには決めることとしました。

(2)今年度の経営フォーラムについて

11月11日(月)に行われる経営フォーラムの報告者を神奈川同友会の(株)湯佐和 代表取締役 湯澤 剛氏に依頼しました。詳細設定は今後。湯澤氏は実父の突然の死で、債務超過の飲食店の経営者となり40億円の借入を背負います。借金の返済と会社の立て直しを行う中で、大切なことを学んだという湯澤氏から、折れない心を身につけることの大切さを学びます。

(3)新入会員オリエンテーションの予定。

前期、7月17日、9月10日で計画しています。

(4)情報収集と会勢強化の為、事務局長と理事者で、
会員とオブザーバーを訪問する日を設けました。

毎月の行事予定表に掲載する予定です。

[文](有)ウィステリアエステート
斎藤秀樹

栃木県中小企業家同友会

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