Posted on 2022年7月31日(日) 10:00
News Topic 02 栃木のNEWS
~6月県例会 県南支部設営~
6月の県南支部例会は小山城南市民交流センターゆめまちとZOOMで開催された。今回の報告者は株式会社シンデンの代表取締役八木仁氏である。7月に控えた中同協第54回定時総会プレ例会として、テーマ「私たちは中継者」が報告された。主なテーマは以下の4つで、①自社の従業員の年齢構成について、②後継者は「ひがみ、ねたみ」の対象となる、③社員さんは自社の商品・サービスに誇りを持っているのか?、④次の後継者に何を一番伝えるのか? について報告が行われた。
いずれの内容も経営者の立場であれば興味深い課題で、向き合わずにはいられないと思う。個人的見解では有るが纏めると、①については手当をしないと時間の経過と共に社員の平均年齢が上昇し会社の存続に係る。②については組織に於ける人の心について理解と対処方法を知らないと組織の統制が難しくなり安定的な運営が遠のく。③については労使見解にある「やりがいのある仕事」を社員がしていないと会社の存続はないかも知れない可能性が高まる。④経営者とし積み重ねて来た知見をどのように次の経営者に伝えるのか?と私はこう捉えた。
いずれのテーマも八木代表自身が20年以上経営者として現場で悩み、考えて実践して来た事を非常に分かりやすくお話して頂きました。その報告内容を聞けば「ああ、成程!」と頷く様な目から鱗の貴重な体験談と解決方法ばかり。私はこう思う。大切な事はその課題を前に「真摯に向き合う」という姿勢と「経営をする」という強い決意なのではないのだろうか?人間誰しも易きに流れたい。経営をしていれば様々な課題や困難は訪れない事はないだろう。そんな時でも正面から向き合って課題を克服してきた八木代表の経営成果の発表は、間違いなく沖縄の地でも多くの経営者に希望の光を輝かせるだろう。

全国総会第8分科会で報告する八木仁氏
[文責]株式会社アイテム
阿良山輝明
Posted on 2022年7月31日(日) 09:00
News Topic 03 栃木のNEWS
~県央支部暑気払い~
戻り梅雨となった7月15日の蒸し暑い夕暮れ、県央支部例会の暑気払いが、同友会事務局近くの「朝採りレストラン Nukumori」にて開催された。
思えばこの二年あまり、県央支部の皆さんとは食事をしながらじっくりと語り合う機会が殆どなかったため、貸し切り状態となったお店に支部メンバー10名が集まり、お互いの近況報告や雑談、経営に関する談話に大いに花を咲かせた。
ひときわ参加メンバーの経営課題の話題になると、酒が入っていながらも、様々な視点・角度から鋭い問いかけがなされたうえ、議論が盛り上がり、アドバイスする方もされる方も各々が気づきを得た様子であった。
各会社においてもここ数年、暑気払いはもとより、歓送迎会、懇親会、忘年会等が自粛されているところが多いと思われるが、飲食とともに、思い思いの話題を振りまきながら社員さんとのコミュニケーションをとることがいかに大切な時間であったかに気づかされ、自粛が当たり前とならないように工夫していきたいとの思いに至った。
今回、お店のオーナーのご厚意で長居させてもらい、あっという間に3時間程度が過ぎてしまったが、名残惜しくもそれぞれがまた、経営に向き合う姿勢を確認しあいながらの解散となった。
そして来年も、更に多くの方々と暑気払いをご一緒出来ることを楽しみにしている。
[文責]株式會社総研
小岩圭一
Posted on 2022年7月31日(日) 08:00
コラム
私と中小企業家同友会
株式会社フカサワ 取締役会長
栃木県中小企業家同友会 相談役 深澤雄一
今から35年前、1987年、中小企業家同友会立ち上げから数ヶ月後、代表理事で弊社のお客様、こいしや食品の小池社長様から誘われて例会に出席した。「ほーおもしろい会があるもんだ。」その時強制的に?入会となった。立ち上げメンバーといってもよい会員は30~40名だったと思います。
然しながら当時の私は37歳にて常務取締役営業本部長になったばかりで、社内に於いては支店・お客様訪問・仕入先の代理店会出席などと、例会に出る余裕がなかった。そんな訳で3年間、名前だけの隠れキリシタン?だった。
1989年になって専務取締役営業本部長となり、多少の余裕が出来てきた。代表が今井本店の今井社長様に変わっていた。それから1996年、東陽機器の石井専務さんが代表になるまで10年間で7人程代表が変わった。
石井さんと、「こんなにコロコロと変わるようでは良くない」と話したものだった。石井さんは1996年から1998年まで3年間代表を務めた。疲れたから変わってという事で私におはちが廻って来た。私も短期ではだめだと言ってしまったが故に後に引けなくなった。そのために1999年から2005年までの7年間代表を務める事となった。会社内では社長になって7年目から14年目まで、ちょうど脂が乗り切っている時だった。私にとってすべてが学びの中から実践の連続だったようです。
さて、昨今の話に変わりますが、今まで長いデフレが続きましたが、この1~2年の急激なインフレは悪いインフレの代表で「プッシュ型インフレ」と言われています。その昔、1973年~74年の第一次オイルショック、物の価格がアッという間に20%、30%と値上がりしていった。
私が大学を卒業、そして就職した時1972年4月、初任給40,000円、2年目55,000円、3年目65,000円、4年目75,000円。4~5年で2倍。6年目で10万円。なんと2.5倍の給与となった。この間に物価は1.8倍。勝った。物価に給与が。この方式のインフレは、良いインフレと言う。
これからはどうでしょう。原材料から加工品2倍UP、中間販売で30%UP、最終消費者物価はすぐに10%UPとなるであろう。さて、給与は3%にせよと政府が言う。すぐにでも5%、10%給与を上げてゆかねばならない。社員さんの幸福の為には何としても上げてゆく、その覚悟でゆかねばならない。
それ故に、企業は社員さんの幸せの道具として機能しなければなりません。1番目に社員さんとその家族への物・心両面の向上。その為に、2番目にお客様・仕入先様への奉仕。それによって3番目、社会に貢献する。結果として4番目、高収益体質となる。これが企業のあるべき姿です。中小企業家同友会メンバー社員さんの幸せを願いながら筆を置かせて戴きます。
Posted on 2022年6月30日(木) 12:00
発行日:2022年 6月30日
発行者:栃木県中小企業家同友会
〒321-0968 栃木県宇都宮市中今泉2-3-13
TEL 028-612-3826 FAX 028-612-3827
E-mail:t-doyu@ninus.ocn.ne.jp
URL:http://www.tochigi.doyu.jp/
企画編集:広報委員会 印刷:有限会社 赤札堂印刷所
※左の画像をクリックするとPDF版がご覧いただけます。
Posted on 2022年6月30日(木) 11:00
News Topic 01 栃木のNEWS
~県央支部5月例会~
従業員の運転管理と車両管理について学ぶ
5月17日に今年度最初の県央支部例会がハイブリッド形式で開催された。
4月より改正道路交通法施行規則の施行をうけ、一定台数以上の白ナンバーの自動車を保有する企業でのアルコールチェックが義務化された。
このタイミングで、一般貨物自動車運送事業を営む(株)こぶし 代表取締役 山中重雄氏と(株)メディカルネットワークサービス 代表取締役 手塚和江氏の両名から、自社におけるアルコールチェックの具体的な運用や運転・車両管理の実践に関して報告を受けた。
厳しい法規制に対応されている両名の報告からは、我々白ナンバーの企業でも取り組むべき課題、特に車に関心のない若手社員が増えてきているなか、日常の車両点検や事故時の対処方法等の教育の必要性に気づかされた。
さらに、企業における車両交通トラブルのリスクに関して弁護士法人宇都宮東法律事務所 代表社員 伊藤一星氏から報告を受けた。社員が起こす交通事故で思わぬところから会社に損害賠償請求が来る可能性があることもわかり、業務時や通勤時のいずれにおいても社用車及び社員の自家用車に注意を払い、車両に関する社内規定の整備や従業員の任意保険等の加入確認等が必要であると気づかされた。
事業を行っていく以上、車両は会社の重要な機能の一部であるとの認識を持ち、機能をフルに発揮するうえでもしっかりとした運転・車両管理を実践していきたいと感じた報告であった。
[文責]株式會社総研
小岩圭一