No.148_News Topic:栃木のNEWS

News Topic 02 栃木のNEWS
~県南支部8月例会~

若者の苦悩と先輩の激励!

2022年8月24日、小山市城南市民交流センター「ゆめまち」にて県南支部8月例会が開催された。通常は報告者による「報告」の形式をとるが、今回はこれを変え「課題提起」とした。

課題は「社員さんとの程よい距離感は?」、提起者は株式会社シンデン専務、八木匠氏(以降匠氏)。今回の趣旨背景を説明するには、匠氏の紹介が必要であろう。匠氏は当会代表の八木仁氏の長男であり、後継者。2021年に「専務」の役職で入社、同時に同友会入会、年齢は27歳。前職は大手メーカーにて製造業務に携わってきたが一般社員、勿論部下など持った事はない。その彼が何十人と言う人生の先輩方を部下に持つ「専務」となった。

さて彼の日常は? 心情は? 以上で趣旨背景の説明はよろしいだろうか。入社から1年、「想像通り? 予定通り? の気苦労」が匠氏を襲っているらしい。「①この状況を話せる場がない」「②この状態をどう見るか?」「③同様の経験はお持ちではないか?」「④アドバイスを頂けないか?」この4つ辺りが今回の課題提起の機会を希望した匠氏の心情と筆者は見る。事業承継においてこの事象は所謂「アルアル」ではあるが、難しい問題である。

匠氏の「助け」となる良策良案が出るのだろうかと心配されたが、それは全く全くの杞憂となる。予定時間が来ても終わらぬほどの「経験談披露」「助言」「提案」の嵐がその後続くのである。「私も全く同じだった」「結果を出せば認められる!」「気を遣わずに気を配れ!」「自分の道を創れ」「慣れろ!」「覚悟が大切!」「自分のミカタを早く作れ!」厳しくも暖かい言葉が会場を飛び交った。通ってきた道、経験が異なる故にそれぞれのアドバイスは異なるのであろう。

しかし、「自分と同じ苦労はさせたくない」「若い仲間を助けたい」の思いは皆同じであった。一つの目標に向けて異なる角度からアプローチ。同友会は若者を助け育てるにも最適の場所と再認識した県南支部8月例会であった。

県南支部8月例会「課題提起」討論の様子

[文責]福田忠史

栃木県中小企業家同友会

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