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~県南支部6月例会~

『「中小企業は今の半分以下に」 By アトキンソン&現政権?
今夜はこれをつまみ(題材)にZOOMしてみます!座談会 』

県南支部6月例会 座談会開催時の写真

「たわけ者」の語源をご存知だろうか?「田分け者」の意で子孫に田の分割相続を繰り返すと極小化され生産性の無い田が無数に出来てしまう。そんな事をするのは愚か者という事だそうだ。…6月23日(水)の県南支部例会はこんな雑談から始まった。

今回の例会テーマは 『「中小企業は今の半分以下に」By アトキンソン&現政権?今夜はこれをつまみ(題材)にZOOMしてみます!座談会 』。

企画&進行を担当した福田忠史氏(保険業)の実験的な意図もありZOOM・リモート環境の強みを最大限に活かした例会構成で、アトキンソン氏出演の経済番組などのコンテンツを視聴した後に議論が進行する形式。参加者はまるで経済番組にリモート出演しているかの如くであった。

そもそもデービット・アトキンソン氏とは米国金融業界出身、日本の宮大工会社の社長を承継し、現在は政府の成長戦略会議に参加している人物。主張を要約すると「日本は人口減少と少子高齢化により社会保障の持続性が困難化する。解決には企業の生産性向上が必須だが過剰に多い中小企業が大きな阻害要因。最低賃金引き上げにより経営力のない中小企業を淘汰・統合するべき」といった感じになる。

参加者からは「本当に中小企業を半分にしたら雇用の受け皿が足りずに失業者で溢れてしまうのでは?」という意見が多くでた。

しかしアトキンソン氏の主張してきた施策が着々と現実に実行されている事実も示された。

補助金を見れば生産性をあげようと努力する企業を支援しようとする政府の姿勢は明らかだ。保険業界では個人代理店は現実的に営業継続が困難となる法改正が行われ統合が進んでいる。昨夜には折しも最低賃金の議論再開の報道もあった。

政府が「田分けが行き過ぎた低生産性状態」を是正しようとしているのは間違いない。そしてそれは現在進行中である。

あなたの会社も篩(ふるい)にかけられているのだ。

[文責]山嵜俊也
タカマチ産業(株)

栃木県中小企業家同友会

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