No.95_News Topic:栃木の話題

News Topic 02 栃木の話題
~10月例会『中小企業の異業種連携事業展開』~

少子化生き残りの企業連携戦略

10月24日開催(障がい者就労支援部会担当)

古澤氏

古澤 正巳氏

[報告パネラー]
鹿沼自動車教習所 代表取締役 古澤 正巳氏
NPO法人CCV学園 講   師 金子 幸子氏
NPO法人CCV   副 理 事 長 神戸 真弓氏
[座長]
NPO法人チャレンジド・コミュニティ
理 事 長  金井 光一氏

自動車教習所業界では、少子化が叫ばれるなか値引き合戦による過当競争が激化していた。鹿沼自動車教習所の古澤社長は、当時合格率が半分以下だった発達障がい者の免許証取得率向上が差別化につながるのではないかと考え、そのプログラム作りに試行錯誤していた。

転機は古澤氏が発達障がい者の教育に詳しい宇都宮大学に協力を仰いでからだ。方針に確かな手ごたえを得た氏は、実践にあたって同じ鹿沼市にあるNPO法人CCVの協力を得ることができた。そして化学反応が生まれた。『つばさプラン』の誕生である。実践で起こる様々な問題をスタッフが丁寧にマニュアル化していく繰り返しの中で、発達障がい者免許証取得支援プログラムは精度を増していった。

「つばさプラン」は、その後6年間で120名を超える卒業生を輩出する。その合格率は97%(途中辞退を除けば100%)。免許証取得後わざわざ四国からお礼に来る親子、日本全国から届く合格報告のはがき。それがスタッフの意欲に繋がる。企業と福祉の連携は、唯一無二のビジネスモデルとなり、全国に広がりつつある。鹿沼市の中小企業連携は全国にはばたく「つばさ」を手にした。

[文]福田雅樹(NPO法人チャレンジド・コミュニティ)

栃木県中小企業家同友会

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