Posted on 2023年1月31日(火) 10:00
News Topic 02 栃木のNEWS
~県南支部12月例会~
12月22日小山市市民活動センター(おやま~る)にて県南支部12月例会が開催された。
内容としては山嵜例会委員長をナビゲーターとして「自社は現在どのような状態ですか?」をテーマに、先ごろ中同協より発行された「企業変革プログラムVer2」の使用方法並びに作成の目的を共有したうえで、実際に体験することで参加企業は自社の現状を確認した。
「県南支部で皆さんと読み合わせを進めております『人を活かす経営(労使見解)』は、社員さんを最も信頼のおけるパートナーとして、互いに人間的成長をしながら会社を成長させていきましょうという、経営者の姿勢を表しています。この姿勢をより具体的に明らかにしたのが中同協25回定時総会で総会宣言として採択された「21世紀型中小企業づくり」(※参照)です。
この21世紀型中小企業づくりを進めるうえで、必要な要素を整理分析し、自社の成長発展を図るものさしとしてつくられたのが、本日皆さんと一緒に取り組む『企業変革支援プログラムVer2』です。参加者は山嵜氏の趣旨説明をうけ、早速エントリー自己診断に取り組んだ。
今回取り組んだエントリーシートは別記の通りで高得点を得るには経営者の経営責任の全うしてるか否か、社員の力を引き出す取り組み、付加価値を高める取り組みなど、多岐にわたる経営実践の有無が問われる。10分ほどの記入時間で各社の点数(自己採点)が明らかになった。
各社が自社の採点結果を発表していったが、11点~74点と点数はまちまち、同じ会社の社長と専務が約倍の点差が出るなど本人の意識、認識により評価は大いに異なる。しかし、大切なのは満点(130点)との差にある「伸びしろ」だ。テキストにはこの「伸びしろ」を埋めるための「あれこれ」が懇切丁寧に記されている。
「企業変革支援プログラムVer2」は税込み2,200円。1億の価値があると豪語された方もいる。
ぜひ、お試しされたし。
※21世紀型中小企業づくり
- 第1に、自社の存在意義を改めて問い直すとともに、社会的使命感に燃え事業活動を行い、国民と地域社会からの信頼や期待に高い水準でこたえられる企業。
- 第2に社員の創意や自主性が十分に発揮できる社風と理念が確立され、労使が共に育ちあい、高まりあいの意欲に燃え、活力に満ちた豊かな人間集団としての企業。
[文責]事務局
Posted on 2023年1月31日(火) 09:00
News Topic 03 栃木のNEWS
~突撃!同期訪問 ~合同入社式のその後~ No.4~
(株)総研の丸橋優也さんに会いに行く!
栃木同友会では、今年度4月に会員企業が集まって合同入社式を初開催しました。期待と不安を胸に社会人生活をスタートした新入社員さん。半年以上経ってその後どのように過ごしているのか? 互いにどんな成長を遂げているのか。また悩みを抱えていないか? 「今」を共有し合い、更なる活躍につなげて欲しいとの思いから同期訪問を行うことにいたしました。
第4弾は、(株)総研の丸橋優也さんを、(株)フカサワの上野葵さん、金田智明さん、湯浅美穂さんが訪問しました。
①現在の仕事内容を教えてください
確認検査が仕事になるのですが、資格が必要な内容のものはまだできていません。今は主に省エネの審査の手伝いをしています。
具体的には断熱材の使い方を考えたり、CO2の排出量や耐震性を調べたりなどをしています。お客様に建物の安全性を提供することが仕事ですね。住宅ローンの金利にも関わる内容でもあります。
②御社はどんな会社ですか?
私の会社には水質大気の検査分析をする部署、不動産の鑑定をする部署、物件の保証業務をする部署、測量・設計をする部署、樹木の調査をする部署、建築確認の部署というように6つの部署があります。人数は69名で男女比は4対1 です。
市役所や県庁のOBの方が多いので、平均年齢は47歳と高くなっています。
③入社のきっかけは何ですか?
大学で建築を専攻しており、建築の中でも検査業務がしたいと考えていました。
地元で検査業務ができるという条件で会社を探していたときに総研を見つけました。
年齢層が高いと感じましたが、経験豊富な人が多く自分のスキルアップにも繋がると思い入社をしました。
④仕事のやりがいを感じるときは何ですか?
1つの物件の検査に1、2週間かかるのですが、検査の間はお客様や工事会社からのプレッシャーもあるので終わる度に達成感があります。
また、いろんな物件から新しい情報を得られる楽しさもやりがいに繋がっています。
⑤これからの目標(挑戦してみたいことなど)
私の仕事は資格が重要なので資格取得に力を入れていきたいです。まずは一級建築士を取得できるように頑張りたいです。
また、現在1つ1つの業務に時間がかかっているのでスピー
ディーかつ丁寧に業務を進められるようにしたいです。
⑥最後に会社自慢をお願いします
会社の雰囲気がとてもいいと感じています。仕事のメリハリがあるので仕事に集中しやすい環境ができていると思います。
年上の人が多いですが、気さくな方が多いのでのびのび仕事ができています。
最初に6つの部署があるといいましたが、部署ごとの協力と部署間での連携もできていてとても働きやすいです。
〈インタビュアー〉
(株)フカワサ 新入社員 上野 葵、金田智明、湯浅美穂
〈編集〉
(株)フカワサ 新入社員 上野 葵
〈企画〉
経営労働委員会(社員教育準備会)
Posted on 2023年1月1日(日) 11:00
新年のご挨拶
2023年
あけましておめでとうございます
昨年は、引き続くコロナ禍に加え、急激な円安、材料や部品の入荷困難や、ロシアのウクライナへの侵攻、そしてエネルギーの高騰などなど…私たちを取り巻く経営環境は大きく変化しました。この激動の中にあって各社の経営を守り、繁栄させてこられた会員の皆様には心より敬意を表したいと存じます。
さて、私たち栃木県中小企業家同友会も時代の変化に対応し、経営を維持発展させるため、例会・青年部活動・経営指針や社員教育において全国の事例を積極的に取り入れた活動を行い、また、近年のコロナ禍での各種の情報発信や、インボイスの説明会など会員さんの課題に寄り添った展開をして参りました。
今年も改めて「激動を友とする」を行動の柱とし強い企業づくりに向け邁進して参りましょう。
また、次年度においてはさらなる活動の飛躍に向け、全国の活動と歩みを併せるために、会費の値上げを理事会において検討させていただいております。
会員の皆様には、このような状況をご理解いただくことをお願いし新年のあいさつとさせていただきます。
2023年1月1日
代表理事 山中重雄
代表理事 八木 仁
Posted on 2023年1月1日(日) 10:00
News Topic 01 全国のNEWS
~人を生かす経営全国交流会 in とくしま2022~
10月20~21日、徳島市において表題の全国交流会が約350人の参加者で開催された。
1日目は2名の会員より実践報告があった。日鐵鋼業(株)【広島】の能登伸一社長「同友会のおかげで我が社は変わった」と、(株)シケン【徳島】の島隆寛社長「人を生かす経営で会社に変化を!!」である。
両社に共通することは企業理念や経営指針の社内共有・浸透である…と書くと、同友会の会員企業なのだから当たり前じゃないか!ということになるが、果たして本当に自社内で共有できている企業がどれだけあるだろうか?
両社の報告にて感じたことは、共有するには「単純なこと」を「継続する」ことが重要ということだ。これは、企業理念や経営指針を共有することだけでなく、社員の自主性や企業内総幸福(信頼関係)にもつながるという。
具体的には、見える化「3S活動(現場の見える化)」「企業案内や社員教育の動画活用(理念や教育の見える化)」、コミュニケーション「会議・面談・懇親会・社員アンケート」ということ。真新しいことではなく、同友会例会や各種経営書などで何度も見聞きしていることばかりである。
ただ、それを継続していて、常に社長が社員からの言葉を良いことも悪いこともしっかりと受け止めて改善につなげていることが、社員との信頼関係につながり自主性も生まれてくる。そしてその雰囲気こそがすでに理念が共有できた状態と言えるのだろう。
グループ討論では、さすが「人を生かす経営」の全国交流会だけあって、すでに何らかの行動を起こしているがさらに学びを深めようと集まっている方々で、とても参考になる意見がたくさんあった。理念の動画作成(自動車ディーラー)、アニメ冊子作成(美容室)など、社内の人材や採用したい人材に合わせた工夫をされていた。また、人を生かす会社はコロナ禍においても採用に困らない、売上もさほど影響がないということも共通していた。
2日目は4委員長がパネリストとなり、ぜんち共済(株)【神奈川】榎本重秋社長がコーディネーターとして、「経営指針をもとに課題を捉え、人を生かす経営の総合実践を!」ということでパネルディスカッションが行われた。
ここでも各委員長の社内での取り組みが報告されたが、激変の時代だからこそ「変えるもの」「変えてはいけないもの」を整理する(歴史の検証と継承)、「労使見解」の学び直し、経営者自身の経営姿勢を問い直す場を持つ、という言葉が印象に残った。
同友会歴が浅い私は、今年から来年にかけてとにかく全国大会に行ってみよう!という目標で(目標も浅くてごめんなさい)参加し始めたが、今回なんと、同グループに(株)日産サティオ徳島【徳島】藤村社長(商い話No.148参照)がいらっしゃった。
栃木の同友会会員企業の取り組みを討論中に何気なく紹介したら、「ぜひ視察したい」とのことで、後日、本当に栃木まで視察に来ていただくことができた。
全国大会へ参加することは自分の学びを深めるだけでなく、栃木の仲間の良さを発信する場でもあるのだなと実感することができたのが一番の収穫かもしれない。
ぜひ、みなさんにも、他地域での風土と取り組みを大いに学び、そこで自社や栃木の話をすることで誰かの学びの機会も提供し、各地のおいしい料理も味わいつくして…と良いことづくめの全国大会参加をお勧めしたい!
[文責]トカール 代表
斎藤加居
Posted on 2023年1月1日(日) 09:00
News Topic 02 栃木のNEWS
~鹿沼・日光支部10月例会~
ビジョンの力で地域を盛り上げる連携を!

風間教司氏
2022年10月27日に、鹿沼市銀座通りでリニューアルオープンした板屋ビルヂング2階kanuma baseにて、kanuma commonsとの共催で鹿沼日光支部例会を開催し、38名の方にお集まりいただきました。
報告者は風間教司氏((有)風間総合サービス代表取締役)で、座長は鷹羽知子氏(大倉ホンダ販売(株)取締役)でした。
風間氏は、20数年前に裏路地で民家を改装して珈琲店をOPENし、このお店に来てもらうためにはこの街全体を魅力的にする必要があると考え、自社の理念を『地域の資源を活かした文化創造業』に深め、『場所を作る』『仲間を作る』『事を作る』の3つを行ってきました。場所と仲間を作って、そこでみんなでやる事を作る。
そしてこの想いやVISIONを発信し続けた結果、仲間を動かし、UR都市再生機構を動かし、鹿沼市を動かし、銀座二丁目に仲間たちが楽しく街を考える場(板屋ビルヂング)が整いました。風間氏から熱のこもったご報告が、会場を熱くしました。
最後の座長鷹羽氏のまとめでは、風間総合サービスの幹部社員のコメントを鷹羽氏が代読しました。
幹部社員の風間氏に対する感謝の気持ちが、鷹羽氏を通して会場に広がり、鹿沼の中に繋がりで、社員と自社と街が元気になるキッカケとなる例会になったのではないかと感じました。
[文責](有)ウィステリアエステート 代表取締役
斎藤秀樹