No.176_News Topic:栃木のNEWS

News Topic 02 栃木のNEWS
~県南支部12月例会~

「経営フォーラムについて語らう夕べ」

2024年12月18日(水)小山市の「ゆめまち」会場にて県南支部例会が開催された。

テーマは「経営フォーラムについて語らう夕べ」。先月11月に開催された栃木県中小家同友会経営フォーラムを題材に、県南支部メンバーで座談会を通してフォーラムを深堀りし味わいつくそうという企画である。

一か月近い時間の経過もあるので冒頭にフォーラムと同内容のワークシートを配布(フォーラムは「経営報告」と「自社を言語化するワーク」の2本立て構造)し、報告内容をまとめたパワーポイントでざっと振り返り記憶を呼び覚ましてから座談会へと入った。

まず出たのは「全社員が笑顔で出演する自社紹介映画が実に見事だった」という感想。「全員参加型経営の見える化だと思う」、「そこまで社員を巻き込む過程をより詳しく知りたい」といった感想が続いた。

他には「人口減少社会では報告者のように戦略的縮小を考える時代だ」といった感想もでた。

自社を言語化するワークについては「いきなりで自社を言語化するワークシートを書くのはなかなか難しい筈」、「それでもほとんどの参加者がすらすらとかけたのはさすが同友会だと思った」、「経営指針をつくる会を受講していたので言語化ができていた」、「自社を言語化できている事はとても大切だ」という感想がでた。

面白かったのはこの流れに対する異論で「スラスラとかけるのは型にはまっている証拠かも? 柔軟でいるためには悩むくらいがちょうどいいのでは?」という意見。それに対しさらに「しかし自らを知らなければ変化すること自体もできないのでは?」という意見が続いた。このやりとりへの私の考えになるが、一見矛盾しているこの視点の双方を自分の中に両立する感覚が大切だと感じた。

ここまで目まぐるしく変化する外部環境下での現代経営では自らを変化適応させる事が必須であり「生き残るのは強いものではなく変化に適応するものだ」という言葉を思い出した。

さらに、しかし、このやりとりは同友会で学んでいく中では実は何度となく聞いてきたことでもある。だが今回のフォーラムと、その深堀例会のこのやりとりという新たな機会の中で改めて新鮮さを伴う気づきがあり、再発見があり、理解が深まっていく感覚があった。

フォーラム報告者の五十嵐久仁子氏は『「変える」を「続けていく」』と語っていた。県南支部でのこのやりとりを経てそのためには『「学ぶ」を「続けていく」』ことも大切な要素だと思う。引き続き同友会の中で学び続けていきたいと感じた。

[文]タカマチ産業株式会社
代表取締役 山嵜俊也

栃木県中小企業家同友会

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