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No.72_第16回 障害者問題全国交流会IN大阪に参加して

第16回 障害者問題全国交流会IN大阪に参加して

2012年 9月13・14日

障害者就労支援委員会(有限会社 コパン)福田 雅樹

さる9月13・14日、大阪市で中小企業家同友会全国協議会主催・第16回障害者問題全国交流会in大阪が開かれました。次年度から、障害者の法定雇用率が引き上げられる事を受けて、今回の交流会目的は非常に関心の高さを感じました。

分科会のグループ席に着き、他業種にわたる代表の方々、就労支援担当者がそれぞれの立場から、障害者の雇用・就労・支援について意見交換がなされ、どのような就労業務を切出しし、社員への教育、障害者との協調等が話され、支援者側からは、障害者の特性を把握しての就労の模索、就労後の定着課題等を協議致しました。

まとめとして、同友会の社長、社員さん一人ひとりが、障害者の立場を理解し支え合うという、おもいやりのある社風づくりに繋がり、人を育み、地域に貢献し、愛のある会社、社会を築くことが、中小企業、この同友会にはあるという強い確信を感じ、二日間にわたる日程を終えました。

同友会理念である「人間尊重の経営」、障害者と共に生きる企業が「人を活かす経営」、共生する社会づくりの礎になることを期待するとともに、私もその一員として、努めていきたいと思います。


代表理事(株式会社シンデン 代表取締役)八木 仁

「社員の子供、孫が障がい者で、働く意欲があるなら、その人たちを雇える会社を目指す。」以上は、今回の「第16回障害者問題全国交流会」に参加して、私が考えた当社の今後のテーマである。

私は、「障がい者の仕事をつくる会社とは?」のタイトルに惹かれ、報告者、愛媛のまるく(株)の北野賢三社長の分科会に参加した。氏は愛媛県で初の雇用型障がい者就労支援事業所を立ち上げ、そこで障がい者を雇用しながら、スキルを身につけてもらい、一般企業に転職させている。

「障がい者雇用をしたことのない企業様へ・・・諦めない限りできる。目指してほしい。」との話もあったが、50人以下の中小企業の経営者大半は、そう言われても、いろいろな理由が浮かんで、障がいのある方を積極的に雇用していこうという気持ちにはなれないと思った。

その後のグループ討論で、ひきこもり支援をしている団体の方から、「自分のところに来ているひきこもりの3分の1は、社会人経験者。」という話を聞いて、その状況は障がい者を雇用するかどうか以前の問題として心に残った。

今、当社では「障害者2級」の方が働いている。彼は、大学を卒業し、社会人となってから認定され、当社に入社してきた。

たとえば社員が結婚し、子供ができる。その子の親として、頑張って学費を工面し、大学を卒業させ、就職してくれて、やっと楽になれると思ったら、働けないでは、やるせない。

障がい者の認定は、子供の誕生時や、幼少の時から障がい者とわかる場合や、事故で障がい者になってしまう場合、当社の社員のように、働き出して、どうもおかしい、ということで、認定される場合と色々ある。企業が優秀な社員を確保し、安心して働いてもらうため託児所を設けたことが、ニュースになる時代、この障がい者雇用の問題は、法定雇用率云々という視点だけでなく、いっしょに働く仲間の家族に、働くことを望む障がい者がいる、生れるという視点でも考えなければと思った。

朝礼で、今回の交流会の話と、冒頭に挙げたテーマに加え、「その時は、親として、祖父母として、率先して動いて欲しい。」「また、会社としてその体制作りをしていこう。」と皆に話した。以上。

No.72 新会員

猪俣 明宏

(株)共同プロ保険事務所

生損保代理業

   

No.72 第28回 みんなの広場

第 28 回

加藤かとう 臣聖たかとし会員

(有)高根沢ゴルフパーク

Team Hoytと トライアスロン

皆さんはTeam Hoytをご存知でしょうか。私は5、6年前にテレビ番組で特集しているのを偶然目にしました。以来、頭の片隅にずっと記憶されている、現在進行形の親子の物語です。

息子のリックは出産時の事故で脳性麻痺と全身麻痺になってしまい、一人で動くことも話すこともできない状態になってしまいました。ただ知能には問題は無くパソコンを使い意思の疎通は可能でした。

ある時、その息子からマラソンに出たいとメッセージを受ける。父、ディックは太っていて運動なんかしたことない体でした。それでも車椅子を押してなんとか2人で完走すると、リックから「生まれて初めて自分が障害者だということを忘れていたよ」と伝えられる。

これをきっかけにディックは体を鍛え車椅子を押しフルマラソンに挑戦。更には一番過酷なスポー ツの中の一つとして数えられるトライアスロンのアイアンマンレースにも挑戦。息子をゴムボートに乗せ3.9キロ泳ぎ、自転車で180キロ走り、42キロのマラソンも車イスを押し完走するという偉業を成し遂げたのです。

彼らの挑戦を見ていると、人間に不可能はない、やればできるというメッセージを強く感じます。 そんな親子に刺激を受け去年初めてトライアスロンに挑戦しました。いつの日か自分もアイアンマンレースに出たいと思っています。

No.71目次

No.71_中小企業家同友会全国協議会「第44回定時総会inぎふ」に参加して

中小企業家同友会全国協議会
「第44回定時総会 in ぎふ」に参加して

7月12・13日、岐阜で開催された、中同協第44回全国総会に参加された、
八木代表理事と中村悟志会員に会場の熱気をレポートしていただきました。

企業変革支援プログラムが
企業の課題を明確にする!!

代表理事 八木 仁 

7月12日、13日開催された定時総会に参加しました。定時総会ですから、これまでの1年の総括と、今後の方針を定めました。特に全体会議では、中小企業憲章が閣議決定されて2年、その精神にこたえられるよう、また、東日本大震災で、中小企業が地域復興の要と認識した今、地域で新しい仕事と雇用を生み出す企業づくり取り組むことを確認し合いました。

初日、私が参加した第三分科会は「本気で社員とともに“めざす企業像”への変革を〜「企業変革支援プログラムステップ2」の活用で総合力発揮」でした。

ステップ1が2009年に、ステップ2が本年3月に発刊されました。同友会には、各地、そして先人たちが色々と考え、謳ってきた企業経営の指針となる「財産」があります。プログラムは、その「財産」に沿って見直し、検討していこうというものです。

私は、〇× 式のステップ1は数年前に実施しました。そして今回のステップ2記述式で、総会前に取り組みましたが、「困った。埋まらない!」という状況でした。

しかし、分科会でわかったことは、埋まらないところが、今後検討改善のポイントということ。また、経営幹部や、社員さんといっしょにプログラムを行い、意見が極端に分かれたところが、その企業の課題ということでした。

2日目は、パネルディスカッション。「情勢をきわめ、同友会づくり、地域づくりの推進」では、パネラーの皆さんの「中小企業はアナログ。アナログしか付加価値はつかない。地域にしかできないアナログを目指そう。」の内容に、何か自社の方向性を感じました。

以上。


全国の経営者と接し、
大きなモチベーションを得た。
学びを行動にしていきたい。

中村 悟志 

「第44回定時総会inぎふ」に参加して参りました。

岐阜駅からシャトルバスに乗り、会場の長良川国際会議場へ行きました。会場に着いた途端に、大勢の岐阜県中小企業家同友会の方々から拍手で迎えられました。その時点で全国総会の熱気を肌で感じました。今回の参加者は1,163名で、栃木県からは八木代表理事・高井専務理事・石綱青年部会長と一緒に参加致しました。

まず全体会で議案提案があり、その後それぞれ事前に希望した分科会に参加しました。今回の分科会は全部で16あり、すべてが魅力的でどれにするか迷いましたが、第6分科会(株)三恵クレア代表取締・五十嵐孝夫氏「原発30キロ圏からの挑戦、風評を乗り越え雇用と仕事を守る」に参加しました。第6分科会の参加者は47名で6グループの編成でした。五十嵐氏の報告の中で、安否確認にe.doyu を活用されたとおっしゃっていたのが印象的で、震災〜原発事故当時の様子を現地で企業を経営する方の生のお話を伺えました。グループ討論のテーマは「雇用を守り、仕事をつくり、地域再生をめざすわが社(同友会)の役割と課題とは」でした。様々な意見が絶え間なく出続け、東北・関東以外の主に西日本で中小企業を経営してらっしゃる方々の震災や原発に関する考え方を聴けたのも勉強になりました。

その後の懇親会では岐阜県関市の関刃物を使った居合い切りや、郡上踊りなどが披露され、会場は大いに盛り上がっていました。今回は全国の中小企業の経営者の方々と接することが出来て大きな経験になりました。ただ良い話を聴けた、勉強になった、で終わらせることなく、大きなモチベーションとなりましたので意識を持って行動にしていきます。

栃木県中小企業家同友会

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