No.67 「人間尊重の経営」の実践 − 障害者の就労支援活動 −

障害者就労支援委員会 委員長 金井 光一

「大切にしたい会社」「地域社会で愛される企業」「いつまでも残したい組織」という側面で企業の価値が問われる時代が到来しました。これは正に中小企業家同友会の「人間尊重の経営」の実践であり、労使見解の活動を目指してる会員にとっては益々活動意欲が向上するところです。私たち障害者就労支援委員会では、障害や難病をもつ人たちの就労支援を行うことで「人間尊重の経営」を実践することをテーマに活動している委員会です。

障害者雇用促進法によると民間企業の法定雇用率は1.8%と義務づけられていますが、促進法が昭和35年に制定されて以来未だに1.8%に到達したことがなく、昨年度は1.63%でした。「障害者白書」によると、全国の障害者は約740万人(身体、知的、精神の障害者手帳の交付を受けている方)で、人口の5%超。このうち就労できている方が38万人なので、全障害者の5.1%しか就労できていません。

あらゆることが健常者中心に設計されている今日の社会では、障害者は典型的な就労困難者です。これから連載で「人間尊重の経営」と障害者就労を考えてみたいと思います。

栃木県中小企業家同友会

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