No.132_News Topic:栃木のNEWS

News Topic 03 栃木のNEWS
~鹿沼・日光支部4月例会~

4月22日支部例会が、ZOOM及び鹿沼商工会議所で行われた。参加者は33名。今回の報告者は建築設計室わたなべの渡邉貴明氏で、「お客様の想いを形にする仕事 ~お客様・仲間と共に地域を想う~」がテーマとなった。

渡邉氏は2014年に開業し、一級建築士として鹿沼市上田町にスタジオを構え、鹿沼を中心に活動する。住宅、店舗、施設などの既成の建築タイプの域に留まらず、依頼者の生きる舞台としての建築空間を自由に、その場所、その時にしかできない方法で表現するスタイルで、若い依頼者が多い。その制作は“住民の生活と経済が融合した地域コミュニティ構築”の観点から高い評価を得て、“LOCAL REPUBLIC AWARD 2018”最優秀賞を共同受賞。スタジオでは3人の若手スタッフと共に事業を営む傍ら、大学や高専で教壇に立つことも。若い依頼者そして若手スタッフと、どのように生活の舞台をつくる時間を共有しているのか、そして自身の更なる成長に向けての学びの姿勢とは? 渡邉氏の報告から、本業により地域課題解決を目指す姿勢と、チームの雰囲気づくりを学ぶことを例会の目的とした。

渡邉氏からは、(1)「あなたはどう思う?」(プロジェクトに個人的動機を込めさせる)、(2)「こんな感じで」(抽象的に投げ、思考・判断の余地を残す)、(3)「この線は何のために引かれたか?」(言葉を鍛える)、といった投げかけを行いながら、未来の同業者となるスタッフの主体性を育んでいた。

また、後日回収した参加者アンケートからは、「きれいごとでも、言葉にして自分から思い切り遠くに投げることで、ビジョンを伝え、共感することができる。同時に隣の(身近な)人の価値も大切にしたい」、「空間の力を信じる → 生き方が変わる」、「自分のまちは自分でつくる」といった言葉に、参加者が共感していた。

今回の渡邉氏の報告は、参加者のまちに対する主体的な意識を高めるものになったのではないだろうか。

例会での報告をおこなう渡邉貴明氏

[文責]斎藤秀樹
(有)ウィステリアエステート

栃木県中小企業家同友会

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