No.96_News Topic:栃木の話題

News Topic 02 栃木の話題
~栃木県中小企業家同友会2018新春講演会・賀詞交歓会開催~

栃木県中小企業家同友会新春講演会・賀詞交歓会開催
「若者が残る地域」づくりを我々中小企業家の手で

去る1月30日(火)宇都宮市のコンセーレにおいて新春講演会賀詞交歓会が行われ50名が参加しました。年頭の挨拶に立った山中重雄相談役理事は「去年後半からコンビニエンスストアにはEV車が配送していました。これから4~5年後にはEVトラックは当たり前になるかもしれません。時代は常に変化しています。だからこそ同友会で共に学び、この時代を生き抜いてまいりましょう。」と呼びかけ、年内200名会勢の回復を宣言しました。

その後、宮城同友会副代表理事である(株)ヴィ・クルー 佐藤全社長が「若者が残る地域づくりを我々中小企業家の手で」の題材にて講演をしました。氏は父が経営する会社を再建中していた専務時代に宮城同友会に入会します。「あの当時は『どうせ潰れるんだろ』と噂する地域に対しては恨みしかなかった。社員は借金を返済するための道具としか思っていなかった。」と思っていた佐藤社長にある転機が訪れます。それは先輩に誘われた「同友会を知る会」のグループ討論。「苦しいなか、一生懸命頑張ってきたね・・・何が支えになったの?」の言葉に、初めて「経営者は孤独ではない。一歩踏み出せば理解し合える仲間がいる」ことに気づきました。

そのあと積極的に「経営指針をつくる会」に参加し、10年ビジョンを作ります。そうすることで、自社のありたい姿から逆算して計画を立て、戦略的な社員の採用ができるようになり、仕事も「待ち」から「提案する」に変えていきます。まわりからは大ボラのように思われたビジョンも語り続けるうちに少しずつ具現化されて15年に渡って変化を重ね、修理業からメーカーに転身していきました。また地域で共同求人活動に取り組み、地元の人口動態を調べる中で、地元白石市はすでに町自体が消滅可能性自治体であり、高校卒業時に地元に残る生徒は約20%で、さらに大学を卒業した後に戻ってくる者はほぼいないということが分かり、「このままでは町がなくなる。」の共通認識を得て行政や町の人々との地方再生が始まりました。

「できたばかりの白石蔵王支部は“ポンコツ企業”だらけだったが、皆で経営指針をつくって、社員と向き合って、将来を語って15年やってきたら、各社が町のリーディングカンパニーになって地域再生を担う存在になっていた。」この言葉は栃木同友会のメンバーに火をつけ、同友会がここにあるということの喜びを共感しました。

引き続き行われた鹿沼・日光支部準備会発足宣言で壇上に立ったウィステリグループ代表の斎藤秀樹氏が「若者の失望感をどう受け止めていくか、私たちにかかっています。そのためにも学んで気付いて実践して還元していく場をつくらなくてはいけない。」と支部設立に向けた思いを語り、来年1月の新支部設立に向け準備会発足を宣言しました。その後行われた賀詞交歓会でも熱が冷めやらず、当日参加された3名のゲストがその場で入会いたしました。

斎藤氏 鹿沼・日光支部準備会発足宣言

鹿沼・日光支部準備会発足宣言
斎藤 秀樹氏

新春講演会・賀詞交歓会会場
佐藤氏 新春講演会での講演

2018新春講演会
佐藤 全氏

栃木県中小企業家同友会

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