Posted on 2022年11月30日(水) 10:00
News Topic 02 栃木のNEWS
~県央支部10月例会~
同友会を使い倒そう座談会
(新会員オリエンテーション)開催
10月11日、県央支部例会が宇都宮市東市民活動センターを会場に11名の参加者で開催された。
今回の例会は、先ずは心が繋がりあえることが大切と考え、参加される方々のそれぞれが思いを話し、みんなが聞く、座談会的な要素を取り入れた。本例会の趣旨は、県行事のオリエンテーションがコロナ禍でここ数年間開催がなかったことや、県央支部としての新規会員発掘や入会後数年の会員向けの再案内を行っていたこと、そして先ずは例会に参加してそれぞれの入会時の初心、原点に戻っていただき、何かに気付いてもらうことが大きな理由である。
私は同友会とは「志の高い経営者集団の異業種交流会」であると考える。経営者あるいはそこに準じる者の中には、1年生もいれば10年生、いや30年生もいらっしゃる。しかし、皆さん立場と志は同じであろう。この例会で今までにない何かを感じ取っていただき、その感覚で「次回も来てみたい!」 「今度はあの人を誘ってみよう!」 「同友会って‥!!」など、同志の繋がりで発展へのスパイラルに進んでいけたらと思う。
(有)芯和の高橋和子氏の司会で進められ、(株)共立の石綱知進氏からの「同友会ってどういう会?」と題した基本解説を経て、約40分間の座談会要素満載のグループ討論を行い、支部長で(株)総研の小岩圭一氏の閉会あいさつ、その後の懇親会へと。あっという間の3時間半であった。
今回初参加のお二人の方々から感想は、「今後も同友会活動に参加していきたい」、「今回を機に入会を検討したい」とのうれしい言葉をいただいた。今後も機会があれば今回同様の企画、またはそれ以上の内容とし、参加される方々が何かを感じ取っていただき、そしてその次に繋げられるよう、県央支部を活性化させる活動を行っていきたい。
[文責]臼井 進
U-TEC 株式会社
Posted on 2022年11月30日(水) 09:00
News Topic 03 栃木のNEWS
~県南支部10月例会~
「経営者の悩みは経営者に聞け!!」
10月19日小山市市民活動センター(おやま~る)にて開催された県南支部例会の様子について報告させていただく。今回のテーマは「経営者の悩みは経営者に聞け!!」
参加者全員が相談事をもちより意見交流をしていく県南支部の名物企画だ。
県南支部は新規入会者が相次いでおり、この日はオブザーバーも含め新しいメンバーが半数弱を含む全11名。あっという間の2時間であった。
まとまりがない記事になるが少しでも雰囲気を伝えられたらと思う。
最初の議論は「どうやって社員の成長を促すか?」税理士業の経営者曰く「うちの社員は、事務仕事は完璧にこなすが、より広く自由・柔軟な視点をもたせられないものだろうか?」と問題提起。「人の成長は時間がかかる。焦らず待たなくては」「しかし良質のサービスを提供し続けるには殻をやぶってもらわなくては」「被雇用者の立場では簡単ではないのでは?」。「具体策としてはやはりお金だろうか?」「報酬は衛生要因とモチベーションに二分される研究があり、お金では限界がある。モチベーションを刺激する達成感では?」「経営者が社員に応えるにはやはりお金では?頑張ったぶんだけお金が稼げる仕組みだと思う」「やっただけ結果になるならモチベーションを刺激できる。それなら効果的だろう」…といった議論に。
次に「タイパ=タイムパフォーマンス」についての議論に。今の若者はタイパを重視する。
2時間映画や1時間のドラマよりも15分ドラマやYouTube動画。早送りは当たり前で楽曲ならサビだけ聞く事も。
TikTokなどのより短いショート動画へとシフトしており「6秒動画」について議論に。ある会社で中年のおじさん社員が躍る6秒動画がバズり(=大注目され)求人応募が絶えないという事例が。
それは会社の本質とは別モノではあるが現代の経営を考える上で一考以上の価値がある。一度受けとめて検討してみる姿勢が大切だろう。既成の枠に囚われず自己刷新を続ける姿勢の中にだけ経営者の成長があるのではないだろうか?
最後にオブザーバー参加してくれた37歳の若手後継者の話をしたい。沢山の悩みを書き出し参加してくれた。畑違いの前職から婿養子の形で義父の経営する会社に入りまだ右も左もわからないとのこと。ごく個人的な感想で恐縮だが彼の姿は数々の悩み・不安を抱えて同友会の門をたたいた入会当時の自分に重なった。悩める経営者の卵を救える同友会であってほしいと思うしそういう同友会にしたいと思った。奇しくもこの日の参加経営者は全員後継経営者。みな似た気持ちだったのではないだろうか? 同友会は悩める経営者を中心に発展していくのだと思う。
紙面が足りず極一部しか取り上げられなかったのが心残りであるが、他にも多々の議論がなされ濃密な意見交流ができた。
皆さんもぜひ例会に参加にして存分に意見交流して頂きたい。自社経営に良い刺激を得られる事は間違いない!
[文責]タカマチ産業株式会社
山嵜俊也
Posted on 2022年11月30日(水) 08:00
News Topic 04 栃木のNEWS
~突撃!同期訪問 ~合同入社式のその後~ No.2~
サンプラスチック(株)の南山いのさんに会いに行く!
栃木同友会では、今年度4月に会員企業が集まって合同入社式を初開催しました。期待と不安を胸に社会人生活をスタートさせた新入社員さん。6ヶ月経ってその後どのように過ごしているのか? 互いにどんな成長を遂げているのか。また悩みを抱えていないか? 「今」を共有し合い、更なる活躍につなげて欲しいとの思いから同期訪問を行うことにいたしました。
第二弾は、(株)シンデンの三橋龍さんが、サンプラスチック(株)の南山いのさんと阿久津光生さんを、訪問し、今回は南山さんを中心に記事にしました。
①現在の仕事内容を教えてください
「現在は製造部で造られた、原反を一枚ずつ袋状や筒状に加工・梱包しています。多くの型があり、お客様の要望に応じた加工ができます。また、社員一人一人が装置の構造を理解し状況に応じた対応が出来るのが、我社の自慢したい技術です。」
②御社はどんな会社ですか?
「シュリンクフィルムなどの製造・加工をしています。当社は“極める”を企業理念として掲げており、フィルム職人達が製品を世に送り出しています。近年では環境に配慮し『ココナッツ』や『オカラ』など植物由来の原料を配合した製品を作っており、中でも『トウモロコシ』を配合したシュリンクフィルムは当社にしかない製品です!社員数は31名で平均年齢は35~40歳、男女比は6:4です。製袋部はパート含め9人おり全員女性で構成されています。」
③入社のきっかけは何ですか?
「私は地元で“戦隊モノ”の活動をしており、そこで知り合った方から大江社長を紹介してもらいました。戦隊モノの活動があり地元就職が絶対だった私は、地元企業であるサンプラスチックの経営方針や社長と社員の仲が良かった所がきっかけで入社を決めました。」
④仕事のやりがいを感じるときは何ですか?
「一日の生産枚数が増えた時や梱包が綺麗にできた時にやりがいを感じます。最近では段取りの速さや梱包が綺麗にできた時に先輩に褒めてもらえた事が嬉しかったです。今後は原料のロスや細かいミスなどを無くして行きたいです。」
⑤これからの目標は(挑戦してみたいことなど)?
「私の目標は、1日の生産枚数を10000枚から、製袋部の標準枚数である13000枚にすることです。また、加工したことのない型や扱ったことのない装置での作業に挑戦したいです。今後、後輩が出来たら質問が気軽にしやすく、仕事のコツをうまく教えられる先輩になりたいです。」
⑥最後に会社自慢をお願いします
「会社全体で仲がよく、プライベートなどの話などもよくしています、コロナの影響で行なえていませんが、健康診断などの後はボウリングに行くなど様々な行事があると聞いています。ぜひコロナ後は参加したいと思っています。趣味への理解が深く、共通の趣味で盛り上がることが多々あります。他部署とは業務上あまり接点はありませんが社内行事や趣味でいい関係が築けていると思います。」
三橋の感想です。
シュリンクフィルムなどを加工・梱包する製袋部の業務内容を親切にわかりやすく教えてくれました。大変、繊細な作業で毎日やっているのは本当に凄いと思いました。大変な作業ながらも1日あたりの生産枚数を増やす事を目標にしていて、その向上心は見習うべきだと実感しました。
これからもお互いに成長して行き、会社を背負う存在になりたいです。ありがとうございました!!
〈インタビュアー〉
(株)シンデン 新入社員 営業部 三橋 龍
〈編集〉
(株)シンデン 専務取締役 八木 匠
〈企画〉
経営労働委員会(社員教育準備会)
Posted on 2022年10月31日(月) 11:00
News Topic 01 栃木のNEWS
~県南支部9月例会~
「事業承継! 戦国武将に学べば??」
~会員福田の夏の自由研究発表!~
2022年9月21日、山梨同友会の飛び入りの参加の会員を含め14名の参加者を迎え「おやま~る」で例会を開催した。
報告者の福田忠史氏は、大河ドラマ、歴史小説が好きで、昔の武将の家督相続と氏の保険の営業で携わってきた相続の状況とが、事業承継の先例で、状況を分析しまとめてみようと思ったのが切っ掛けで、今回の報告となった。
実は、福田氏の父親は工務店を営んでいたが、50代半ばで急逝し、後継者はお兄さんに決まっていたが、あまりにも早い展開に、家族は廃業を選択した。その状況は「福田家とあの上杉家を一緒にするのはおこがまし」と云いつつ、実家での展開は、まさに後継の準備をしていなかった上杉謙信と、その後の上杉家の混乱を彷彿とさせるものであったと云う。
そんな福田氏は「独断で分類しました」と断りつつ、武将24名の「事業承継分析一覧」の表を示してくれた。
そのなかで、前述の上杉謙信から上杉景勝の承継は分析表では以下の通りで、
謙信は49歳の急逝で、彼の意思で後継を決めることが出来ず、その後の家督争いで、お家を結果衰退させてしまったところから、タイトルは、「血みどろの後継者争い勃発! 上杉謙信から経営者が学ぶ教訓とは?」であった。
私は同友会に入会して間もないころ、「同友会の学びは2回ひねり」ということを学んだ。これは、報告者の話を自分の立場に置き換えて考えることが、1回目のひねりで、グループ討論では立場の違うメンバーの話からも、置き換えて考えることが2回目のひねりということだ。
ドイツの政治家のビスマルクは、「賢者は歴史に学ぶ」という言葉を残したと云うが、日々学んでいる我々は、歴史からも学び、自分の立場に置き換えて行動していこうではないか!
[文責]八木 仁
(株)シンデン
Posted on 2022年10月31日(月) 10:00
News Topic 02 栃木のNEWS
~第2回経営基礎講座開講~
10月5日及び19日、第2回経営基礎講座の第1講・第2講がコンセーレにて行われた。
今回は3名の受講生が三期分の決算書を持参し、自社の様々な数値の読み方を学んだ。
- 売上一つをとっても、ただ上がった下がったではなく、何が原因だったのかを知ること。
- 「変動費が減った」ということに関しても、なぜ減っているのか、その要因によって自社にとって良いことなのかそうでないのかも考える。
- 数字を眺めて、気になったことがあったら調べ、なぜその数字になっているか仮説を立ててみ
る。
さらに3期分の決算書を図(ストラック図)として書き写すことにより、視覚的に自社の現状を把握する。等々、受講生は架空企業の例題を解きながら、一つ一つの数値に対して具体的に考えることで自社の現状をつかんでいった。
幹部社員が参加したサンプラスチック(株)の大江正孝社長は、「幹部に自社の現状を客観的に理解していただく良い機会となった」と語った。
また、講師に立ったこいあい税務会計の片平芳明税理士は、「経営状態を『見る』を『診る』」に変えることが大切です。数字は正直、経営者の癖がでます。なので、決算書を見せるのは経営者にとっては恥ずかしい方もいますが、客観的に自社を診ることによって自社の課題も見えてきます」と語った。
最終の第3講は11月2日に行われる。
[文責]事務局