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~県南支部10月例会~

「経営者の悩みは経営者に聞け!!」

10月19日小山市市民活動センター(おやま~る)にて開催された県南支部例会の様子について報告させていただく。今回のテーマは「経営者の悩みは経営者に聞け!!」

参加者全員が相談事をもちより意見交流をしていく県南支部の名物企画だ。

県南支部は新規入会者が相次いでおり、この日はオブザーバーも含め新しいメンバーが半数弱を含む全11名。あっという間の2時間であった。

まとまりがない記事になるが少しでも雰囲気を伝えられたらと思う。

最初の議論は「どうやって社員の成長を促すか?」税理士業の経営者曰く「うちの社員は、事務仕事は完璧にこなすが、より広く自由・柔軟な視点をもたせられないものだろうか?」と問題提起。「人の成長は時間がかかる。焦らず待たなくては」「しかし良質のサービスを提供し続けるには殻をやぶってもらわなくては」「被雇用者の立場では簡単ではないのでは?」。「具体策としてはやはりお金だろうか?」「報酬は衛生要因とモチベーションに二分される研究があり、お金では限界がある。モチベーションを刺激する達成感では?」「経営者が社員に応えるにはやはりお金では?頑張ったぶんだけお金が稼げる仕組みだと思う」「やっただけ結果になるならモチベーションを刺激できる。それなら効果的だろう」…といった議論に。

次に「タイパ=タイムパフォーマンス」についての議論に。今の若者はタイパを重視する。

2時間映画や1時間のドラマよりも15分ドラマやYouTube動画。早送りは当たり前で楽曲ならサビだけ聞く事も。

TikTokなどのより短いショート動画へとシフトしており「6秒動画」について議論に。ある会社で中年のおじさん社員が躍る6秒動画がバズり(=大注目され)求人応募が絶えないという事例が。

それは会社の本質とは別モノではあるが現代の経営を考える上で一考以上の価値がある。一度受けとめて検討してみる姿勢が大切だろう。既成の枠に囚われず自己刷新を続ける姿勢の中にだけ経営者の成長があるのではないだろうか?

最後にオブザーバー参加してくれた37歳の若手後継者の話をしたい。沢山の悩みを書き出し参加してくれた。畑違いの前職から婿養子の形で義父の経営する会社に入りまだ右も左もわからないとのこと。ごく個人的な感想で恐縮だが彼の姿は数々の悩み・不安を抱えて同友会の門をたたいた入会当時の自分に重なった。悩める経営者の卵を救える同友会であってほしいと思うしそういう同友会にしたいと思った。奇しくもこの日の参加経営者は全員後継経営者。みな似た気持ちだったのではないだろうか? 同友会は悩める経営者を中心に発展していくのだと思う。

紙面が足りず極一部しか取り上げられなかったのが心残りであるが、他にも多々の議論がなされ濃密な意見交流ができた。

皆さんもぜひ例会に参加にして存分に意見交流して頂きたい。自社経営に良い刺激を得られる事は間違いない!

県南支部10月例会の様子

[文責]タカマチ産業株式会社
山嵜俊也

栃木県中小企業家同友会

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