『 News Topic 』カテゴリーの投稿一覧

No.156_News Topic:栃木のNEWS

News Topic 04 栃木のNEWS
~鹿沼・日光支部4月例会~

コロナ禍の逆境を乗り越えながら
地域課題の解決を目指す事業の立ち上げ

令和5年4月の鹿沼・日光支部の例会は日光市などで事業を展開する(株)SMYLH(スマイル)代表取締役 狐塚崇宏氏にお話し頂いた。狐塚氏は海外のサッカーチームに所属していたことがあるプロサッカー選手経験者で、2010年にサッカー教室事業を立ち上げた。目指すはグローバルな視点で豊かな地域を作り、子供たちから高齢者までを対象とした「たくさんの笑顔を生み出す」事業を展開すること。

ところが、公共施設の閉鎖や学校の統廃合により活動場所の確保が難しくなり、更に新型コロナウィルス感染症により活動自体を自粛せざるを得ない状況に陥った。

それでも、廃校舎をみんなの遊び場に! 子供たちに質の高い体験や学びを! 学童+習い事+送迎で子育て世代の負担を減らす! 高齢者の心身の健康サポートなどといった価値を提供する事業の具体化を進め、体験型学童保育事業・フリースクール事業・スポーツジム事業・カフェラウンジ事業・多世代運動教室事業・ストリートコート事業が立ち上がった。様々な事業が社員からの発案で形になり、更にたくさんの方々からの応援を得られるようになっていった。

狐塚氏が社員の皆様と共にこのように前進し続けた原動力は何か?私は狐塚氏のお話から、夢を持ち掲げ続けることの大切さと視野を広く持つことの大切さ、そして、「あきらめない」という気持ちでワクワクしながらやり続けることの大切さを学ぶことができた。そして自分の目線がフラットで自分に嘘をつかないところから仲間をはじめ周囲からの協力が得られるということを学ぶことができた。是非、実践していきたい。

鹿沼・日光支部4月例会の様子

[文責]株式会社ウィステリアコンパス
斎藤秀樹

No.156_News Topic:栃木のNEWS

News Topic 05 栃木のNEWS

第1回理事会から2023年度の役員体制が決まる

第38回定時総会で承認された2023年度理事により第1回理事会が行われ、
下記の通り次年度の役員体制が決定した。

2023年度栃木県中小企業家同友会役員体制
(敬称略)

  • 相談役理事 深澤雄一・山中重雄
  • 代表理事  八木 仁
  • 副代表理事 斎藤秀樹(専務理事兼任)・石川大樹
  • 中同協幹事 小岩圭一
  • 事務局長  二階堂英夫
  •    以上7名が常任理事

  • 理事 浅野敏一・阿良山輝明・石井国夫・臼井進
       大江正孝・片平芳明・小山研一・齊藤加居
       高井泰宏・福田忠史・八木澤和良

No.155_News Topic:栃木のNEWS

News Topic 01 栃木のNEWS
~合同入社式・研修会~

2023栃木同友会合同入社式・研修会行われる
~自分の可能性を信じられる社風づくりを~

栃木県中小企業家同友会が主催した合同入社式・研修会が、4月4日宇都宮駅東口交流拠点施設ライトキューブ宇都宮にて開催されました。新入社員と中途採用者を含む10名と、付き添いの経営者・経営幹部他、総勢30名が参加しました。入社式では、参加企業各社が一人ずつ新入社員を紹介し、株式会社総研の榎本拓真氏が代表して「地域に貢献するために日々勉強し、成長していきます。」と決意表明を行いました。福田栃木県知事からは祝電が寄せられ、「人が育ち、地域が活きる、未来に誇れる元気な“とちぎ”の実現に向け励んでいただきたい」と激励の言葉が贈られました。

基調講演では、サンプラスチック株式会社の大江正孝社長が自身の入社から社長になるまでの経験を語り、働くうえで大切なことを伝えました。それは「乗り越えられない壁はない」ということであり、働く仲間を大切にすることでした。研修会では、「働く目的」について、「時間」・「空間」・「人間関係」・「気持ち」そして「お金」について講義とディスカッションが行われました。グループ討論では、新入社員同士、経営幹部、経営者が自分とは異なる考え方に触れることで、互いに学び合い、育ち合う機会になりました。

昨年4月に初めて開催された合同入社式・研修会ですが、今回は昨年5月から毎月の会議を重ね、より充実した研修を実現するための準備を進めました。その結果、参加者からは「自分の可能性を信じられる 社風づくりとは何かをグループ討論を通して気づいた。」という好評の声が届きました。主催した経営労働委員会は、「会社を超えた仲間づくりを社員さん同士にも自然に成り立つ場づくりをしていきたい」と語り、今後も毎年継続して開催されることを期待する声が寄せられました。

2023年合同入社式・研修会開催の様子

[文責]事務局

No.155_News Topic:栃木のNEWS

News Topic 02 栃木のNEWS
~県内4支部で総会~

栃木県中小企業家同友会では、5月の全県総会を前に各支部総会において、2022年度の総括と2023年度の方針・計画の発表を行った。

支部活動は委員会・部会の活動と併せ、最も大切な同友会活動の実践の場である。今年度は各支部とも年次計画を具体的にし、会員が興味を持って参加しやすくなるよう取り組んでいる。以下に各支部総会記事を掲載する。

※鹿沼・日光支部は総会後に行われた例会の内容を紹介する。

県央支部総会

令和5年3月22日に県央支部総会が宇都宮市東市民活動センターで3年ぶりのリアル開催でおこなわれた。限られた時間の中であったが、たとえ少人数であっても活動を継続し、会員同士対等な立場で考え、成長しあいながら深く寄り添っていこうという支部の方針が確認された。

物事がある一定の閾値(いきち)を超えると一気に全体に広まっていく時点を「ティッピング・ポイント」という。なかなか売れなかった商品が、ある時点から急に売れ出すというように、それまで小さく変化していた物事が急激に流行、普及して社会に広まる際の「きっかけや転換点」を意味する。組織においても、ごく一部の人たちが新しいアイデアや行動を取り入れ、そこに賛同する人たちが徐々に集まり出し、それがある水準を超えると変化が加速し、大半の人が急激に変化すると考えられている。そしてそれは組織内の17%の人が変化を受け入れたときだそうだ。支部幹事会の中で多くの斬新なアイデアが出てきており、県央支部のティッピング・ポイントも近い気がしている。

総会終了後は、こいあい税務会計 所長 片平芳明氏による「2023年度税制改正に関する座談会」と題して税制改正に関する報告とそれに対する質疑応答がなされた。

先ほどのティッピング・ポイントは、小さな変化があるレベルを超えると、様々な事象が制御不能になり、後戻りできない状況(不可逆的)になるという意味でも使われる。

気づいた時には手遅れとならないためにも、税制改正等をはじめとする、我々の経営環境を取り巻く小さな変化に対しても、注視していかなければならないと考えさせられた例会であった。

県央支部総会開催の様子

[文責]県央支部長
(株)総研 小岩圭一

県南支部総会

2023年3月22日(水)、会場ゆめまちにおいて県南支部総会が開催されました。参加者による近況報告、本日の例会テーマであった参加者による「私のおすすめ」、そしてラスト30分が支部総会でした。

近況報告では、銀行の倒産や高卒の自動車教習生のマニュアル受講率の増加、そして女性の溶接工の増加について報告がありました。特に、女性の溶接工が増えており、腕前もなかなかのものであるという報告は、ジェンダー平等を目指す現代社会において重要なニュースと言えます。

「私のオススメ」では、脱税で投獄されながら元栃木県議になった安田稔氏の自伝“甦る夢”や、コンビニの父鈴木敏文氏が語るAMラジオ放送に隠れた需要についての著作“わがセブン秘録”、書籍の朗読データ聞き放題のサブスクサービス“オーディブル”、昨年秋にリリースされた話題のチャット対話型人工能“chatGPT”などが紹介されました。こうした情報は、ビジネスや個人のライフスタイルに役立つものであり、会員の皆さんにとっても有益な情報となるでしょう。

支部総会の部では、毎月ランチミーティングと支部例会を通して経営者の意見交流の場として活動してきたことや、来年は県南支部新会員による経営報告を多数おり込んだ会員に主体性のある会運営をすることなどが報告・確認されました。このような活動は、地域のビジネスコミュニティを発展させるために必要なことであり、今後も継続していくことが望まれます。

本記事はAIによって添削・加筆されました。
現代社会において、AI技術はますます重要性を増しており、会員の皆さんも時代の流れに取り残されないよう、AIについて学んで活用していきましょう。

[文責]県南支部例会委員長
タカマチ産業(株) 山嵜俊也 with AI(ChatGPT)

県北支部総会

令和5年3月24日に(有)赤札堂印刷所で県北支部総会が行われた。参加者は5名であった。令和4年度の県北支部の活動としては、県北支部会員が積極的に全国大会や県例会、他支部例会へ参加するものであった。県の委員会の役員を任命されている会員が複数人いることもあり、負担を考え支部例会は控えたこともある。しかし、来期は県北支部会員一致団結して例会を作り上げていこうと計画を立てた。それは同友会活動の充実が会員の増加につながり、ひいては地域の活性化や地域にある会社の発展につながるからだ。

支部総会終了後懇親会をおこなった。県北支部会員のみでの懇親会は久しぶりであったが、やはりいいものであると感じた。同友会や県北支部の今後ことはもとより、日頃の問題、現在の経済環境や会社のことなど様々な話で盛り上がった。このような何気ない話ができることの大切さ、このような“場”を設けることがわれわれ県北支部の第一の役目ではないか、と気付いた懇親会での出来ことだった。

県北支部懇親会時の様子

[文責]県北支部長
八木澤社会保険労務士事務所 八木澤和良

鹿沼・日光支部総会

若者が憧れる働く環境を提供する事業へ
DXによる働き方改革と生産性の向上の両立

2023年3月23日に(株)マツヤ 常務取締役 猪野聖一氏による上記表題の講演が行われた。

(株)マツヤは今年160周年を迎える老舗文具店であり鹿沼市では知らない人はおらず、私も良く会社の備品を購入しに行っていた。

猪野氏は大学卒業後、県外企業に就職したが父親が体調を崩したのを機に鹿沼に戻ってきた。帰ってきた当時、会社の経営は厳しく見た目と内情に違いがあり、あまり希望が持てなかった。

入社後は未経験ながらシステムエンジニアとしてHP作成から出発し、その後ビジネスモデルを、文具からオフィス事業とIT事業へ業種転換を図っていくことなる。周囲から多くの反発はあったが、まずは自分から率先して取り組み結果を出すことにより納得してもらっていった。

オフィス事業は、リデュースを活用した労働環境整備の支援であるが、自社でオフィスをリニューアルしたことは特に社員にインパクトがあり、社員の身なりなどに変化が生まれ、そのことが会社のイメージアップになり新規採用にも繋がった。

IT事業は、東日本大震災以降クラウドへの変革があり、Google Work Space事業に特化していった。講演の中でGoogle Work Spaceについて分かりやすく説明して頂き、ひとりから大企業まで活用でき、単に業務を効率化するだけでなく、社員同士のコミュニケーションツールとしても有用であることを教えていただいた。

また、猪野氏は鹿沼青年会議所会員として、地域の経営者と繋がり、地域愛の精神を学んだ。それが今のビジネスの根幹になっている。彼が第51代理事長の時、「まちの人に楽しんでもらいたい」という思いで、鹿沼七夕まつりなどを企画し地域に貢献している。

猪野氏には強い信念とビジョンを持ち、「腹を括った時の人を巻き込む力」がある。“興味を持ったことに突き進み、楽しいことが大好き!”と語る彼に、麦わらルフィのような強力なリーダーシップを感じた。

鹿沼・日光支部総会開催の様子

[文責]鹿沼・日光支部副支部長
(株)コメノイ 浅野敏一

No.154_News Topic:全国のNEWS

News Topic 01 全国のNEWS
~第53回中小企業問題全国研究集会 in 長野~

この瞬間が未来をつくる
~地域が変われば日本が変わる~

2023年3月2日・3日の2日間に亘り、長野市において表題の全国研究集会が約1350名の参加者で開催された。

1日目は全部で16の分科会が開催され、私は第11分科会【事業承継】「社員から社長へ 経営理念が繋いだ事業承継」((株)アルカディア 取締役会長 松井利光氏(長野同友会)及び同社 代表取締役 春原直樹氏(長野同友会)の報告に参加した。

当初身内での継承を考えていた松井氏だったが、事情により断念。煩悶憂苦の折、同友会にて経営指針書を作成、その経営理念を社内へ共有し浸透させていった。その過程で、経営理念に理解を示した当時社員の春原氏に事業承継を打診。その後、7年の準備期間を経て社長交代に至った。

両者の報告を伺い、経営理念を主軸に、覚悟を持って向き合い対話を重ね一つ一つ問題を解決していく様は、その過程こそが事業承継であり経営者たらしめる「核」をつくる重要な時間であると痛感した。歴代の経営者が思いを込めた「経営理念」、その理解を深めることこそが揺るがない持続可能な会社経営に繋がるのではないだろうか。

第11分科会

相澤孝夫氏の写真

相澤孝夫氏

2日目は社会医療法人財団慈泉会相澤病院 理事長兼最高経営責任者 相澤孝夫氏による特別報告「経営者として、いま何をすべきか!!~覚悟の先にある未来のために~」が行われた。同氏は、かつて赤字経営だった病院を再建。今では時代の要請に適応した病院経営を行い、全国からの注目を集め、地域の人々からも厚い信頼を得ている。

1908年松本の篤志家らの支援を受け、松本の地に診療所を開院したのは孝夫氏の祖父だった。支援を受けたことで、その恩に報いるべく松本のために役立つことを使命とし奮闘、その魂は脈々と受け継がれていくこととなった。時を経て1990年代医業収入増加の一方、経常収益がマイナスに転じている最中、白羽の矢が立った孝夫氏が理事長へ就任。病院内の整備に着手した。その中で、同氏が特に大切にしていたことは次の3点である。

  1. 率先垂範。
    トップ自らが汗をかくことで職員の規範となり信頼を得ることで、リーダーシップを発揮しやすい組織作りをする。
  2. ビジョンの重要性。
    未来の姿すなわちビジョンを掲げることで、そのビジョンを通じて職員らとコミュニケーションを図り、各個人の持つ力のベクトルが同じ方向に向かって集中することで、爆発的なパワーを生み出す。
  3. 困ったときの原点。
    トップは孤独であることを自ら許容し、忍耐強く前向きなチャレンジ精神と熱意と明るさを持たなければならない。信じて突き進むための道しるべはその原点(相澤病院の場合、松本への恩返し)つまりその魂や志に立ち返ることで行く先を見通すことができる。

全国大会へ参加したことで得た学びは、帰ってきたその日から会社へ還元し、私自身が選ぶ未来への後押しをしていただけるような最高の体験だった。

[文責]林瑞子
有限会社 東光物産

栃木県中小企業家同友会

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