No.161_News Topic:栃木のNEWS

News Topic 03 栃木のNEWS
~鹿沼・日光支部9月例会~

地域の未来に対する私の投資活動!
~建設業と「児童自立生活事業×リクルート事業」の両立~

宮本義勝氏 写真

宮本義勝氏

鹿沼日光支部・青年部共催、令和5年9月例会にて千葉同友会青年部 部会長の宮本義勝氏のお話を拝聴致しました。ハイブリット例会にて30名弱の参加者で、県外からも多くの方にご来所頂きました。

宮本氏は高校を中退し、20歳で結婚、親となることで生き方に変化が起こり防水業職人になります。20代はOA機器販売営業として成績を上げるが、お金に囚われ、奥様の病気や姪の死により更に生き方に変化が起きます。その後28歳でお兄様と誠建クリエート(株)を設立。39歳で「NPO法人いいちばみらい」を発足し、こども食堂・夜間中学校・児童自立生活援助事業等を運営されています。

何のためにこのような活動をするのか。氏は明確に「子供に関わる貢献がしたい!!」とおっしゃられます。そして、「楽しく頼れる場所にしたい」「ビジネスに繋げたい」とも考えておられました。福祉的な考えは過度になると収支の持続性が失われる危険性があるが、建設業とのコラボレーションによりご自身の想いと収支を持続可能なものにされていると感じました。

また、各事業を設立するにあたり宮本氏は情報を大切にしていると語られます。特に地元の情報を様々なコネクションや小さな実験を通して得られております。コネクションは行政です。地元の情報を多く収集している機関と官民連携で取り組んでいる。更に社屋に空きスペースがあるからレンタルスペースで貸しニーズを把握する。簡易駄菓子屋を設置し不登校児童に出会う等。

今後宮本氏は、官民連携事業として社会擁護・ひとり親支援・就労支援などを全国に拡げて行きたいと語っておられます。ただ、社会課題解決と共に事業としてもしっかり儲けていくとも語っておられました。

とにかくエネルギッシュな宮本氏。エネルギーの源泉はご自身の過去の体験であることと、現実的な収支を考えるバランスが現在の取組みを可能にしていると感じられました。

[文責](株)TNプランテーション
仲田知史

栃木県中小企業家同友会

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