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No.157_News Topic:全国のNEWS

News Topic 02 全国のNEWS
~第9回関東甲信越青年経営者フォーラム in 東京~

楽しくなきゃ学びじゃねえ!

令和5年5月27日にベルサール半蔵門にて、関東甲信越青年経営者フォーラムが開催された。

実行委員会は飯尾省吾氏((株)イキカタ・東京同友会)を委員長となり、「今までにないフォーラムにしよう」と決意して開催準備を進めてこられたとのこと。どのような学びとするかについては、苦しんだ経験、辛い思いこそ学びという前時代的な考えでなく、とにかく楽しく学ぶ!経営者が楽しんでなかったら、社員も楽しく働けない!という思いのもと、「楽しくなきゃ学びじゃねえ!」というスローガンを掲げた。この点は栃木同友会としても真摯に学ぶべきところと感じた。

パネルディスカッションでは、パネリストとして山貝誠氏(有限会社 能登新・新潟同友会)、岩崎貴裕氏(有限会社 オートトレーディングロック・神奈川同友会)が、ファシリテーターには山﨑将臣氏(有限会社 山﨑製作所・群馬同友会直前青年部長)と大垣広太氏(株式会社 KSP・東京同友会青年部長)が登壇した。

郷土料理屋である(有)能登新を11代目として承継した山貝氏は、社内外の常識を壊しながら粘り強く社内や漁港で誰もやっていなかった地域の水産資源に価値を付ける料理作りをやり続け、やがて共感する仲間たちが増え、地域のあたらしい動きとなった点を報告。(有)オートトレーディングロックは岩崎氏が創業した企業で、国内で価値が低くなった自動車の中古部品を海外の様々な国へ販売している。「普通に生活」していたら思いつかないような発想を自身の海外渡航体験を通して見出し事業化した点を報告。二人は承継者と創業者、地域資源を生かす事業と海外へ販売していく事業とで立場も付加価値の付き方も全く異なるが、「常識」に囚われないチャレンジをして新しい価値を作った点で共通している。

グループ討論では、グループ長を同友会歴が浅い会員が務めていたが、その方にとって新しい体験をチャレンジする場として、配役されたのだろう。

私自身も今まで参加したことが無かった懇親会二次会にチャレンジしたところ、前々から支部活動で連携したいと考えていた他同友会の方とお会いし、活動の協力をお願いすることができた。

本フォーラムでは、普段と違う発想・行動でチャレンジをすることを学び、実践した結果、早速大きな成果を得ることができた。このような場に栃木同友会からより多くの仲間たちが参加し、それぞれ自社に持ち帰れるよう、今後もより多くの会員を誘いたい。

山貝氏・岩崎氏パネルディスカッション紹介画像

[文責](株)ウィステリアコンパス
斎藤秀樹

No.157_News Topic:栃木のNEWS

News Topic 03 栃木のNEWS
~第38回栃木同友会定時総会~

定時総会に参加して

5月22日に第38回目となる栃木同友会の定時総会が開催された。この行事は、言うまでもないことではあるが、数ある議案を審議することはもちろん、1年間の活動を頑張っていこうと気持ちを新たにするためにも大切なものである。

八木氏写真

代表理事 八木氏

この日の第1部は議案の審議であり、各支部、委員会、部会の活動報告、予定に加え、決算報告、予算案、役員体制などが全て承認された。役員について、再任の片平氏と新任の齋藤氏が新たに理事に加わった他、山中氏が相談役理事に就任することを受けて、代表理事が八木氏の1人体制になることが発表された。また、栃木同友会結成以来初となる会費の値上げが承認され、月額5000円から7000円に変更となったことが今回の大きな動きであった。
私自身、副代表を仰せつかっている者として、会費に負けない内容を持った栃木同友会にしていかねばとの決意を新たにした。このことは理事一同、皆同じ気持ちでいるに違いないと思う。

深澤雄一氏写真

深澤雄一氏

金銭ではない、“働き甲斐”の話

続いての第2部は深澤雄一氏による基調報告であった。これまでの経緯を踏まえながらも未来志向の変革を進めていかなければならない栃木同友会にとって、誰よりも深く同友会を知り尽くし、得られた学びをしっかりと自社の経営に生かしている氏の報告はまさに、「正鵠を得る」ものであった。

経営実践の話はもちろん、地域の歴史まで盛り込まれた、非常に濃密な深澤氏の報告の中で、最も私の印象に残ったのは、「社員の幸せの追求」である。一口に社員の幸せと言っても、労働条件に代表される物質的(金銭的)なものなのか、働きがいと称されるような精神的なものなのか、人によって(時と場合によっても)違う。事実、参加者から氏に対する質問としても挙がっていた。それに対し、深澤氏は「金銭の話ではない。働きがいの話です。」と即答していた。このことを自分自身にも問いただしてみたのだが、即答で常に同じ回答ができる自信は全くない。経営者としての揺るぎない姿勢とはこういうものだと、私は深く心に刻み、これからも同友会で学び続けていこうとの思いを新たにした。

最後に

この記事を読んでくださっている会員のみなさんへ。我々栃木同友会は、人員や予算等の制約から、他県と同じように運営できないこともあります。しかし、どの県の例会に参加しても我々の例会のレベルは決して低くないどころか、かなり高いです。このことは他県の例会に参加した会員が口をそろえる事実です。これからも栃木同友会は未来志向で、質の高い学びを提供する場でなければなりません。そのためには会員一人一人のみなさんの協力が必要です。是非、積極的に参加して主体的に学びましょう。そのことが各々の会社と栃木同友会の発展につながるものと私は確信しています。

[文責](株)イシカワ
石川大樹

No.156_目次

発行日:2023年 5月31日
発行者:栃木県中小企業家同友会
〒321-0968 栃木県宇都宮市中今泉2-3-13
TEL 028-612-3826 FAX 028-612-3827
E-mail:t-doyu@ninus.ocn.ne.jp
URL:http://www.tochigi.doyu.jp/
企画編集:広報委員会 印刷:有限会社 赤札堂印刷所
※左の画像をクリックするとPDF版がご覧いただけます。

No.156_News Topic:栃木のNEWS

News Topic 01 栃木のNEWS
~栃木同友会定時総会~

「経営の悩みは経営者に聞け!」
~第38期がスタートしました。~

去る5月22日(月)ベルヴィ宇都宮において栃木県中小企業家同友会第38回定時総会が行われました。総会にご参加いただきました皆様に御礼を申し上げますとともに、ご参加頂けなかった皆様に本総会のご報告をお伝えいたします。

昨年度は、引き続くコロナ禍に加え、急激な円安、材料や部品の入荷困難、ロシアのウクライナへの侵攻、そしてエネルギーの高騰などなど…私たちを取り巻く経営環境は大きく変化しました。この激動の中にあって各社の経営を守り、繁栄させてこられた会員の皆様には心より敬意を表したいと存じます。

栃木県中小企業家同友会も、情勢の悪さから企業の閉鎖等もあり、会勢は少し減ってしまいましたが、数年前から入会していただいた企業の次期経営者が、同友会で学び、実力をつけ、社長を交代した事例が数社ありました。また、経営を学びたいとの理由から、自らホームページ等で調べていただき入会につながった会員さんも現れました。このように経営に真摯に向き合って会社を経営していこうという会員さんの姿が刺激となり、今栃木同友会は変わりつつあることを感じます。

本年度はこの流れを踏襲し、経営者同士が悩みごと、失敗体験、成功体験を共有しあい、切磋琢磨していくことを願って、スローガンを「経営の悩みは経営者に聞け!」とさせていただきました。経営の力は、他社や他の経営者の違いを感じ、交流するところから磨かれます。当会相談役理事の深澤雄一氏には、記念講演で、他の経営者や他社の優れていると感じたことを取り入れ、自社のものにしてきたこれまでの歴史を語ってもらいました。

また本総会では、本年度以降さらなる活動と、全国の活動と歩みを併せるために、会費の値上げを上程させていただき、皆さんにご理解いただいて後期徴収分より、会費5000円を7000円、一社2名目からの準会員については一人会費2000円を3000円にさせていただきました。

会員の皆様には、このような状況をご理解いただき、積極的に同友会活動に参加していただき、自社と地域の発展に邁進していただきますよう心よりお願いいたします。

なお、詳細と今後の行事は議案書をご確認ください。

栃木同友会第38回定時総会開催の様子

2023年5月22日
[文責]代表理事 八木 仁

No.156_News Topic:栃木のNEWS

News Topic 02 栃木のNEWS
~県央支部5月例会~

同友会活動が経営に活きる!

今年度最初の県央支部例会は、令和5年5月18日(金)、宇都宮市東市民活動センターにて県南支部例会委員長のタカマチ産業(株)代表取締役 山嵜俊也氏からの「同友会活動が経営に活きる!~自分流の経営のバトンつなぎ~」と題した報告により幕を開けた。

社名の『タカマチ(高市)』 とは縁日の参道に立つ屋台・露店の市を意味し、これら屋台等を営むテキ屋さん向けに電光看板やガスコンロの製造、テント縫製、更には金属・樹脂加工、鉄・アルミ溶接、木工等によりあらゆるものを製造し、提供するという全国でも珍しい会社である。

報告は次の山嵜さんからの問題提起より始まった。1.事業承継をどう考えますか? 2.会社を取り巻く諸問題をどのように克服しますか?

コロナ禍による行動制限や自粛、終わりの見えない原材料費の高騰等の外部環境の激変に対応しながらも、紆余曲折の末、父親からの事業承継により社長に就任した様子とその時の心情も赤裸々に語られ、非常に臨場感あふれるものであった。それと同時に、こうした修羅場を今なお潜り続けているからこそ生まれた山嵜氏の経営に関しての哲学に触れることが出来た。

「経営者の学びは極めて重要なのに、緊急性は低い。だからこそ意識的に取り組まないと進まないよ。」
山嵜氏が先輩経営者から聞いた言葉を大切にし、同友会活動を続けてきたことで、会社経営に伴う諸問題や難局に対応することが出来、またそれが経営者の更なる成長に繋がることを実感した次第である。

山嵜氏とは、以前、経営指針を作る会で切磋琢磨した仲間である。今回、久しぶりに話を聞く機会に恵まれたが、このような仲間が身近にいる心強さと同年代の経営者として負けていられないと闘志を燃やすことが出来た例会であった。

県央支部5月例会の様子

[文責]株式會社総研
小岩圭一

栃木県中小企業家同友会

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