No.173_News Topic:栃木のNEWS
Posted on 2024年10月31日(木) 09:00
News Topic 03 栃木のNEWS
~鹿沼・日光支部9月例会~
共に育ちあう社風づくりに向けて
~組織の垣根を超えた学び合いの実現を目指す~
9月25日に板屋ビルジングにて鹿沼・日光支部の例会を行った。
今回は「共に育ち合う社風づくり」というテーマで株式會社総研 代表取締役 小岩圭一氏に報告をして頂いた。
株式會社総研は創業55年の企業で不動産・公共事業・民間建築等(社会基盤整備)と公害・廃棄物処理問題・気候変動・生態系等(環境保全)に係る業務を扱っている。
平成14年に2社が合併して株式會社総研となったことと業務上専門性の高い(有資格者が多い)社員が多いことがあり部門間の連携がうまくいかない状況が続いた。
入社後先輩から「給料が上がらない」という不満を聞くことがあり、実際に東日本大震災後の線量測定で利益が大きくなった時も人件費に反映されなかった。
そんな中、経営の勉強をしなくてはと思い立った時に斎藤氏(現代表理事)に誘われ同友会に入会し、その年に開催された「指針をつくる会」参加し翌年に最初の経営指針は公表した。
その経営指針を実践し職場環境をかえるために職場改革プロジェクトを立ち上げた。その中のウェルビーイング委員会で社員満足度調査を実施したところ、一部の社員から「現在の職場環境は働きにくい」「やりがいが感じられない」との声が上がった。この結果に小岩氏は社員の気持ちが明らかになって良かった、ただし社長一人では解決できない、みんなで考えようと社員と共に取り組んでいる。
グループ討論では関係の悪い社員同士の対応についての質問には、対話の必要性とその継続が必要でそれを諦めた時点で関係が断絶してしまう、それぞれの違いを分かってもらうことが重要と言っておりました。
小岩氏自身はまだまだ発展途上と言ってましたが、会社のビジョンの「みんなでいい会社をつくろう」~めざせ100年輝業~に向けて突き進んでるのだなと感じました。
最後に小岩氏は「傾聴」の達人でその穏やかな話口と相まって人を引き付ける魅力に繋がっているのだなと思います。
[文]株式会社コメノイ
代表取締役 浅野 敏ー