No.168_News Topic:栃木のNEWS

News Topic 02 栃木のNEWS
~宇大生(コラベルト)及び栃木同友会経営労働委員会共催事業~

宇大生と採用について考える会行われる

我々中小企業が採用に関して学生の本音を面と向かって聞ける機会はそうめったに無い。しかも圧倒的な売り手市場のなかではなおさらである。

しかしながら、2月中旬に宇都宮大学地域デザイン科学部コミュニティデザイン学科2年生の小倉さんと鈴木さんから「地元で就職を考えている学生が多いが、地元企業の魅力を知る機会がない」「地元志向の学生がミスマッチの無い就職ができる環境を作るため一緒に取りくめないでしょうか」と声を掛けてもらった。

始まりは突然であったが、そこから経営労働委員会と学生との数回の会談を経て、上記の機会創出とミスマッチ解消にむけて、小倉さんと鈴木さんがチームを組む「コラベルト」主催の「地域の企業と大学生をつなぐ新しいインターシップ説明会」の開催を栃木同友会が応援していく運びとなった。(開催日時等の詳細はチラシ及び掲載記事を参照)

学生側の真剣な思いに答えるにはどうしたらよいか? 我々も採用に関して今一度立ち止まって考えなければならないのではないか。そのような思いから5月14日に宇都宮大学の学生6名と、栃木同友会から19名、中同協の事務局2名が集まり宇大生との懇談会が開催された。

近年、インターンシップを経ての採用が主流になるなか、学生から見たインターシップや就職に関してのアンケート結果の報告にはじまり、インターンシップに参加した学生からの体験報告、現在のインターンシップのルール説明、そしてグループ討論では、就活から採用、入社後の育成や成長に至るまで幅広く議論がなされた。

学生側からは、どうしてもインターンシップの延長線上に就活が見えてしまうが、自分の人生経験やキャリア形成のためという意味を持っていることを企業側にも理解して欲しいとの意見があった。これを受けて我々も地域に人を残していく活動の一環であるということを認識しなければならないと感じた次第である。

この対話を今後も継続しながら、来る「新しいインターシップ説明会」の成功を後押しし、地域に根差した学校や学生と企業の関係性を深めることで、地域の維持発展に貢献していきたいと強く感じた例会であった。

栃木同友会経営労働委員会開催の様子

[文]株式會社総研
小岩圭一

栃木県中小企業家同友会

e.doyuバナー
バナー
バナー
アクセスカウンター

▲Pagetop

Powered by WordPress / CIC