No.166_News Topic:全国のNEWS

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~東日本青年経営者フォーラム in 札幌~

さる2月28日、東日本青年経営者フォーラムが開催された。同友会青年部の行事はこれまで各県で行われる例会、関東甲信越や近畿など各ブロックで行われるフォーラム、中同協行事である青全交などがあったが、東日本という括りでのフォーラムは初開催であった。

開催地は札幌。報告者は長野同友会青年部に所属している有限会社テヅカ精機の手塚良太氏であった。

人口1万1千人ほど、これといった産業もない地域で事業承継をした氏の話は、多くの商圏を過疎地域で経営している私にとって、重なる部分が多くとても参考になり、また勇気づけられた。

田舎だから。過疎だから。自社の業界は斜陽産業だから。等々、できない理由を探すのは簡単だが、それでは「経営者の責任」を果たすことができているとは、間違っても言うことができない。

経営者としての確固たる覚悟を持ち、自社(経営者としての自分自身)に足りないものは何か。どういう行動を起こすべきか。諦めなければ自ずと道は開けるのだということを氏の話から感じ取ることができた。

第2部の懇親会では札幌同友会青年部によるもてなしの心にあふれた時間を過ごすことができ、あっという間にお開きとなってしまった。

最後に、今年度で青年部を卒業する私の見解を述べたい。

同友会青年部の仲間として同じ時間、学びを共有することによって得られるものは何物にも替えがたいと思う。こういったフォーラムは開催されるべきだと思っている。

しかし、近頃は青年部行事があまりにも多くなってしまっているように思えてならない。各県、各ブロック、青全交のへの準備と参加。それだけでもそこそこのスケジュール密度となる。さらにそれ以上となれば、せっかく得た学びを実践する時間は取れるのであろうか。学びと実践を掲げる同友会活動は素晴らしいものだが、同友会活動だけではなく、得られた学びを自社で実践することこそ、最も重要なことではないだろうか。私たちは自社を発展させるために同友会で学んでいるのだから。

栃木の青年部は発足したばかりでまだ軌道に乗ったと言い難いが、同友会活動への積極的な参加と、自社での実践は車の両輪であることを忘れないグループでありたいと思う。

今回の東日本フォーラムに参加し、様々なことを見つめ直すことができ、とても有意義な時間を過ごすことができた。今後の活動に生かしていきたい。

[文](株)イシカワ
石川大樹

栃木県中小企業家同友会

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