No.157_News Topic:栃木のNEWS

News Topic 03 栃木のNEWS
~第38回栃木同友会定時総会~

定時総会に参加して

5月22日に第38回目となる栃木同友会の定時総会が開催された。この行事は、言うまでもないことではあるが、数ある議案を審議することはもちろん、1年間の活動を頑張っていこうと気持ちを新たにするためにも大切なものである。

八木氏写真

代表理事 八木氏

この日の第1部は議案の審議であり、各支部、委員会、部会の活動報告、予定に加え、決算報告、予算案、役員体制などが全て承認された。役員について、再任の片平氏と新任の齋藤氏が新たに理事に加わった他、山中氏が相談役理事に就任することを受けて、代表理事が八木氏の1人体制になることが発表された。また、栃木同友会結成以来初となる会費の値上げが承認され、月額5000円から7000円に変更となったことが今回の大きな動きであった。
私自身、副代表を仰せつかっている者として、会費に負けない内容を持った栃木同友会にしていかねばとの決意を新たにした。このことは理事一同、皆同じ気持ちでいるに違いないと思う。

深澤雄一氏写真

深澤雄一氏

金銭ではない、“働き甲斐”の話

続いての第2部は深澤雄一氏による基調報告であった。これまでの経緯を踏まえながらも未来志向の変革を進めていかなければならない栃木同友会にとって、誰よりも深く同友会を知り尽くし、得られた学びをしっかりと自社の経営に生かしている氏の報告はまさに、「正鵠を得る」ものであった。

経営実践の話はもちろん、地域の歴史まで盛り込まれた、非常に濃密な深澤氏の報告の中で、最も私の印象に残ったのは、「社員の幸せの追求」である。一口に社員の幸せと言っても、労働条件に代表される物質的(金銭的)なものなのか、働きがいと称されるような精神的なものなのか、人によって(時と場合によっても)違う。事実、参加者から氏に対する質問としても挙がっていた。それに対し、深澤氏は「金銭の話ではない。働きがいの話です。」と即答していた。このことを自分自身にも問いただしてみたのだが、即答で常に同じ回答ができる自信は全くない。経営者としての揺るぎない姿勢とはこういうものだと、私は深く心に刻み、これからも同友会で学び続けていこうとの思いを新たにした。

最後に

この記事を読んでくださっている会員のみなさんへ。我々栃木同友会は、人員や予算等の制約から、他県と同じように運営できないこともあります。しかし、どの県の例会に参加しても我々の例会のレベルは決して低くないどころか、かなり高いです。このことは他県の例会に参加した会員が口をそろえる事実です。これからも栃木同友会は未来志向で、質の高い学びを提供する場でなければなりません。そのためには会員一人一人のみなさんの協力が必要です。是非、積極的に参加して主体的に学びましょう。そのことが各々の会社と栃木同友会の発展につながるものと私は確信しています。

[文責](株)イシカワ
石川大樹

栃木県中小企業家同友会

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