No.141_News Topic:栃木のNEWS

News Topic 03 栃木のNEWS
~県南支部1月例会~

「いま、気になってること座談会」

1/19(水)ZOOMにて新年初となる県南支部例会が開催された。

久々に顔を合わせるメンバーも数名。都合により傍聴のみの者もふくめ11名が参加した。今回の座談会テーマは「いま、気になっていること」。県南恒例の近況報告も合わせ、今回も様々な話がでた。

ネット型求人サイト

最初の盛り上がりはネット型求人サイトでのトラブルの話から。

電話営業をかけてきたネット型求人業者に「半年間だけ利用する」と話し契約したつもりだったが、その後50万円弱の請求書が届く。自動更新になっていた。業者側は契約書に書いてあるでしょとの言い分で話は平行線。別の会員から「ウ
チにも同じ業者から電話がきたが、ネットで調べたら評判がよくなかったのでやめた」との声。求人事業者関係でのトラブル事例は全国的に頻発しているようだ。

電話営業の業者を利用する際にはネットで評判を調べるなどの防護措置をとりたい。ちなみに結局1人も採用にいたってないとのことで、ネット型求人サービスでは結果が保証されないので空振りのリスクがあるという話に。逆に、「就職したら手数料を払う一本釣り方式」の方が、ハズレが少ないとの声があった。

手数料は雇い入れた者の年収の3~5割がひとつの目安。10割という例もある。すぐに退職した場合は在籍期間に応じて返金される仕組み。5割は高いとの声が多かったが、都内では年収が200万円に満たない層の可能性が指摘され、単純に割合で考えるのではなく額面で妥当性を考える必要性がありそうだ。

ホームページ作成会社の会員からは、「副業として自分を売り込みにくるIT系会社員が増えている」との話があった。「試しに要件をだして見積りをさせてみると納期は出せるが、金額で提示することができない人ばかり」との話。経営者でも売価の設定は難しい。副業が普及する社会だが、自分のスキルを売りたいという会社員にも、売価設定を意識することは難儀なようだ。

「若者と企業を丁寧にマッチングできればビジネスチャンスになるよね」という話題にもなったが、弱電屋(通信や宅内配線などの電気業者)の会員からは、「やるとなれば全国を対象にサービス網を構築しないと、利益がでるビジネスにするのは難しい」との意見もあった。

サブスクビジネス

「昔の着メロ月300円など、目立たず、契約していても忘れられてしまっているような、堅実にかせぐ小額サブスクや、ライフライン化するようなサブスクビジネスはどうなのか?」という問いかけに、「60歳以上の社長になると、そもそもネットを利用できない者も多いが、やらざるを得ないIT雑務は増加している。そのサポートをサブスクビジネスとするのはどうか?」という意見がでた。直接対面してサポートするビジネスへの要求も高まっている、そこに中小企業の出番もある筈だ。

保険業の会員の話では、「お金が貯まらない人」が増加中とのこと。支出を見ると少額の使途不明金の積み重ねで正体不明な出費が多いとの事だった。月額定額性のサブスクサービスの普及によるものも多そうだ。サブスクはやめ時が難しいとの意見もあり、それゆえに経営視点では魅力的で、消費者視点では食い物にされている感もあるという感想もでた。

いろんな意見を聞けて満足感のある例会になったと思う。

県南支部1月例会ZOOM風景の様子

県南支部1月例会ZOOM風景

[文責]山嵜俊也
タカマチ産業(株)

栃木県中小企業家同友会

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