No.135_News Topic:栃木のNEWS

News Topic 03 栃木のNEWS
~県南支部7月例会~

「“経営全般の指針作り”がなぜ大切なのかを考えよう!
そして始めてみよう!」・座談会

まずは各メンバーの近況報告、総体として回復の兆候が見え始めたが所謂K字回復で産業によって大きく格差がある。

その中でも新規事業開始や需要の変化などコロナ後に向けての動きは出始めた模様。

だが1つ確実に言えるのが「元には戻らないだろう」という観測だった。

メインの八木代表の報告は今般作成された「事業の手引書」に関するものだった。報告は八木代表との質疑応答という形で進行した。

作成に至った経緯は労使見解にある「経営全般について明確な指針を」の一文と同友会友人の「本とは読むものではない、書くものだ」の言葉に触発され2年前に完成、最近加筆した第二版に更新した。

ただし構想から前段の資料作成など4年はかかっている大作である。

内容は経営指針書が概念・計画を主とすれば、こちらは行動マニュアルに近いと思った。

主に後継者に対し経営者の業務内容を取りまとめたものである。

日々の業務から、顧客、金融、外注などの対応と業務経緯など詳細に記されている。180ページもある膨大な内容で「経営者のエンディングノート」的な性格もあり経営者の忘備録として非常に有効である。

私も経験があるが先代の行っていた業務内容や取引の経緯については記録が無いものが多く困ることが多い。

金融や税務署との折衝は以前どのように行っていたかなど資料も残っていない。

その折にこの手引書があれば自分自身も後継者も会社も困らないと思った。

八木代表はこれらの報告をワードの使い方をレクチャーしながら行った。(ワードには私が知らなかった便利な機能がたくさんある事を知った。)

多くの質疑を経てこの手引書の有効性を全員が確認。

ただし自分の日常作業や各業務、残すべき内容の取捨選択などはそう簡単にできるものではない、そこでさらに理解を深めるために「経営者のエンディングノートの作り方」というテーマで次回さらに掘り下げようとなった。

県南支部7月例会開催写真

[文責]三ツ村義康
(株)三ツ村製作所 代表取締役

栃木県中小企業家同友会

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