No.118_News Topic:栃木のNEWS

News Topic 03 栃木のNEWS
~栃木同友会2月例会~

【経営指針づくりを通じて生まれた経営者の覚悟】
~仲間と関わる中で鮮明になった自社(私)の存在意義~

報告者: 株式会社 行廣国際アカデミー 代表取締役 行廣智明氏
     有限会社 芯和 常務取締役 高橋和子氏

令和2年2月18日(火)、宇都宮東市民活動センターにて、栃木県中小企業家同友会2月県例会が開催された。27名が参加、内オブザーバーも4名の参加で、みな真剣に報告者の発表を聴き、そしてグループ討論も白熱した例会となった。報告者は「経営指針をつくる会」に参加した2名の体験報告である。

行廣智明氏

行廣智明氏

前半は(株)行廣国際アカデミー代表取締役の行廣智明氏。13年前に外国人の人材派遣から会社を興し、今は外国人学校も手掛けている。新規事業立上により負債を抱えた行廣氏が思い悩んでいた時、神奈川同友会の湯澤氏の書いた書籍に出会い、即栃木同友会に入会し経営指針の成文化に取り組んだ。経営指針をつくる会に参加しサポーターから「社員の顔が見えてこない」と指摘を受けたことにより、社員に無関心であったのではないかと気づく。
そして今までのCS重視ではなくESを重視する経営理念に変更した。今後の自身の課題は「余裕」を持つことだという。時間的余裕、資金的余裕、健康的余裕など。余裕がないと見えるものも見えてこないからだ。

高橋和子氏

高橋和子氏

後半は(有)芯和(読み「ここわ」)常務取締役の高橋和子氏。(有)芯和は就労継続支援事業・デザイン印刷を手掛ける会社である。当初は経営指針をつくる会に疑問を抱いていた。
それは、他の人(サポーター)が自社についてわかるのか、数字は税理士がいるので自身が把握する必要はないのではないか、などなど。しかし、今は経営指針をつくる会に参加し経営指針を作って良かったと感じている。経営指針がなければ先を見据える考えには及ばなかった、と。10年後の目標を達成するための課題も見え、「人」を中心に置かなければならないと考える。福祉、デザイン、人財、組織、すべて「人」を中心に考えていかなければ目標は達成できない。

両者とも「人」つまり「従業員」を重要視していた。従業員と向き合い、経営指針を成文化することが会社を成長させていく。手前味噌だが、経営指針をつくる会に参加し、サポーターとのディスカッションがより良い経営指針を作る重要な役割を果たしていると思った例会でもあった。

[文]八木澤社会保険労務士事務所
八木澤和良

栃木県中小企業家同友会

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