No.118_News Topic:栃木のNEWS

News Topic 02 栃木のNEWS
~鹿沼・日光支部2月例会~

「STOP 社員の介護離職!?」
~社員の働く環境について考える~

報告者: 有限会社 トレンディハウス 代表取締役・NPO法人スマイル 理事長

野田精一氏

野田精一氏

野田精一氏

去る2月19日(水)に鹿沼・日光支部例会が、鹿沼商工会議所で開催された。野田氏は、「三方得(よし)」を常に意識して、これからの超高齢社会における働き世代の生活支援をする家事サービスを提供している。全国で年間10万人、栃木県では1100人もの人が介護離職している。その理由の多くは、自分の仕事を代わってくれる人がいないため会社を休みづらいという、社内環境の問題だった。40代から50代が最も多く、企業の中核となる人材の損失は、事業継続の危機にもつながる。経営者は社員の年齢構成や家族環境そして社員の介護に対しての考えを知り、専門家に相談し日頃から備えることが必要だ。野田氏の三方得のプランは、家事援助サービスを企業が福利厚生で契約し、社員が割引価格でサービスを利用できることで、離職者を減らし、社員の企業に対する信頼度もUPするという。

その後の意見交換会では、介護経験のある方からの、切実な本音を聞くことができた。介護する人を疲れさせないことと追い詰めないことが大切だと感じた。参加者からは、経営者として社員さん一人ひとりとコミュニケーションをとる姿勢も大切。日頃から会社として助けられる環境整備と社風づくりをおこない、社員さんの人生を丸ごと受け止める姿勢が社員満足度を上げて離職者を減らすことにつながるのではないかなど、様々な意見を聞くことができた。

[文]NPO法人CCV
神戸真弓

栃木県中小企業家同友会

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