No.108_News Topic:栃木のNEWS

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~栃木県中小企業家同友会第34回定時総会~

山中重雄・八木仁代表理事

山中重雄・八木仁代表理事

第34回定時総会は、議長に斉藤秀樹氏を選出し開会した。

第一号議案は八木代表理事が2018年度活動結果報告、高井泰宏氏が決算報告を行い、小林恒夫氏の会計監査報告ののち可決された。

第二号議案は石川大樹氏より2019年度役員選出案が提案され可決。続いて第一回理事会が開催され、代表理事に山中重雄氏を選出した。

山中代表は就任あいさつで、現在伸び率が全国トップであることを披露し、この勢いで早急に200名会員を達成しようと呼びかけた。

第三号議案は2019年度活動方針案を石綱知進氏、予算案を高井泰宏氏が提案。合わせて規約変更と支部運営規定が新たに提案されすべて議案通り可決され総会は終了した。

総会記念講演

パネルディスカッション「中小企業の事業承継」
~継ぐ側の本音、継がせる側の本音~

パネラー: (株)こぶし 代表取締役 山中重雄氏

(株)シンデン 代表取締役 八木 仁氏

タカマチ産業(株) 専務取締役 山嵜俊也氏

(株)総研 専務取締役 小岩圭一氏

コーディネーター: (株)イシカワ 代表取締役 石川大樹氏

パネルディスカッションの様子

パネルディスカッション

まず、継がせる側として八木氏より、親族内承継として息子(社外)を説得して帰ってきてもらうプランAがベストだが、だめだった場合のプランB、C、Dと次善の策を想定しながら10年計画で準備しているとの現状が話された。続く山中氏は親族内承継の対象がいないので、本音は他人に渡すのは寂しいが、親族外の承継を考えているとのこと。

いずれにしろ、承継する者には相応の資質と覚悟が必要で時間がかかり、見極めも難しいようだ。また信頼できる幹部の育成など、自分が離れても自立的に経営を維持発展させられるしくみづくりが大切だと感じた。

継ぐ側として、山嵜氏は例会で「覚悟がない」と指摘されたのに奮起して勉強し今では経営に自信が持てるようになると共に、批判的に見ていた社長(父)を評価できるようになったという。小岩氏は、創業者の義父と共に仕事をしながら非親族の承継をした生え抜きの現社長に対し引け目を感じていたが、経営指針を学び、社員の提案を取り入れるなどする中で社内が活性化してきて、やはり自信がついてきたとの事。

それぞれの本音が聞ける有意義なディスカッションとなった。最後に、会場の深澤相談役より、二人に「機は熟している。早く継ぐべきだ」とエールが送られた。

[文]広報委員長 (有)赤札堂印刷所
小山研一

栃木県中小企業家同友会

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