No.181_News Topic:栃木のNEWS

News Topic 01 栃木のNEWS
宇大生・社員と経営者が世代を超えて
「働くとは?」を深め合う懇談会

あなたにとって「働く」ことの意味や目的は何だろうか?

この問題提起を皮切りに、働くということに関して大きな世代間ギャップを抱えているであろう宇大生と経営者とが混じりあった2つのグループで懇談が始まりました。

冒頭の問題提起から本題に入る前の導入部分においては、働く意味や目的は一人ひとり異なること、また時代や人生のステージとともに変化することを前提に、「働くとはどういうことか」について私なりの見解
を話させてもらいました。その後、参加者全員が自分の働く意味や目的を付箋5枚に書き出し、これをグループ内で表明したうえで模造紙に貼り出し、これを眺めながら、似たような付箋を見つけては集約し、集約したものに的確なタイトルをつけていきました。次にそのタイトルについて、自分の「理想の形」や「ありたい姿」について各々表明し、グループ内で深め合い、最後は出来上がった模造紙で発表といった流れで懇談会は進みました。

一つのグループでは、働く意味や目的を「家族との生活・自分が頑張れる基礎」「働く環境を良くする」、「自己実現」、「人とのかかわり・交流」、「社会貢献」と集約したタイトルを、縦軸に「基本からより高みへ」そして横軸に「個から社会集団へ」の2軸からなるマトリックスを用いて整理を行ったうえで、これらタイトルを矢印で結び、まずは家族を含めた生活の土台を築き上げるために働き、次に自ら働く環境を良くする努力をしていくと、自己実現に繋がり、実現したことを人々と交流することによって、社会貢献となるというような過程をループ図よって見事に表現していました。もう一方のグループも世代間ギャップを感じながらもこれを認め合い、両世代の意見に耳を傾けながら自らの理想の働き方について深めていました。

実をいうと、この懇談会の一週間前に弊社の創立55周年記念行事でも同じ内容の研修を行いました。社員達の間でも大変盛り上がり、世代や部門を超えてそれぞの考えを認め合い、共感しながらも、自己の働く目的を再確認していた様子でした。社員みんなの考えている表情や、自信を持った表情、楽しげな明るい表情は忘れられません。

自己と向き合い、自分自身の働く意味や目的を表明したうえで、若者たちをはじめとする世代を超えた人たちの考えを聞き、人や社会との関わりを考えながら、自分にとっての働く意味や目的を更に「探求」し続けることは大切ですね。

[文責]株式会社総研 代表取締役
小岩圭一

栃木県中小企業家同友会

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