No.97_News Topic:栃木の話題

News Topic 01 栃木の話題
~第33回定時総会~

議長に高井康宏氏、議事録署名人に福田雅樹氏が選出され開会。
代表理事八木仁氏が第一号議案2017年度活動結果、決算を報告。
続いて第二号議案で2018年度役員が選出され、続いての第一回理事会で選出された山中重雄代表理事が第三号議案2018年度活動方針、予算を提案。
全て、提出された議案通り可決されました。

総会議案報告を行う八木氏

総会議案報告 八木氏

山中新代表理事の挨拶

山中新代表理事挨拶

基調講演 「中小企業の事業承継」~引き継いだものは経営哲学~

報告者:(株)フカサワ 代表取締役会長 深澤雄一氏・代表取締役社長 深澤友志氏

深澤雄一氏

深澤雄一氏

雄一会長による、家系図を示しながら明治11年の醤油製造にまで遡っての深澤家先祖代々の事業とその盛衰から始まりました。世の中の歴史と家の歴史を対比し大きな流れの中にある自分という存在と役割を意識し、次へ受け渡すことの大切さを語られました。経営者個人の「家」と密接な関係にある中小企業の事業承継では、これを守り継承するという伝統的価値観が出発点だと感じました。

雄一氏が先代俊雄氏から引き継ぎ、さらに友志氏に引き継ぎ、(株)フカサワの永続的成長を支える根幹になるものは、単なる形ある財産ではなく企業の究極の目的は社員の幸せにあるという「経営哲学」そのものであるといいます。そして、その哲学は「企業経営を通じ人格の練磨と創造性の向上に努めお客様の繁栄に奉仕して社会に貢献し名実ともに全社員の幸福と業界効率No.1になる」という共栄の商道の企業理念に明文化されています。

歴史好きの雄一氏らしく、自身を徳川2代将軍秀忠になぞらえ、次世代へ連綿と続く仕組み作りを重視し、「社長の仕事の半分は後継者作り」と、息子さんの入社と同時に後継者を支える幹部社員の世代交代を進め、組織全体の世代交代を進めた結果が功を奏しているそうです。

続いて登壇された、新世代の組織を率いる友志社長は、購買代理業と地域ドミナントというビジネスモデルのもと3年後には売上高115億円、粗利益16億円、一人当たり経常利益300万円、生産性20%向上という目標達成への着実な取り組みを報告されました。

深澤友志氏

深澤友志氏

文:小山研一

栃木県中小企業家同友会

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