No.68 第24回 みんなの広場

第 24 回

橋本はしもと 秀則ひでのり会員

(有)ニイアス 代表取締役

 県南支部会員

萩の旅

5月19日幕末・明治維新の一大拠点となった長州藩、萩に出かけた。駅前で自転車を借りて萩城城下町一帯は江戸後期にタイムスリップした錯覚におちいる。

この地域には吉田松陰の門下や盟友の誕生家も集中している。たとえば、高杉晋作・木戸孝充(桂小五郎)・青木周弼の生家などである。幕末長州の原動力となった松下村塾は、城下町から約2キロの郊外にあり、とても小さく貧しい寺子屋のような建物だが、高杉晋作、久坂玄瑞、木戸孝充、伊藤博文、山県有朋、井上馨・・・・と数えきれない人物を育てた。たった2年半の間の教育であり、時代の追い風もあったにせよ日本の歴史での中で最も優れた教育機関かもしれない。

萩は歴史のロマンを感じるとともに、激動の時代を切り開いた人物は、なぜか短命で戊辰戦争で東北、函館まで転戦した奇兵隊の多くは、明治になって不遇な人生をお送り、明治に権力を手に入れ地位と名誉を手に入れたのは、ほんの一握りで足軽などの身分にいた人物だった。

吉田松陰や高杉晋作、久坂玄瑞らが作った明治はどんな時代だったかを想像しながら萩の町を去った。新明日

栃木県中小企業家同友会

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