No.172_News Topic:栃木のNEWS

News Topic 04 栃木のNEWS
~県南支部8月例会~

8月21日(水)『ゆめまち』にて県南支部8月例会を行った。

今期4回実施した例会の『振り返り』と、今後数か月の活動テーマを決める『計画立て』が今回のテーマ。

初の試みとして予定していたグループディベートは時間不足につき取止めとなった。

「振り返り」では今回も多数の有意義な意見がでた。反面「計画立て」は予定時間を大きく超過。

3回ぶんのテーマと担当者は決まったものの、会報執筆の割り当てがタイムアップで出来ず「進行に大いに課題あり」であった。

以下は8月支部会について企画・進行した私自身の視点からの反省と考察。および支部長として今後の運営方針についての表明である。

「振り返り」の様に、自由に意見をだしていくタイプの「拡散思考型の議論」は座談会文化が根付いている県南支部とは相性がよく今回も非常に多くの意見がでた。

「拡散思考」は「ホワイトボードの板書」と組み合わせることで、進行役の熟練や入念な準備がなくとも、盛り上がる議論になり易い事が経験的にわかってきた。

「板書による記憶の拡張効果」や「既出意見の可視化による連想効果」によるものと推察する。

このタイプの例会は進行役の負担が軽いので、今後は支部会員の皆様に持回りでの協力を依頼していきたい。

反対に「決定や結論をだす収束思考型の議論」には「入念な準備」や「リーダーシップ」が不可欠である。今回うまくいかなかった原因もここで、私が「決める」ことを放棄し「みんなで決めよう」に逃げたせいだと思う。

そもそも「民主的な運営」や「参加者の巻き込み」を意識するあまり「方針策定を大人数で考える」といったコンセプトに無理があったと反省。

今後はすでに頂いた意見をもとに私が支部長として方針をまとめ、支部幹事と調整しながら運営していく。

さらに今後は「中小企業家同友会ならではの経営」が学べるような例会づくりを図っていく。

「同友会らしさ」を私のことばで紡ぐと「人間尊重の経営姿勢と、社員の主体性を活かした強靭な経営体質の実現」だと思う。

この実現は容易いことではないが、それゆえにトライアル&エラーを実践中の同志会員による「事例報告」や「自社にあてはめて考えるような例会」で学び考える必要がある。

支部単体では難しいので、他支部との共催例会や、報告者招聘を組合せながら少しずつその機会を増やしていきたい。

県南会員の皆様には「他支部の例会」や「各種全国大会(同友会大型イベント)」に参加して頂きたい。同友会が目指す経営の奥深さが垣間見える筈である。

[文]タカマチ産業株式会社
代表取締役 山嵜俊也

栃木県中小企業家同友会

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