No.171_News Topic:栃木のNEWS

News Topic 04 栃木のNEWS
~インターンシップマッチングイベント~

宇都宮大の学生ベンチャー「コラベルト」が主催するインターンシップマッチングイベントが、7月21日(土)に校内の石井会館にて開催され、会員7社、会外1社の計8社が参加した。

本イベントは、宇都宮大学生から同友会に対して「地元で就職を考えている学生に向けてミスマッチのない就職を地元で実現できる環境をつくりたい」とインターンシップ等の説明会を学内で開催したいとアプローチがあり実現した。

栃木同友会では、経営労働委員会が中心となって、インターンシップや採用について学生と企業双方が理解を深める活動として懇談会を2回開催するなど準備を進めてきた。(商い話No.168No.170参照)

学生のアンケート結果では「一社一社ていねいに話を聞くことができた」「近場にどのような企業があるかを知る良い機会になった」という声があり、「ミスマッチのない就職を地元で実現できる環境をつくる」という目的の一部は果たせたのではないかと思う。参加企業各社にはそれぞれ複数名の学生とのマッチングができており、今後具体的な内容・日程調整の上、インターンシップが実施される予定である。

私自身、学生時代に様々なインターンシップに参加し、中小企業経営者の方々と接点を取る活動をしていた。そこで感じたことは「世の中にはこんなにも一生懸命に、そして楽しんで仕事をしている経営者の方が多い」ことを知った。

自分にどんな仕事が向いていて何が出来るか分からないが、決して目立たないけれども魅力あふれる中小企業、特に社長の顔が見える会社に飛び込んでみようと思ったことを今回のイベントを通じて思い出した。

宇都宮大学生が実施した校内アンケートでは、地元で就職したいと考える学生が約50%いるとの結果が出ている。ただし、これには「魅力ある企業があれば」という条件がつくのではないかと思う。

インターンシップ=採用ありきという考えが一般的ではあるが、学生との関わりを持つことで、自社の社会に対する役割を見つめ直したり、そもそも学生に自社の魅力を語れない現実を突きつけられたり…我々にとって学び成長の機会である。ぜひ、学生との関わりの中で、「魅力ある企業」になるべく自社を共に磨いていきたい。

今後もコラベルトと連携して、インターンシップ等の活動を続けていきたいと考えている。10月を目途にマッチングイベントおよびインターンシップ実施の振り返りと今後の展開を検討する懇談会を実施予定である。ぜひ共に活動しましょう。

インターンシップマッチングイベント開催の様子

[文]経営労働委員長 サンプラスチック株式会社
代表取締役 大江正孝

栃木県中小企業家同友会

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