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~鹿沼・日光支部6月例会~

花で皆を幸せにしたい想いで「ありがとうの伝導業」へ

大矢みな氏 写真

大矢みな氏

株式会社花茂 代表取締役であり、現在千葉同友会理事・経営指針委員長を務める大矢さんのお話を伺いました。経営指針委員長ということもあり経営指針に基づいた経営の重要性を話されました。

経営指針に基づくことで、「①経営者の言葉や態度の一貫性が生まれる。」「②日々の行動が変わり結果にフォーカスできる。」「③自社固有の役割や選ばれる理由が明確になる。」大矢さんからは強い目的意識と、自身の役割や使命感を経営指針から感じました。

株式会社花茂は1946年創業。今年78周年を迎える老舗の花屋さんです。現在従業員約20名、売上高約3億円、フラワーギフト小売・卸売のみならず庭のメンテナンスやフラワースクールも展開されています。

戦後間もないころ、おばあちゃんが創業した小さなお花屋さんは地域のコミュニティとしての固有の役割があったそうです。バブル期には今の3倍以上の売上高と100人近くの従業員、会社経営は花の総合商社として拡大していき「金儲け」が主になっていったと語ります。時代の流れで衰退期を迎えたころに、大矢さん自身が代表取締役に就任し変革が始まります。

家族や従業員との大きな軋轢を生みながらも、売上重視から利益重視へと、人を大切にしない経営から大切にする経営へと大きく経営改革をされたそうです。

大矢さん個人の中でも相当な孤独や恐怖との闘いがあり、そんな環境の中でも他責をやめたり、自己効力感を高める行動、脳科学や心理学を学んだりと努力されたとのこと。今、花茂は「ありがとうの伝導業」という固有の役割と「地域に無くてはならない花屋さん」としての存在価値を示し続け、大矢さんご自身も強い使命感をもって会社経営を続けてらっしゃると素敵な笑顔から感じることが出来ました。

グループ討論では「①あなたの人生理念は?」「②どんなことで無くてはならない会社になりますか。」というテーマで話し合いました。皆さん「人のため」というワードや前向きな人生理念を語られ、会社理念に色濃く反映されていました。

当たり前ではありますが経営者自身の価値観変容がその後の無くてはならない価値の創造へと繋がると強く感じる例会となりました。

[文]仲田知史
(株)TNプランテーション 代表取締役

栃木県中小企業家同友会

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