No.126_News Topic:栃木のNEWS

News Topic 01 栃木のNEWS
~10月例会【県央支部・県北支部・東京江戸川支部】~

withコロナ ピンチをチャンスに
~自社の力を発掘し、地域の力を集結する~

報告者:サンプラスチック株式会社 代表取締役 大江正孝氏

令和2年10月27日、県北支部会員のサンプラスチック(株)大江氏を報告者として東京中小企業家同友会江戸川支部10月例会が開催された。今回はZOOMとサテライトによるハイブリッド開催となった。東京・栃木から合わせて約50名が参加した。

サンプラスチック(株)はシュリンクフィルムや帯電防止シートを製造する会社であり、シュリンクフィルムは国内シェアの55%を占める。シュリンクフィルムとはペットボトルのラベルや単行本などを包むフィルムのことである。

東京同友会に所属していた大江氏なので、その縁もあり今回の江戸川支部例会での報告となったわけであるが、現在は栃木同友会に所属し、理事として栃木同友会でも奔走して頂いている。

サンプラスチック(株)の経営理念は「極める」、会社の役割は「商品に新機能を持たせ新市場を創出する」こと。自社の商品・技術を使っての地域貢献はできないか、地域の為に何かできることがないか、大江氏はそのことを常に考えているという。この新型コロナ下においてその想いが結実した。まずは「飛散防止シート」だ。今まで色の付く前の色なしシートは破棄していた。そのシートを利用し飛散防止シートを作成し、県に寄贈した。そして、その縁で県から医療用ガウン作成の依頼を受け、医療用ガウン(商品名「サンプラガウン」)を作成した。帯電防止シートを使った大江氏の土俵の商品だ。試作品をオファーから一両日に作成するというスピード。生産の過程には同友会の仲間に声をかけて実現した。大江氏は「梱包資材を医療分野に転用できた」という。この新型コロナの状況下に、資材メーカーから医療メーカーという他分野の発展への好機にしたことは、経営指針を策定し、地域貢献と自社の商品を日々考えている大江氏だからできたことなのであろう。

経営指針を成文化することの必要性、地域に根差すことの重要性を改めて気づかされた例会であった。また、新型コロナによりこのようなZOOMとサテライトでの開催は今後のスタンダードとなり得ること、ひいては会社・職場において在宅ワークやリモートワークのスタンダード化が垣間見えた例会でもあった。

10月例会ZOOM参加者

県央支部・県北支部・東京江戸川支部 10月例会

[文責]県北支部長 八木澤和良
八木澤社会保険労務士事務所

栃木県中小企業家同友会

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