No.112_News Topic:全国のNEWS

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~第51回中同協定時総会~

「したい事」、「すべき事」、「できる事」。
3つの交わるところがその人の本気スイッチ

広浜中同協会長

挨拶に立つ
広浜中同協会長

去る7月4日から5日にかけて、中小企業家同友会全国協議会の第51回定時総会が東京の京王プラザホテルにて開催された。今回は「明るい未来に向かってスクラム!」をテーマに、19の分科会が開かれた。

私が参加した分科会は青年部活動に関するものであった。「われわれ青年経営者で世界に誇れる日本の未来を創ろう!」をテーマに、中同協青年部連絡会の代表を務める中野愛一郎氏、同じく青年部連絡会の梅田益生氏、そして中同協の事務局次長である池田泰秋氏によるパネルディスカッション形式での分科会であった。まず、冒頭で池田氏から同友会の歴史、青年部活動の盛り上がりから各地で青年部が設立されるようになった経緯の説明があり、それを受けて中野氏と梅田氏がどのように同友会活動に取り組み、いかに自社の経営に生かされてきたかが、コーディネーターの鴫原健太郎氏による絶妙な連携のもと語られた。

その中で、同友会活動に積極的に取り組むと主体性が養われる。経営者である自分に主体性がなければ主体性を持った社員など育つはずもない。
しかし、同友会活動を一生懸命やっていると、当たり前のことではあるが自分の仕事をこなす時間がなくなってしまう。そこで自分の仕事の棚卸しをし、それが自社業務の棚卸しや効率化につながり、会社が良くなっていく循環が生まれるとの話があり、それが私の心に深く残った。

ちなみに中野氏によると、「したい事」、「すべき事」、「できる事」。これら3つの交わるところがその人の本気スイッチなのだそうだ。人が成長するための本質をついている言葉だと思う。その後のグループ討論では各地の仲間たちと熱い議論が交わされ、内容はもちろんのこと、他県のグループ長の実力の高さにもうならさられた。栃木同友会としても一層レベルアップしなければならない点であると思う。

その後の懇親会は例年とは違い、中同協設立50周年祝賀会という形で行われた。あっという間の2時間であったが、こういった重要な節目の年に参加できたことを私は誇りに思う。

2日目の全体会は、株式会社吉村の橋本久美子氏による記念講演であった。女性経営者ならではのしなやかな視点による経営上の様々な工夫の一端を聞くことができ、とても参考になった。2日間という限られた時間ではあったが、とても密度の濃い学びを得ることができた。来年は札幌市での開催となるが、早くも参加の意思を固めつつ、私は会場を後にした。

[文]石川大樹
(株)イシカワ

栃木県中小企業家同友会

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