2024年 新年のご挨拶
Posted on 2023年12月2日(土) 11:00
2024年
あけましておめでとうございます
謹んで新年のお慶びを申し上げます
同友会の学びはジグソーパズルのピース
代表理事(株)シンデン 代表取締役 八木 仁

年始にあたり、「地道に学んでいきましょう!」という話をしたいと思います。
年末の県南の例会では、同友会での学びについて話し合いました。その中で、ある会員の言った一言、「同友会の学びはジグソーパズルのピース」に「なるほど!」と感激しました。
例会では、自社の現状とかけ離れているので、ピンとこないこともあるでしょう。でも、経営者としての色々な体験を重ねているうちに、「あの時、聞いたことだ!」と思い出すこともあります。
企業は多種多様です。ジグソーパズルは複雑になれば、一つのピースをみても、どこの部位かわかりません。特徴的な形をわかるところから組み付けていきます。合わないピースだからと捨てるわけにはいかないはずです。
私は経営者になって31年。同友会に入会して24年になります。一つの課題を解決すると、違う課題が見えてきて、それに取り掛かりという流れで少しずつ変えてきました。同友会の三つの目的のなかには「強靱な経営体質を目指す」とありますが、体質はすぐにはかわらないものです。少しずつ、少しずつ変えていくしかないのです。
「2024年、みなさん地道に学んでいきましょう。」
デマンドプルインフレを目指して
相談役理事(株)フカサワ 取締役会長 深澤雄一

新年あけましておめでとうございます。昨年から引き続き、世界情勢はかなりきな臭い状況が続いております。一方で日本はやっとデフレ脱却と思いきや補助金政策のみで抜本的な手を打てず、この間にGDPでドイツに抜かれ世界第4位に落ちました。
今から50年前、1972年第1次オイルショック当時、私の初任給は4万円でしたが、翌年は5万5千円、更に6万5千円、8万円となり、わずか4年間で所得倍増。この間の物価上昇は170%でした。これはまさしくデマンドプルインフレであり、所得上昇が物価上昇を上回っておりました。今考えれば、よくぞ各企業は生き残れたものです。
30年の長いデフレから今年の3月期に3.5%の物価上昇がありました。デマンドプルインフレを実現するには我々はこれを上回る給与のアップが必要です。
そのためには値上げなどで利益の確保をすることです。今や顧客第一から社員第一に、厳しい時代が続きますが、企業の永続のためには、常に社員の幸福を第一に考えた経営が重要になります。
今年も皆様のご多幸をご祈念申し上げます。
みんなで学べる体質づくりを
副代表理事(株)ウィステリアコンパス 代表取締役 斎藤秀樹

新年あけましておめでとうございます。昨年は5月8日に新型コロナウィルス感染症が5類に移行し、その後の5月22日に開催された定時総会にて、栃木同友会経営指針のご承認を頂きました。
主な柱は①青年部の立ち上げと県外の交流拡大、②経営指針を作る会の参加拡大と社員教育グループの立ち上げ、③他同友会との交流を踏まえた例会の質の向上・交流の進化、④役員研修の充実、⑤事務局体制の安定化・次世代人材の検討と他同友会との連携による機能の充実、です。昨年は①②③⑤に関われたものの、関わり方が分散してしまった感がありました。
昨年は同友会の学びを自社で実践した結果社員の採用と共育も進み、今年は私自身、同友会活動を一層深めることができる状態となりました。
本年は、栃木同友会がわくわくする未来に向かって「みんなで楽しく」学んで、共に成長できる場であり続けるために、第一に⑤、次に③に注力して参りたいと思います。
皆さま、本年もどうぞよろしくお願い致します。
「学び方を学ぶ」原点に立ち返る年に
副代表理事(株)イシカワ 代表取締役 石川大樹

みなさん、新年あけましておめでとうございます。2024年は未だ終息の兆しさえないウクライナ戦争をはじめとする世界情勢はもちろん、わが国においてはいよいよ金利上昇期に入った可能性があり、我々中小企業にとっても予断を許さない幕開けとなったように思います。
同友会では経営に関するさまざまなことを学べますが、最も根源的なことは「学び方を学ぶ。」ということに尽きると思います。このように混沌とした今のような時代こそ原点に立ち返ることが重要になるのではないでしょうか。
私は副代表理事と青年部長を務めさせていただいておりますが、今年一年、そのことをテーマに据えて会の運営に携わっていけたらと考えています。また、私事ではありますが今年は年男ですので例年にも増して頑張っていく所存です。
みなさんのご協力と各行事への積極的なご参加をお願いしつつ、新年のご挨拶とさせていただきます。
「わからない」が言い合える同友会を
常任理事 県央支部長(株)総研 代表取締役 小岩圭一

新年あけましておめでとうございます。
昨年一番印象に残った例会は、「わからない」が言い合える教室づくりによって、困っている子に寄り添う文化が定着し、子供達が互いに成長していく過程が描かれたNHK・Eテレ「特集 輝け二十八の瞳 学び合い 支え合う教室」を視聴し、討論をしたことです。
私の受けた教育では、「わからない」を恥ずかしいことと教わりました。ですからわかったふりをし、周囲にはわからないことを悟られないようにしていました。
しかし、経営のなかで多くの「わからない」事柄に遭遇し、これに対処していくのが経営者の役割の一つと考えた場合、日頃から「わからない」を探し、これを仲間と楽しく考えることが大切なことであると気づかされました。
今年は私から「わからない」を率先して発信しようと思います。そして「わからない」が多く飛び交い、学び合い支え合う同友会の文化を育てていきたいと思います。