No.126_News Topic:シリーズ「同友会」って「どうゆうかい」?

News Topic 04 シリーズ
~「同友会」って「どうゆうかい」? その4 ~

中小企業家同友会の理念

みなさま、今年のフォーラムはいかがでしたでしょうか?このコラムを書いている時点で、第2回目までが終わりまして、次の3回目がラストです。フォーラムをお楽しみいただけていれば幸いです。

フォーラムの第1講は東京同友会の林事務局長が今我々が置かれている状況を超高速で語りました。その中で、同友会には「中小企業における労使関係の見解」(労使見解)があるということが語られました。

実際に「労使見解」を読んでいただければわかると思いますが、このなかには人との関わり合い方が書かれています。経営者は人としてどのように社員と関係を持つのか、どういった心構えでかかわるのかを真剣に考え、討論し、文章化したものです。

人としてという見方で世の中を見れば、色々見落としているものがあるのに気が付きます。経営者としてどうあるべきか。経営者の生き方としてどうしていくのか。「労使見解」はそれを教えてくれます。

「労使見解」には「経営者である以上、いかに環境がきびしくとも、時代の変化に対応して、経営を維持し発展させる責任があります。」と書かれています。この責任を果たすためには、経営者は「同友会3つの目的」のその2「良い経営者」になる努力が必要になります。

「同友会は、中小企業家が自主的な努力によって、相互に資質を高め、知識を吸収し、これからの経営者に要求される総合的な能力を身につけることをめざします。」

良い経営者になる。ここにもいくつかのキーワードがあります。「自主的」、「相互に」、「知識を吸収し」、「総合的な能力」あたりです。

「自主的」は同友会のキーコンセプトです。自分の意志でやる。「3つの目的」の全てに出てきます。「相互に」というところも同友会らしい。一方通行の教えじゃない、双方向の学び、違う者同士の関わることで生まれるものです。

「知識を吸収し」は、知識を得て自らのものにしようよということです。ただ聴くだけではない、ここには実践が必要であるという言葉が隠れています。

「総合的な能力」というのは、言ってみれば文武両道。生き延びる力。現実に即して変わり続ける力です。「グタグタ言っているぐらいなら、経営者自身が学べ!変われ!実践しろ!」とやさしく説いてくれます。

実際には、どう学ぶのか?という疑問があるかと思います。実感するためには、フォーラムや例会に参加してみてください。

今年のフォーラムの超高速なアナウンサー風の林さん(東京同友会事務局長)の現在の環境分析のお話、小沼さん(絆アセットマネジメント社長)の経済アナリストの目から見た日本と世界との話、会社を良くする経営指針を20年続けている玄地さん(宮城同友会代表理事)の話をお聴きだった方も多いと思います。フォーラムをキッカケに、そこから自分を育ててみましょう。

入会しているだけで、学べるわけではありません。自分から積極的に例会等に参加して学びましょう。特にフォーラム3回目の玄地さんが語る、「経営指針をつくる会」は中小企業経営の入り口になります。栃木同友会でも毎年5ヶ月をかけて経営指針を学んでいきます。興味がある方はお問い合わせください。

フォーラムに参加されていない方でお三方の話を聴き逃した方は、栃木同友会事務局に問い合わせください。DVDが入手できます。

さあ、みなさん、自ら学びましょう。

[文責]専務理事
石綱知進

栃木県中小企業家同友会

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