『 商い話 』カテゴリーの投稿一覧

No.112_News Topic:とちぎのNEWS

News Topic 02 とちぎのNEWS
~2019年度第3回県央支部例会~

「経営の基礎知識(PL/BS)編
~利益の出し方を学びましょう~」

報告者: こいあい税務会計 片平芳明氏

片平芳明氏

片平芳明氏

7月3日に第3回県央支部例会が宇都宮市東市民活動センターで開催され、18名が参加した。今年度の県央支部は経営者としての正しい現状認識を持ってもらうことをテーマの一つとしている。今回はこいあい税務会計の片平氏から、損益計算書の基礎について制度会計と管理会計の違いと変動損益計算書の特徴について、「変動費」、「固定費」、「限界利益」等の重要な財務分析指標の説明を踏まえながら報告があった。また、参加者は架空の損益計算書を用いながら実際に変動損益計算書へ変換する作業を通じて、業種業態による収益構造の違いや損益分岐点となる売上高の把握についての理解が進み、多くの気づきが得られた例会となった。自社の強靱な経営体質をつくるため、自社の事業の特性を把握したうえで、目標を定め、これに向けた正しい手段や方針の決定をするためにも、客観的且つ明確な財務状況の理解が大前提であることが再認識させられた。今後も県央支部では定期的に財務関係の例会を開催していく方針であり、是非多くの方に参加していただきたい。

[文]小岩圭一
(株)総研

No.112_News Topic:とちぎのNEWS

News Topic 03 とちぎのNEWS
~県南支部7月例会~

中小企業経営者の8割が知らない17の目標

講演者: 白鴎大学 経営学部教授 小笠原伸氏

小笠原伸氏

小笠原伸氏

7月24日、小山市おやまーるにて県南支部例会が開催された。小笠原先生は、私達に何度も「会社の事業と行っている貢献活動は関係がありますか?」と問いかけた。SDGs(エスデージーズ)は、新聞でさかんに取り上げられつつあるが、昨年の経済産業省の調査では中小企業の経営者の8割が知らないというものであった。 SDGsとは、2015年に国連で取り上げられた「2030年までの『17の持続可能な開発目標』」である。細かなところは省くが、これが今ビジネスの社会に大きな波となってきているのだ。 先生には、具体例を数多く取り入れて話しをいただいた。ある石けん販売の会社が、 SDGsにある目標を掲げ、その姿勢に共感する人々の指示を受け、販売を伸ばしていた。それに呼応するように、業界のトップ企業も追随しSDGsへの取り組みを始めている。私も自社の取組を検討し、同時に業界の動向に注目しておかなければならないと思った。 副支部長のタカマチ産業の山嵜専務は、最後に「我々が自社を考えるとき、何を売っていくかという科学性、社員さんとの関係人間性、そして社会性、会社の事業と社会との関係をどう考えて行動するか?それは、まさにSDGsの方向性と一致していますね。」という感想でまとめた。

[文]八木 仁
(株)シンデン

No.112_News Topic:とちぎのNEWS

News Topic 04 とちぎのNEWS
~鹿沼・日光支部7月例会~

障害という概念をなくすために!
~想いをかたちに、ミンナのミカタになる決心~

報告者: (株)ミンナのシゴト(ミンナのミカタぐるーぷ)
代表取締役 兼子文晴氏

兼子文晴氏

兼子文晴氏

7月24日、鹿沼商工会議所で鹿沼・日光支部7月例会が開催された。兼子氏は、全国の障害を持ったミンナのミカタになるというビジョンを掲げて、2013年6月に鹿沼市にて創業。ミンナと共に育ち(GROW)人と企業と地域をつなげる(LINK)、GROW−LINKが企業理念。得意な営業力を活かして、全国のナカマ(障害福祉施設)のために仕事の受注窓口を作り、福祉専門のIT系BPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)を行っている。一人一人が輝けるように、様々な活躍ができる仕事の場を用意したいと話す兼子氏の想いと覚悟が伝わってきた報告だった。

“一人一人違う人をどう活かすか”をテーマに行ったグループ討議では、個性を活かすことの大切さは、すべての人に言えるのではないか?社員の適材適所を見抜くのは経営者の仕事など、様々な意見が飛び交った。

最後の質疑応答で、兼子氏が、『違いを認め合っていると、違いがわからなくなる』と言った言葉がとても心に響いた。

[文]神戸真弓
NPO法人CCV

No.111_目次

発行日:2019年 7月31日
発行者:栃木県中小企業家同友会
〒321-0968 栃木県宇都宮市中今泉2-3-13
TEL 028-612-3826 FAX 028-612-3827
E-mail:t-doyu@ninus.ocn.ne.jp
URL:http://www.tochigi.doyu.jp/
企画編集:広報委員会 印刷:有限会社 赤札堂印刷所
※左の画像をクリックするとPDF版がご覧いただけます。

No.111_News Topic:栃木のNEWS

News Topic 01 栃木のNEWS
~栃木同友会6月例会~

「令和」を生き抜くために

講師: 駒澤大学経済学部教授 吉田敬一氏

吉田敬一氏

吉田敬一氏

栃木同友会では、昨年に引き続いて、駒澤大学経済学部教授の吉田敬一氏に登壇いただき、この時代を生き抜くための貴重なお話を報告いただいた。

いま、世界では、米中貿易戦争、EUの社会的・経済的混乱、環境問題などの大きな問題を抱えており、また日本国内においても、消費増税の問題、少子高齢化からくる人口減少とそれに伴う内需の縮小があり、その他にも多様な問題を抱えている。

このような時代にも持続可能な形で地域の人々の生活・文化を支えている企業がある国々が存在する。そこには、暮らしている地域を離れず、地域の生活を守り、暮らしている人々が生きていける活動をしている人々がいる。それは大企業ではなく、地域に根を張ったファミリービジネスという形や、地域の特徴を生かしてその地域で生きるための仕事を行なうという中小企業の姿だ。日本にも三方良しと言われる「客良し、店良し、世間良し」という考え方を持って商売をする商人たちがいた。今の時代にもそういった考え方は、企業経営に活かせるものだ。
そんな会社にするためには、社長が借り物ではなく、自分自身の言葉で自分たちは何のために仕事をしているのかを社員やお客様に語れることだ。そのうえでお客様は何が欲しいのか、どうしたらそれを提供できるのかをしっかり見極めることが必要である。

また、自社の本業に徹することでの自社のレベルアップをし、よい商品・サービスをお客様に提供していく。そのためにも、「良い経営者」となり、社員と一緒に育つ環境をつくり上げ、中小企業家らしい「良い会社」にしていく必要がある。

さらに、時代の変遷が目まぐるしい現代、ただ本業に徹しているだけでは生き残ることはできない。今後、本業に徹するのか?本業の定義を広げて業態を変えていくのか?まったく別な業態に転換して本業を脱していかなければならないのか?それぞれの立場で現状を把握し、自分の頭で考える必要があると吉田先生は語る。

これらの多くの問題を一人の力で解決していくことはなかなかに難しい。同友会では自分の経営課題に対して、経営の実践を通じた先駆者の知恵を借りることができる。また、経営者自身が自分の力を同友会の仲間とともにつけることによって経営に深く取り組んでいくことができるようになる。そのためには、経営指針をつくったり、同友会の例会や交流会において、自分とはことなる考えをぶつけあうことによりいろいろな考え方の違いに気づき、それぞれの課題解決につながってゆく。同友会を有効に活用することが先行き不透明な時代を乗り越える力になると筆者は感じた。

6月例会開催の様子

真剣に聞き入る参加者

[文]林弘子
(株)アシスト関東

栃木県中小企業家同友会

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