Posted on 2019年6月9日(日) 10:00
News Topic 02 栃木の話題
~2月県中央支部例会~
パワーハラスメントを考える
宇都宮市東市民活動センター 参加者10名

斎藤丈威氏
2月13日(水)パワーハラスメントを考える〜社会問題化するパワハラ問題を考え、パワハラとは何かを知る〜をテーマに斎藤丈威支部長の報告を軸に車座となって座談会を行った。まず「パワーハラスメント」とは、同じ職場で働くものに対し職場内の優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える。また、職場環境を悪化させる行為とのこと。具体的には1.精神的な攻撃。2.身体的な攻撃。3.過大な要求。4.人間関係からの切り離し。5.過小な要求。6.個の侵害の6類型に分類される。さらに4つの段階にエスカレートし少々の違和感から、不快感に、更には怒り、嫌悪感の段階に進む。実際いじめ・嫌がらせに関する相談件数は10年前の2万件から現在は7万件と急増しているとの報告があった。
今の若者は自分の気持ちが一番大事
参加していたY氏は「私が相談を受けた事例では、部下が仕事をする力量が上がってきたと判断した上司が一段階上の仕事を与えたがなかなか上達しない。君ならできると励ましたがそのことが3.過大な要求と認識されパワハラを理由に退社した」とのことだった。しかし、仮に力量が上がってきた部下に一段階上の仕事を与えずにいれば上記の5.過小な要求によりパワハラで訴えられてもおかしくない。上司にしてみれば実に不条理な話だということになる。Y氏はこれまでの体験から、現代の若者は「やりたいことをやりなさい」「自分の気持ちが一番大事だ」と育てられているから、感情が何より大切になる。叱られた時点で感情がマイナスになると、それ以降の話は入っていかない。そこから先はパワハラに向かう4つの段階を進むだけである。彼らが感情的になっていると判断されるときには「今、彼らはライオンになっていると思うこと」そして、「文字や文章にてわかりやすく伝えること、更に、今の仕事がどんなことに繋がっているのか具体的に話してあげること。そういった面倒くさいことを丁寧に行っていくことです。」とのアドバイスをいただいた。個の時代と叫ばれ、社会人として育てあぐねる若者も急増している。こうしたパワハラ問題の根っこにある課題に真摯に向き合う姿勢が必要である。
Posted on 2019年6月9日(日) 09:00
News Topic 03 栃木の話題
~障がい者就労支援部会 現場見学例会~
かき揚げが絶品!おらがそば茶屋を訪問
社会福祉法人こぶしの会 おらがそば茶屋(芳賀町)
2月19日(火)芳賀にある「おらがそば茶屋」にて現場見学例会が行われた。こぶしの会はどんなに障害が重くても利用できる作業所を目指して1970年に生まれた。現在では職員130名を擁し宇都宮・芳賀・真岡・上三川に6施設と8か所のグループホーム、市貝に食堂、そして芳賀に「おらがそば茶屋」を運営している。当日はチャレンジセンター長の和田洋氏と主任代行就労支援員の小野敦生氏から報告をいただいた。
宇都宮では先駆的な存在であるこぶしの会だが、設立から40年目に入り、利用者と親の高齢化が進み、新たな課題が生まれている。
一つには「おらがそば茶屋」は2011年にコンビニの跡地につくられた。当時はメイン道路に接したロードサイド店だったが、新道路がつくられると交通量と共に客足も減っている。もう一つには、この間、2006年に施行された障害者自立支援法(障害者総合支援法)により、就労作業所も大きく形を変えたということ。時代の流れによって取り組むべき課題が変わり、作業所の形も変わっていく必要がある。そんな中でも基本を忠実に守り、丁寧に仕事をする「おらがそば茶屋」の皆さんは素晴らしい仕事をしていた。皆がこぞって頼んだ盛りそばとかき揚げのセットは、温かい天つゆと冷たいそばつゆが添えられ、その味と心遣いは参加者を唸らせた。同友会会員の皆様には是非この美味しいおそばを食べていただきたいと思った。

おらがそば茶屋 見学例会
Posted on 2019年6月8日(土) 11:00
News Topic 01 栃木の話題
~2019新春講演会/鹿沼・日光支部設立総会 鹿沼商工会議所アザレアホール~
日光鹿沼支部設立総会

佐藤信鹿沼市長

斎藤秀樹支部長
平成31年1月24日、栃木県同友会に新たな支部が設立された。他県同友会からのお力添えもあり、83名の参加による講演会/設立総会となった。会は栃木同友会代表理事八木仁氏の開会挨拶、鹿沼市長 佐藤信様の来賓挨拶、その後新春講演会が行われ、鹿沼・日光支部設立宣言に繋げられた。
鹿沼・日光支部準備会は、昨年2月より毎月の例会を重ね、仲間を増やし、周辺の会社訪問で地域の課題を掘り起こし、論議を深めながら設立の日を迎えた。斎藤秀樹支部長は「鹿沼・日光は栃木県内に於いても人口減少が著しい地域ですが、一方同友会メンバーの企業連携によって新たに雇用が生まれ、移住者が増える取り組みも行われています。私たちは地域の10年後、30年後を見据え、この地で人が豊かに生きていくために、どんな課題があって、何をしていかなければならないのか、そういったことを率直に話し合える場をつくり続けて参ります。」と力強く鹿沼・日光支部の設立を宣言、22名での発進となった。
2019新春講演会

(株)幸呼来JAPAN 石頭悦氏
設立宣言に先立ち行われた栃木同友会2019新春講演会では、岩手同友会の株式会社幸呼来JAPAN 代表取締役 石頭悦(いしがしら えつ)氏を報告者に迎え【「さき織」で岩手から世界へ!】~社員と共に付加価値を生み出す地域実践~と題して講演が行われた。
・・皆さんは『さき織』をご存じだろうか。「裂き織」と書き、着古した着物を裂いて織り直し、帯などに仕上げて再利用する、という江戸時代から東北地方にある伝統技術である。石頭氏はこのさき織を高等支援学校に訪問したときに知り、そしてさき織に魅かれた。支援学校でさき織の技術を学んでもその技術を活かした就職の場所がないと知り、さき織の事業を立ち上げる。しかし経営は順風満帆というわけにはいかなかった。障がい者の就労に関する考え・想いが、石頭氏と福祉を専門で学んできた従業員では違っていたのだ。石頭氏の「障がい者が楽しく働く職場にしたい、事業として成功させたい」という想いと、「障がいを持っている方には気持ちを一定に保つことが大切で、楽しく嬉しくという感情の起伏があるのはかえって良くない」と考える従業員。そんな考えの違いがあれば従業員が辞めていくのは必然だった。今度は自分の想いの丈を伝えて従業員を雇い入れた。同じ想いの従業員を雇い入れたのだが、今度は自分自身の考えに揺らぎが生じた。企業経営と、障がい者の就労への想い、さき織への想いが迷走し、従業員たちとの間に溝ができてしまった。この時期、同友会とは距離を置いていた石頭氏であったが、再度同友会に入会し、改めて「何のために」を考えることとなる。そして障がい者とともにさき織を事業としてやっていくことを確認するに至った。伝統技術の継承「裂き織」、障がい者雇用「活きる職場」、企業残反処理問題「リサイクル」。この3つ柱を基に日々活動を続け、2018グッドデザイン賞を受賞、また、オニツカタイガーとのコラボ事業の大成功など、日々の活動・想いが認められていった。・・同友会に学び経営指針を策定実践していくことが揺るぎない経営に繋がることを学ばせて頂いた大変勉強となる講演であった。
[文]県北支部長 八木澤和良
(八木澤社会保険労務士事務所)
Posted on 2019年6月8日(土) 10:00
News Topic 02 栃木の話題
~青年部設立準備会発足にあたり~
青年部員募集中!
栃木県中小企業家同友会青年部設立準備会会長
(株)イシカワ 石川大樹
昨年の11月16日におこなわれた栃木同友会フォーラムにおいて、青年部設立準備会の発足を宣言させていただきました。この宣言は文字通り、栃木同友会において青年部を設立すべく、その準備をする動きをスタートさせるというものです。
他都道府県の同友会では、青年部がある方が割合として圧倒的に多い。やはり青年経営者、またはその予定者に合った学びの場が必要だからです。
私は2010年に栃木同友会に入会し、県内の例会だけでなく、たくさんの全国行事に参加してきました。そうした中で、次第に他地域の、それも同年代の同友会仲間が増えてきました。地域や業種は違っても、自分の会社を良くしたいという想いは同じです。想いを共有する仲間が一堂に会し、勉強会を開催し学びを深めていく。勉強会が終われば懇親会で酒を飲む。想いを共有した者同士で酒を飲めば悩みはみんな同じなんだということに気付くことができます。社内で言えない、友達にも言えない。私自身も含め、そんな悩みを抱えている者にとって本当に素晴らしい時間を過ごすことができます。ならば、この素晴らしさを栃木のみなさんにもに伝えたい。それには栃木同友会にも青年部を創るべきなのではないかと思うようになりました。
私は、昨年から関東地域の青年部長会議に栃木同友会の代表として出席させていただいています。青年部を立ち上げるために必要な事や、動き出してからどんな例会をしていったらいいか。そういったことを学べるからです。関東地域の仲間がたくさん増えて、みなさん「栃木に青年部ができるなら素晴らしい!私達にできることはなんでも協力するからいつでも声をかけてね。」と言って下さるのです。感謝はもちろんですが、この時の空気感をみなさんに伝えたいのです。文章だとなかなか伝わりにくいですが、「熱い」のです。その熱を栃木同友会のみなさんにも味わってもらいたいのです。その熱さをもって仕事をして、自分の会社をいい会社にし、地域が活性化する。これこそが我々中小企業家に課せられた使命であり、やりがいにつながるのだと私は確信しています。
2019年度は青年部に所属する会員さんを募り、例会をスタートさせるところまで準備を進める予定です。そして、2020年度の総会で青年部発足という流れで今後進めていこうと思っています。青年部の入会資格は2つあります。1つは自分の会社を良くしたいと強く思っていること。もう1つは45歳以下であること。該当する会員さん、ぜひみんなで学びあいましょう。また、該当する後継者がいる会員さんにお願いです。その方をぜひこの場に参加させてください。ゼロからのスタートなので当初は拙い運営になるかもしれませんが、熱は必ず伝えます。そして、栃木同友会になくてはならない、素晴らしい会にすることを約束します。皆様の積極的なご参加、ご協力をお願いして青年部設立準備会発足のご挨拶とさせていただきます。
Posted on 2019年6月5日(水) 11:00
News Topic 01 全国のNEWS
~「人を活かす経営」全国交流会 in 宮崎~
第6回人を生かす経営全国交流会in宮崎が9月13日から14日にかけて開催された。
1日目は「『人を生かす経営』の総合実践を-地域の担い手として-」というタイトルで、4人の報告者によるリレー報告が行われ、中同協・人を生かす経営推進協議会代表加藤明彦氏((株)エイベックス会長)より、「地域の担い手として中小企業の役割を自覚し、よりよい社会実現へ向けて、『人を生かす経営』の総合実践をどのように進めていきますか?」という問題提起がなされた。
グループ討議の中では、経営者の覚悟とは、社員の人間としての成長、労働環境の改善、能力が最大限に発揮できる機会の提供、といった討議が行われた。さらに討議が深まり、社長も社員も地域の一部だと認識することが大切、社員も本業の中で地域貢献に繋がる業務を担当し「地域から必要とされている」と感じられるような仕事にすべき、といった討議に至った。
2日目は、二つの基調報告が行われた。一つ目の基調報告が、宮崎同友会代表理事田原敬介氏(宮崎食研(株)代表取締役)より、「豊かな未来をひらく中小企業 ~宮崎同友会ビジョンづくりで明確になったこと~」と題して、宮崎同友会のビジョンづくりについて報告が行われた。特に強調されていたのが「中小企業は地域のインフラである」という視点を持つことであった。
二つ目の基調報告は中同協専任講師松井清充氏より「『地域のインフラ』を担う中小企業の姿~全国の実践から~」の報告を頂いた後、「『地域のインフラ』を担う経営者集団へ 同友会として、どのような活動をしていきますか」とのテーマでグループ討議が行われた。
今回の交流会にて、私自身は人間尊重の経営と地域を良くしていくための中小企業の行動についての繋がりを学ぶことができた。この学びを自社へ持ち帰り実践し、栃木同友会へその実践体験を伝えて行きたいと感じた。
[文](株)ウィステリアコンパス
斎藤秀樹