No.74 代表理事就任のごあいさつ

中小企業の活性化による内需拡大を

代表理事
山 中 重 雄
(株式会社こぶし急便 代表取締役)

この度、栃木県中小企業家同友会 第28回定時総会において代表理事に就任いたしました。経済状況の変化の厳しい時期に就任し、大きな責任と使命を感じております。

世界経済のグローバル化に加え、円高から円安の影響もあり、上場企業は利益が出ているようですが、日本国内を拠点とする中小企業は、産業の空洞化をはじめ少子高齢化問題、TPP問題等が企業経営に及ぼす影響は計り知れません。このように日本経済の二極構造化がいよいよ顕箸になる中、従来型の大企業中心の産業政策ではなく、中小企業の活性化を中心に捉え内需を拡大する産業政策への転換が望まれます。

今年創立28周年を迎える栃木同友会ですが、「良い経営者を目指し、共に学び、共に育とう」をスローガンに掲げ、活動を展開します。どんなに厳しい経営環境下でも経営を維持し発展させるのが経営者の責任とする労使見解の精神を今こそ発揮して自主・民主・連帯の精神で良い会社、よい経営者、よりよい経営環境づくりにまい進し、地域に新たな仕事や雇用を創り出しましょう。豊かな地域社会づくりのためにも、栃木同友会が組織を強化し会員も増やしていかなければなりません。同友会のすばらしさを知って頂き、増強に繋げましょう。

百匹目の猿
〜「思い」が世界を変える〜

代表理事
八  木   仁
(株式会社シンデン 代表取締役)

表題は経営コンサルタントの船井幸雄氏が1996年に出版した本のタイトルです。この本をまとめると以下の通りです。

宮崎県の幸島(こうじま)という小さな島の猿山の、一匹のメス猿が、餌のサツマイモの泥を水で洗って食べはじめます。それを仲間の猿がマネをし、その行動がその集団の「ある数」を超えた時、急激に広がっていきました。さらに、300㎞ 離れた大分の高崎山の猿山にも伝播しました。その現象を取り上げ、解説し、さらに経営者として考えてほしいということが述べられています。

その本の中、よい会社(組織)として成長していくには、船井氏は、学び、人を育てることの重要性も挙げていました。

栃木県中小企業家同友会も、真剣に学び、企業では社員と共に育ち合うことを真情として、自社を盛り上げようという人が、少しずつでも増えていき、「ある数」を超えたら、組織が充実し、各方面に良い波動を発信していく組織になると信じています。

本年度も、代表理事をやらせていただきますが、真剣に学び、学んだ成果を経営に生かしていけるような組織を目指し、頑張っていきます。皆さんも頑張っていきましょう!よろしくお願いします。

キーワードは、「先ずは、自分自身が変わる」です。

栃木県中小企業家同友会

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