No.140_News Topic:栃木のNEWS

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~鹿沼・日光支部11・12月例会~

鹿沼・日光支部11月支部例会

「食のプロ専用卸売市場メトロの撤退」より、
地域課題に向き合う中小企業の連携を考える。

大栗淳氏写真

(株)八丁の湯
大栗淳氏

行廣智明氏写真

(株)行廣国アカデミー
行廣智明氏

鷹羽知子氏写真

大倉ホンダ販売(株)
鷹羽知子氏

2021年11月25日に、鹿沼商工会議所とZOOMによるハイブリッド形式で支部例会が行われた。今回のテーマは「食のプロ専用卸売市場メトロの撤退」だが、メトロに限らず地域のインフラを担う事業者が撤退した場合、残された中小事業者はどうすべきか、更に、このような地域課題を解決するためには何が必要か、経営者・従業員それぞれの立場で考える車座討議を行った。

最初に3人の会員より、「メトロ撤退」についてのコメントがなされた。鷹羽氏/大倉ホンダ販売(株)からは、これを機会に地産地消を従来以上に挑戦すべきで、新鮮であり、付加価値(ストーリー)も付けやすく、流通コストも安く済む。更に、近隣事業者の加工設備を使わせてもらえば、新しい加工や流れができるのではないか、との意見が出された。ゲストの大栗淳氏/(株)八丁の湯からは、メトロ撤退の影響は周辺事業者で困っているが、同様の問題として、東武バスが日光から撤退しているとこもあり、お客様が来なくなってしまう問題もある、という切実な現状が共有された。行廣氏/(株)行廣国際アカデミーからは、インフラと言えば自社が産業として属する学校自体もインフラであり、仮に学校が無いと地域が衰退するという意見が出された。更に、外国人留学生の生活がコロナ禍で生計を成り立たせるために、地域の農家と外国人留学生の困りごとを同時に解決するために、地域と農作物によって繁忙期と閑散期が異なる農家と働ける場が無くなり困ってしまった外国人留学生のマッチングを図った事例を語っていただいた。

三人の事例を踏まえたコメントを皮切りに、地域の中の困りごとをどのように受け止めるかの討議が行われた。大企業は儲からない地域からは撤退し、地域問題が加速する。地域問題は1社だけで解決することは困難であるため、地域問題を地域の中小企業が本業と本業の延長線上で連携しながら受け止め、地域の若者や移住者、外国人に対して、この地域の未来を明るくしていく姿勢を見せていくことが、地域の中小事業者にとって大切であるとの意見となった。

鹿沼・日光支部12月支部例会

「新しい教育の形・ほわっと自然学校」

2021年12月23日に、鹿沼商工会議所とZOOMによるハイブリッド形式で支部例会が行われ、ほわっと自然学校松本聖宣氏より報告が行われた。

松本氏たちは小学生を対象にしたフリースクール「ほわっと自然学校」の準備を進めており、従来の教育制度とは一線を画すオルタナティブ教育で、幼稚園を対象にしたものはあるが小学生を対象にしたものは栃木県近隣には無く、保護者の間ではこのような教育の場の設立を望む声が多くあった。

松本氏の報告から中小事業者として地域に開かれた教育に向き合えることとは何か、中小事業者が本業の延長線上で子供たちの学習に関わる意義を考える機会となった。

鹿沼・日光支部12月支部例会開催の様子

[文責]斎藤秀樹
有限会社 ウィステリアエステート

栃木県中小企業家同友会

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